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Posted by ミリタリーブログ at

2025年03月01日

悲しく、寂しい.....RIP

 元LAPDサージャント(バッジ#178)で小説家でもあったジョセフ・ウォンボー氏が2月28日に88歳でカリフォルニア州ランチョミラージュの自宅で逝去されました。

 ジョセフ・ウォンボー氏といえば、1960年にLAPDに奉職し1974年にサージャントランクでリタイア、在職中から小説を執筆し、『センチュリアン(原題:The New Centurions)』、『クワイヤーボーイズ(原題:The Choirboys)』、『オニオンフィールド (原題:The Onion Field )』、『ブルーナイト(原題:The Blue Knight)』 など多数の著者であり、これらは映画にもなり、TVドラマ『ポリスストーリー』のアドアザーなどなどLAPDには欠かせない人物でした。



 LAPDミュージアムにディスプレイされているジョセフ・ウォンボー氏のサージャント#178バッジ。



訃報が続いてしまいました.....

 米国の映画俳優ジーン・ハックマン氏95歳が2月17日にニューメキシコ州サンタフェの自宅で奥さんと一緒に亡くなっているのが発見されました。

 ポリスムービーファンにとっては1971年の『フレンチコネクション(原題:The French Connection)』のポパイ刑事が印象的ですが、他にも『俺たちに明日はない(原題:Bonnie and Clyde)』などなど脇役としても強烈な印象を残しました。
(2014年11月4日付けでフレンチコネクションやポパイ刑事が映画で使用したNYPDの実物デェテクティブバッジ#373について取り上げています。)



※ 私ごとですが、現在体調不良ですがこれらの訃報を取り上げないわけにはいきませんでした.....RIP
  

Posted by Kent Space at 18:15Comments(2)From U.S.A.

2024年10月05日

LAPD 第59代 チーフ オブ ポリス 誕生!

 2024年10月4日カレン・バス ロサンゼルス市長は、ジム・マクドネル氏をLAPD 第59代 チーフ オブ ポリスに任命しました。
 マクドネル新チーフは、現在64歳で1981年21歳でLAPDに奉職、その後Det. I→Det. II→Det. IIIを経験した後順調に昇進して2002年に42歳の若さでファースト・アシスタント チーフ☆☆☆に昇進、2010年にLAPD退職後にロングビーチPDのチーフ、2014年LASDのシェリフに選出されましたが2018年の再選を逃しています。
 今回のLAPD新チーフ選には最終選考に3名が残り、結果としてマクドネル氏が選出されましたが、今後ロサンゼルス市は、2026年のサッカーワールドカップ、2028年のLAオリンピックなどのビッグイベントが控えており、その手腕が期待されているようです。
Photo by LAPD
  

Posted by Kent Space at 18:02Comments(0)From U.S.A.

2024年09月20日

続:LAPDの決断 & カスタムモデル.....?!

 前回アップしたLAPDアウターキャリアベストの採用記事を見てくれたオフィサーQが興味ある情報を送ってくれました。
 オフィサーQもアウターキャリアベスト(Load Bearing Vest:対荷重ベスト)を購入したとのことで、着用している画像を送ってくれました。
 このベストは;、ポイントブランク社製LAPD特注モデルでベスト本体$299、そのほかオフィサーQは、G & G社製手錠ケース 1 つ、ショート バッテリー ラジオ ポーチ 1 つ、止血帯ポーチ 1 つ、OC スプレー ポーチ 1 つで合計約 $490で、ベストはオーダーしてから納品まで2 ~ 3 か月かかるそうです。
 画像左側がベストの切り欠きタイプのモールに各種ポーチ類を取り付けていない状態で通常のリグを着用、右側がモールにポーチ類を取り付けた状態ですが、LAPDはユニフォームシャツのデザインを踏襲したタイプを採用したようです。

Special Thanks LAPD Officer Q:



 さらなる、オフィサーQからのお知らせには驚きました!
 2024年6月3日付けの当ブログで、彼がサービスガンとして1911ベースの "スタッカート P" をキャリアしているとお伝えしましたが、なんと! さらに、"スタッカート XC" のLAPDカスタムモデルを購入したとのことです。
 銃の左側スライドには "LOS ANGELES POLICE DEPARTMENT"、右側フレームには ”LAPD XC” が刻印されている特注モデルで、 価格は、銃本体のメーカー価格が$4,800、ドットサイトが$660、ドットサイトプレートが$140、ウエポンライトが$370、ホルスター$280で計$6,250とのことです。 さらにさらに、スタッカート製のナイフ$330も追加購入したとのことです。

Special Thanks LAPD Officer Q:



 さて、9月29日(日曜日)開催予定の "ビクトリーショー" に参戦するため残暑バテの体調を整えていますが、準備はまだまだです。
 今回は5月の渡米でレアな実物アイテム達を入手してきましたが、円安をモロに被ってしまい価格に反映させなくてはならず、心苦しい限りではあります.....。
  

Posted by Kent Space at 02:06Comments(0)From U.S.A.

2024年09月08日

LAPDの決断.....?!

 まずは言い訳から....久しく当ブログの更新を怠っていましたが、帰国後右目白内障を手術したことにより2ヶ月は養生期間であったこと、さらに、脳ミソが酷暑バテしてしまいサボってしまいました.....。
 前回の更新でリクエストくださいと告知しておきながら、いただいているリクエストにお応えしていない始末ですが、今回LAPDの歴史上大きな変革がありましたので、今回そちらを先にお伝えしたいと思います。

 それは、いつもレアな情報を届けてくれる仲間からのもので、LAPDでも遂にアウターキャリアボディーアーマーの着用を制式に承認したというものです。
 これまでLAPDのオフィサー達はインナーボディーアーマー(いわゆる防弾チョッキ)をユニフォームの下に着用していましたが、今回ユニフォームの上に着用するアウターキャリアボディーアーマーを自費購入することを承認したとのことです。
 これは、ポリスオフィサー達共通の持病とも言われる ”バックペイン”(腰痛症)を防ぐためとのことで、その原因とも言えるのは毎勤務時に着用しなければならないサムブラウンベルトなどに取り付けたデューティーリグが平均40ポンド(18.15kg)もあることによるもので、友人のリタイヤードLAPD Sgt. も常日頃から腰痛の原因だと訴えていました。

Photo by LAPD Rampart Div.


 この情報の元ネタは、LAPDランパート署のFBでしたので確認してみたところ既に130件以上の賛否両論のコメントが寄せられていましたので、その一部を直訳で紹介します。

* 好きではありません、
* アウターキャリアベストは好きではありません。どこまでもクラスAユニフォーム!
* すべてを面倒なデューティーベルトに取り付けるよりも、必要なすべてのパトロールツールの重量がより均等に分散されるように感じますが、LAPDのオフィサー達はいつもシャープに見えるので新しいオプションは好きではありません。
* 私のPDではアウターキャリアベストを着用できるようになり気に入っていますが、良い点も悪い点もあります。LAPD のスタンダードユニフォームは、いつも清潔感があります。私は、腰の負担が軽減されるので、アウターキャリアを着用するのが好きですが、たまには標準の制服を着用するのも好きです。
* もちろん購入費は、PDが提供すべきです。アウターキャリアベストはオフィサーの腰を守り、退職者に対する警察署が資金提供する生涯医療費を削減します。これに関するデータはたくさんあります! さらに、アウターキャリアベストは通気性があり、ユニフォームの下に着用するボディアーマーに比べてオフィサー達を涼しく保ちます。
* それは彼らの背中にとって天の恵みとなるだろう。
* LAPDのオフィサー達は常に最もシャープなユニフォームを着ています。彼らが坂道を転げ落ちる方向に歩み始めるのを見るのは嫌だ。次に考えられるのは、ネクタイをオプションにした時に始まった身だしなみやタトゥーを見せないことなどの厳格な基準を撤廃することにつながってしまうだろう。
* アウターキャリアには様々なスタイルがたくさんあります。私はアウターキャリアベストとインナーの両方を着用したので、腰がはるかに楽になったと言えます。見た目はそれほど重要ではありません。
* LAPDは常にシャープなユニフォームを着てきた。これでオフィサーが今後腰痛を発症することがなくなるのであれば、私は大賛成です。しかし、自費購入ではなく支給するべきだ!
* オフィサー達にとっては朗報で、その時期が来たと言えます!
* このキャリアは、最もひどい選択肢の 1 つです。これらのマガジン ポーチや無線ポーチは保持力がまったくなく、すぐに飛び出します。アウターキャリアは、すべての人に合う万能ソリューションではありません。さまざまな体格のオフィサーには、最もアクセスしやすい位置で適切なポーチを使用する柔軟性が必要です。LAPD は、かつては高品質の装備のトレンドの国内基準を設定していました。これは 2002 年への後退です。
* これは個人的な意見ですが、私は特にアウターベストの見た目と物理的な状況でそれがどのように機能するかが好きではありません。それに見た目も非常に乱雑で、LAPDにふさわしくありません。その一方で、「サムブラウンは、ウエストバンドに長時間装着することで多くのオフィサー達に腰痛を引き起こしています。しかし、あなたの装備はすべて適切にフィットし、走り回ったり物理的な争いになったりする状況で良いバランスを保ちます...!!! 私はこれをBDUの時のみ着用します。
* 個々のオフィサーにとって効果があるものは何でも負傷を減らすのに大いに役立ちますが、LAPD の現在のユニフォームはさわやかで清潔であり、皆さんが毎日発揮しているプロ意識を物語っていると言わざるを得ません。皆さんの献身と奉仕に感謝します!!!
* ユニフォームシャツの下に着るよりもアウターキャリアベストの方が快適です。
* LAPDは、世界最高のユニフォームを着たPDです。私はそのユニフォームを着ることを誇りに思います。古典的なものに固執してください!
* LAの夏の暑さを考えると、アウターベストは休憩時にすぐ脱げてクールダウンできます。

 などなど.....
 概ね、既にアウターキャリアボディーアーマーを採用しているPDのオフィサーと思われるコメントは賛成しているようですが、LAPDの現役やOG達の評判はイマイチというところでしょうか。
 ところで、私はLAPDオフィサー達がいつもプレスの効いた制服に身を包むその身だしなみに魅せられていますが、オフィサー達の健康を考えると.....さて、あなたはどう思われますか.....?

※追伸:いただいているリクエストは、近々必ず取り上げますので暫しお待ちください。
  

Posted by Kent Space at 18:43Comments(0)From U.S.A.

2024年06月17日

LA観光などなど.....?!

 さて、今回はLAの観光巡りをすることができました!?
 私がLAに初めて訪れたのは1976年9月で、あの映画『ダーティーハリー』のSFロケ地回りのついでにオールドTVシリーズ『サンセット77』のLAロケ地めぐりをしましたが、今回で通算15回目のLA訪問でした。
 でも、肝心のハリウッドサインなどは記憶になかったので、今回友人に無理を言って観光巡りをしてきました。
 また、友人はLAドジャース vs レッズ戦のチケットをとってくれ、しかも当日は "OHTANI" のバブルヘッド人形配布日でした。
 さらに、1965年に発生したワッツ暴動の象徴ともなった『ワッツタワー』を訪れることができました。



 5年ぶりにシューティングをしましたが、このまる4年間は私の老齢化を推し進め気力体力共に奪い、さらに右目の白内障が進んでしまいライフル関係は撃てずにじまいでした.....。
 しかし、友人達の協力もありアノ50口径S&W M500を撃つことができましたが、親指の付け根を攻撃し痛みに耐えかねて2発でやめときました。



 2019年に初撃ちしたSIG P320ですが今回は、Xシリーズのタンカラーフレームに交換してみました。



 やっぱり、信頼性バツグンなSIG達。



 長ものはM1カービンのみ撃ってみましたが右目が使えないので散々でした.....。



 そして、撃たなかったガン達.....。



 シューティング後のガンクリーニングが大好きな私ですが、友人の4年間クリーニングしていないサービスガンのF92はクリーニングのしがいがありました。



 私は撃たなかったのですが、友人達が散々撃ったSIG 516はクリーニンしがいがありました!


 友人のバックアップガンであったS&W ボディーガードをクリーニング。


 そして、PPK/Sもクリーニングしました。


 今回の目的でもあった、友人のリタイヤード シャドーボックス製作の配置を検討しましたが、まだ揃っていないアイテムもあったので完成はできませんでした。なお、ケースは別注品でバックはLAPDブルーの予定です。



 前回取り上げたLAPDリボンの最新情報をいただきました。

Special Thanks A.W.





  

Posted by Kent Space at 02:32Comments(3)From U.S.A.

2024年06月09日

LAPD訪問など.....

 今回のLAPDハリウッドステーション訪問は『BOSCH』の視聴がきっかけではありましたが、もちろんポリスアカデミーなどの訪問も欠かせません。
 次の画像は、お約束のLAPDポリスアカデミーの正門と近くに駐車してあったBMWのMCですが、当然のように撮影してしまいました。



 アカデミーのユニフォームショップには2024年版のリボン一覧表が掲示されていました。他にもオフィス訪問はしませんでしたがサウスウエストステーションにも立ち寄りました。



 ハリウッドステーション訪問時に少数のオフィサーが、テイザー10を携帯しているのが確認できました。しかも、ボディーカラーがテイザー7までの緑色ではなく一般的な黄色でした。

 この件については、オフィサーQから次の情報をいただきました。

Special Thanks Officer Q:

『 最近、新しいテイザー10 のトレーニングを受けました。これは、ダーツをどこに当てるかを選択でき、10 本のダーツを装備しているため、現在入手可能な最高のテイザーだと思います。ジーンズやコートなどの厚手の衣服も貫通でき、射程は 45フィート(約14メートル)です。

 現在、このテイザーが配布された部門では有効率が 100% で、容疑者全員が追加の武力や致死的な武力の使用なしに拘留されています。テイザー 7 は 51% くらいだと思います。

 テイザー10のボディーカラーが黄色なのは、テイザーと身体装着型ビデオカメラを製造する Axon 社が、LAPDからテイザー10のテスト使用を依頼されたときに緑色のバージョンを製造できていなかったためで、市が契約を結べば、テイザーは緑色になるでしょう。

 Axon 社が黄色のテイザーを提供したもう 1 つの理由は、米国では緑色を低致死性武器の色として使用している警察署がほとんどないため、他の警察署に再販するのが難しいためではないでしょうか。最も一般的な色は黄色で、次にオレンジ色です。

 Axon 社は、テイザー 7 の色を黄色に戻そうとしたり、緑色のバージョンを販売しようとしたりして、結局は損失を被ることになるかもしれません。』

※画像左側は現行のテイザー7、右側が試用中のテイザー10。



 さて、次回はLAPD以外のLAおのぼりさん観光記風にお届けする予定です。



  

Posted by Kent Space at 23:08Comments(0)From U.S.A.

2024年06月03日

LAPDハリウッドステーション訪問!!

 2019年5月以来丸4年を経て老体に鞭打ちながら?渡米することができました !! それにしても、コロナの4年は長かった.....4歳加わったことでの身体的な衰えを感じてしまう旅行でもありました.....。
 とッ、悲観的な入りになってしまいましたが左にあらず、毎回お世話になっている友人のお陰で沢山の収穫があり満足できる毎日でしたが、その中でもアノ ”BOSCH” が活躍していた? 『LAPDハリウッドステーション(以下:HD)』 訪問はベストでした。
 右側の画像はHDのDETECTIVEのオフィスですが、日曜日に訪れたので全員お休みとのことでガランとしていました。でもBOSCHでもロケに使用された本物のオフィスにはレイドジャケット、ヘルメットや防弾ベストなどなど見どころ満載でした。

Special Thanks SJK


 さらに、偶然にも当ブログを見てコメントをくれた現役オフィサーと会うことができ、彼のボーナスコースでのチャレンジシューティングを見ることもできました。彼は既にエキスパートメダルを取得しているので、今回はさらに上位のディスティングウイッシュド・エキスパートメダルに挑戦するとのことでした。
 画像の左側は彼のユニフォーム姿で、携帯しているガンは1911ベースですがスタッカートの9ミリ口径ハイキャパシティーモデルでアカデミーのガンショップのオフィサー価格でも$2,300以上して、それにドットサイトやホルスターなどを含めると$3,000以上の出費になるという贅沢で素晴らしいものです。
 彼はLAPDの1911スクールを受講してオンデューティーでの携帯資格を得ており、そのリグにはマガジンを縦入れするポウチを使用していました。

Special Thanks Officer Q


 そして。別日にはLAPDポリスアカデミーを訪問して、制帽掛け付きの椅子が残るアカデミーカフェでランチに特大ビーフソーセジのホットドッグと大盛りのオニオンリングを食べてからオフィサーQが受けているボーナスコースシューティングレンジを観覧しました。



 さらに、スペシャルな頂き物をしてしまいました! 画像の左側はHDのエントランスにある殉職者のハリウッドスターですが、頂いたHDのステーションピンはハリウッドらしくスターに分署ナンバーの "6" を配しています。さらに、150周年記念リボン後のCOVID-19パンデミックサービスリボン、ラスベガス マス シューティング カタストロフィ インシデント(ラスベガス銃乱射事件)サービスリボン(2017年10月1日に発生した銃乱射事件の現場に居合わせ対応したLEに授与されたが、LAPDでは3・4人しか該当しないとのこと)とビーチパトロールのショルダーパッチです。



 さらにさらに.....アカデミーのユニフォームショップがLAPRAAC運営からLA市内のユニフォームショップの経営になり、お土産品などはお隣のLAPRAAC運営のオフィサーズショップに移っていました。
 そして、レイドTシャツやレイドジャケット(5.11製からタックスクワッド製に変わりデザインも??)などは『現役のオフィサーのみ販売します』との注意書きが貼られており入手困難さが増していました。しかし.....?? などなどのお話は次回へ続く.....?!
  

Posted by Kent Space at 17:30Comments(2)From U.S.A.

2024年02月19日

LAPD現チーフ突然の辞職.....

 LAPD第57代チーフ・ムーアが2024年1月12日、2月末日をもって辞職することが発表されました。
 2018年6月に前チーフ・ベックから受け継ぎ、2023年6月には2期目5年間の継続を承認されたばかりで任期を4年以上残して突然の辞職となったようです。

 1期目は当時のガールセッティLA市長から託され、2期目はバス現LA市長に託されたばかりだったのですが.....辞職の理由は公表されていないようですが、オフィサー達による武力行使過多などが批判されてもいたようです。

 2月18日には次期チーフが決まるまでの暫定チーフ(INTERIM CHIEF)としてアジア系のアシスタントチーフが任命されましたが、次のLAPD第58代チーフに立候補して議会から承認、市長から任命されるのは、LAPD叩き上げか、はたまた落下傘候補となるのか.....? ちなみに暫定チーフは原則として次期チーフに立候補することはできないようです。

 次の画像は、現チーフ・ムーア(右)から暫定チーフとなるアシスタントチーフ・チョイ(左)に4スターのランクインシグニアが手渡されました。
Photo by LAPD


 2018年6月に前チーフ・ベックから引き継がれたブラッキントン社製1968年ダイのチーフバッジは次期チーフに引き継がれるのか.....? (このバッジ引き継ぎの内容は2018年7月3日付け当ブログを参照)
Photo by LAPD

  

Posted by Kent Space at 00:00Comments(0)From U.S.A.

2024年01月05日

LAPDのバッジ達.....

 やっとコロナ禍が落ち着いて新年を迎えたと思ったら、地震に飛行機事故などなど.....亡くなられた方々のご冥福と、被災された方々の早急な復旧をお祈り申し上げます。

 LAPDの各分署(ステーション)には通常2名のキャプテン(以下:CPT)のほか、ルテナント(LT)、サージャント(SGT)、デェテェクティブ(DET)そしてポリスオフィサー(PO)達が勤務していますが、そんな彼らのバッジが一堂に(POは除く)並んだ姿は壮観です。
 全てサン社製のようですが、デェテェクティブ以外は伝統の磨き?はされていないようですね.....「ハイランクになると磨くことを控えるようだ」 とは友人の話ですが、デェテェクティブバッジの持ち主はDET-lかもしれませんね?!
Photo by LAPD


 現在リザーブを含む全てのランクの支給バッジ契約業社はサン社になったようですが、2009年にはエンテンマン社(以下ET社)がCAPT、LT、SGT、POランクバッジを納品し、2006年にはブラッキントン社(以下BK社)が#6万番代のリザーブオフィサーバッジを納品しています。
 これらのことについては、これまでに何度かお伝えしてきましたが、バッジコレクターとしては『喉から手が出るほど』ですが.....
 2009年製ET社のバッジについてはベテランコレクター達から、クオリティーはサン社より上だがランクフォントが不評だったと言われていますが、やはり2年間の契約期間満了後延長されなかったということです。
 例えば、左がサン社で右がET社のDETランクバッジですが.....皆さんはどう思いますか?




 とは言っても、サン社といえどもCPTランクだけでも現在までに3種類のフォントを使っているとのことです。左はブランクのランクパネルに機械彫したもの、真ん中はカーグ社から引き継いだもの、右が現行のものです。

Photo by P. Harris


 さて、BK社が2006年にリザーブオフィサーバッジの契約を受注しましたが、先にお伝えした1968年ダイ(金型)を使用せず、新たに6万番代のPOランクバッジを作成しています。クオリティーはサン社が足元にも及ばない出来で、さすが全米一のバッジ製造会社であり、1968年に1940年から一貫して4ピースバッジだったLAPDバッジを1ピースにしたBK社だけのこともあり 「お見事!!」 というほかありません (このバッジや1968年ダイバッジに興味がある方は、1月13・14両日開催のビクトリーショーの ”Kent Space” ブースにお越しください)。



 LAPDリザーブオフィサー(予備警察官)については、これまで6回ほど取り上げており、2013年8月15日付けの記事はその組織について説明していますが、以下に再掲してみます。→

 『この制度は、米国のほとんどの警察に組織されており、名称はNYPDでは ”AUXILIARY” と称していますがほぼ同じ制度です。LAPDの場合、勤務内容には3つのレベルがあり、銃を携帯しほぼ正規オフィサーと同等の権限を持ちソロ・パトロールが可能なレベルⅠ、銃を携帯し常に2人以上で行動するレベルⅡ、銃の携帯なしで主にイベントなどの群衆整理などに勤務するレベルⅢオフィサーに分かれています。
 リザーブオフィサーといっても、通常は民間企業や公務員などそれぞれの職業に就いています。希望者は、バックグランドチェックにパスし、L-Ⅰで795時間、L-Ⅱで455時間、L-Ⅲで205時間のアカデミーでの訓練と定められた時間を勤務しなければならず、装備品などが支給されるほかはボランティア(無給)という厳しい条件ですが、これらにより年間約500万ドル(正規オフィサー100名分)の節約となっており、本来必要とされる正規オフィサー数から7000名以上も不足している(NYPD比)といわれているなかで、大きな力となっています。
 LAPDのRESERVE CORPSは1947年から組織され、そのバッジは現行の6万番代ナンバーで5代目となります。』

 ←と言うことで、米国籍を保有しLAに居住していればアナタにも可能性があるかもしれません?!

  

Posted by Kent Space at 15:31Comments(2)From U.S.A.

2023年12月25日

LAPD & BHPDのリグなど.....

 2022年6月12日にアップしたLAPDのスタンダード・リグ(腰回り)を紹介しましたが、今回は続編としてリグ以外のフットウエアーなども紹介し、さらにBHPD:ビバリーヒルズPDのリグなども紹介します。
 まずは、ランパートステーションのオフィサーのリグですが、多分ラッカー系の塗料をスプレー塗布しているのではないでしょうか? 一時的にはピカピカになるのですが、時を経るとヒビ割れてきて無限塗布が必要になります.....。
Photo by LAPD


 さらに、PO lll +1オフィサーのユニフォームなどですが、フットウエアーはLAPDオフィサー憧れのダナー社製のタクティカルブーツですが、ラッカーコーティングによりピカピカすぎますね.....。


 次に、BHPD:ビバリーヒルズPDのリグなどですが、LA市域内にありながら税金の高いセレブな街として知られていますが、ユニフォームや装備などは、ほぼLAPD仕様なのですが、やはり独自に設えておりサービスガンはスプリングフィールド XD .45 ACPを使用しています。以前はSIG P226も支給されていましたが、グリップセフティーのあるものに変えたようです。
 LAPDベテランの友人も1996年奉職時に支給されたベレッタ92Fを携帯していましたが、セフティーのないガンに装填して携帯したくないと言っていました。
 アメリカのポリスオフィサーといえども、奉職する気概は『正義感』からでしょうが、全員がガンのエキスパートというわけではありませんので、暴発事故等を防ぐためにもセフティーは必要と思うとのことでした。ちなみにグロックなどのトリガーに付属しているのはセフティーではなくトリガーロックであり咄嗟に指をかけてしまい暴発事故が多発しているとのことなので、NYPDのグロッグはトリガープルを重く設定しているとのことです。
Photo by BHPD


 BHPDオフィサーのスプリングフィールド XD .45 の実射。


 ※さて、2023年もあと少して暮れようとしていますが、2024年1月13日(土)と14日(日)に開催される『ビクトリーショー』に我が "Kent Space" は土日両日参戦する予定ですので、是非会場でお会いしましょう!!

  

Posted by Kent Space at 01:45Comments(2)From U.S.A.

2023年11月19日

続×4:LAPD New Service Gun-⑥

 前回の新サービスガンFN509 MRD-LEについてのブログ(2023年10月22日付)を見てくれた現役LAPDオフィサーから以下の情報が寄せられました。
 なお、直訳した英文に私が付け足して補正しましたので、原文と異なっている場合があるかもしれないことをご了承ください。

『最新の貴方のブログ投稿を読みました。
  まず、アカデミーの生徒は支給された新サービスガン(FN509)に光学機器(以下PMO:Pistol-Mounted Optic)を自費で購入して、アカデミーの授業中にその使用方法を訓練する必要があります。
  新サービスガンに取り付けが承認されたPMO(Trijicon RMR Type 2)と付属品の合計価格は600ドル以上であり、このコストを理由に購入しない生徒もいます。 写真の卒業生はPMOを購入していないと思います。

  次に、既存のオフィサーが新しいサービスガンに変更したい場合は、FN509本体とPMO及び適合する新しいホルスターを自費で購入する必要があり、その合計価格は約1,000 ドルになります。 その後、彼らはPMOとサービスガンについて再訓練を受けて、勤務中および勤務外(CCW)でそれをキャリーできるようにする必要があります。』

  以上ですが、現役LAPDオフィサーからの貴重な情報をいただき感謝感激です(Special Thanks Officer Q !!)。


  

Posted by Kent Space at 18:04Comments(0)From U.S.A.

2023年10月22日

続々々々:LAPD New Service Gun-⑤?

 LAPDアカデミーの卒業式はいつも金曜日に挙行されますが、直近で10月20日金曜日に5-23(2023年5月入校生)の卒業式が挙行されました。
 画像は2-23(2023年2月入校生)で、これをを見る限りサービスガンはFN509が支給されているようですが、MRD(マイクロ・レッド・ドットサイト)は取り付けられていないようです。2022年12月18日既報の12月16日卒業の7-22(2022年7月入校生)はMRDが取り付けられていたのですが.....その後、取り付けは任意にでもなったのでしょうか? それともルーキーが即応時にスイッチをONにするなどの対応をするには訓練不足だったのでしょうか??
 どちらにしても、ドットサイトでのコンバットシューティング対応には相当の訓練が必要ということでしょうか。

Photo by LAPD

 この2-23卒業生には、LAPD初の女性SWAT元隊員で現在メトロ署のルテナント・ジェニファー・グロッソ(左端)の甥がいたようですが、父親(青色シャツ)も元LAPD殺人課のデェテェクティブだったとのことですので、グランドファザーリングバッジ着用でしょうか。


Photo by LAPD

  

Posted by Kent Space at 22:43Comments(0)From U.S.A.

2023年10月02日

LAPDの悪しき?伝統.....?!

 LAPDのルーキー達は先輩から悪しき(私からすると)伝統を授けられるとのことです。それは、バッジを支給されたその日に ”boil your badge"(邦訳:バッジを煮る)というものです。
 その教えは 『まず、沸騰したお湯にバッジを浸し煮る、これにより保護コーティング(サン社名称:クリア・ハード・ベイクド・コーティング)が剥がれる→次に、Brasso(研磨剤)により毎日磨け→そのうちにバッジのディテールが削れてシティーホールの窓枠が消えていく.....』 というものですが、バッジコレクターとしてはいただけません。
 私の友人は、現役時代にバッジは乾いた布で拭く程度で、クリアコートを剥がすことはしませんでした。彼は、バッジを磨き箔をつけようとするルーキー達を 「無駄な行為だ.....それよりスキルを磨け!」 と一蹴していました。
 次の画像は、左からルーキーのバッジ→20年磨いたバッジ→25年磨き続けたバッジとのことですが、いかがでしょうか?

Photo by LAPD ランパート St.



  

Posted by Kent Space at 02:37Comments(4)From U.S.A.

2023年04月15日

LAPDバッジ 伝説の『1968年ダイ』!?

 現在のチーフ・ムーアが着用しているバッジが前チーフ・ベックから贈られたブラッキントン社製(以下B社)であることは既報(2018/7/3 UP)していますが、何と伝説のチーフ・ゲイツの#1チーフバッジもB社製でした。
 両方のチーフバッジ共1968年にエンテンマン社からB社に契約が変更になった折、それまでの4ピースバッジから1ピースバッジに作り替えた 『1968年ダイ(金型)』 で製造されたものでした。



 ところで、B社は1968年から1971年頃までの短期間しか契約を保持しておらず、製造したランクもポリスマン&ウーマン、サージャント、ルテナント、リザーブポリスマン&ウーマン、インベスティゲーター (ランクがデェテクティブに変更になったのは1980年からで製造刻印は7-79) とブランクパネルだけであるためダリル・ゲイツ氏がチーフに就任したのが1978年であることからブランクパネルダイを使用してチーフランク#1バッジは再製造 (サン社は以前からチーフ、そして近年ではアシスタントチーフ、デェピュティーチーフランクもカーグ社から引き継いだブランクパネルにマシンエングローブしているようです) されたか既に契約期間中に製造されていたと思われます。

 さらに、7-75 (1975年7月) の製造刻印があるB社製のポリスオフィサーランクも存在しますがランク名称がポリスマンからポリスオフィサーに変更になったのは1973年10月ということなのでB社にスペシャルオーダーしたものかもしれません。
 そして、何と伝説の『1968年ダイ』は壊されることなくB社の倉庫に眠り続け、何と2017年の世に復活していたのでした!?

 それは、L A域内の現役若しくは退職したL Eなどのメンバー達により構成されているLAPD、LASDやCHPなどの昔を懐かしむヴィンテージ愛好団体である "エル.エー. カッパーズ" (以下LAC) がイベント時などに着用するために当時のチーフ・ベックの許可を取り、B社にスペシャルオーダーして保管していた 『1968年ダイ』 でポリスマン&ウーマン、サージャンとルテナントの4ランクを製造させたのでした。

 次の画像の左側が1-71 (1971年1月) 製造刻印のある、磨かれて一部すり減っていますが当時の実物PMランクバッジで、右側が4-17 (2017年4月) 製造刻印のある、LACが約46年ぶりに眠っていた 『1968年ダイ』 を使用して復活させたバッジですが、ナンバーフォントと裏面がシェルバックから Hydraulic hammers emboss machine の進化によりスムースバックに変更になっている以外、同じ 『1968年ダイ』 を使用しているのが判ります。
 この 『1968年ダイ』 使用の復活バッジについては、ナンバーフォントが2種類存在しているなどミステリアスな話のほか、B社2006年リザーブPOランクバッジの話などもあるのですが、ブログ上では憚りますので是非4月29日(土曜日)開催のビクトリーショー "Kent Space" ブースにお越しください !!



 次の画像は、2023年4月14日のLAPD DAYイベントにヴィンテージユニフォームを着用して参加したLACのメンバー達

Photo by LAPD

  

Posted by Kent Space at 18:24Comments(0)From U.S.A.

2023年02月19日

ADAM-12 ギミックライト

 今年1月初旬から2月中旬まで私の米国の友人が5年ぶりに来日し、我家に17日間滞在しました。 我家に滞在するのは5回目ですが、2020年3月に「桜の開花を見たい!」ということで、来日中のスケジュールから宿泊などの手配を終えていたのですが、COVID-19の流行により泣く泣くキャンセルしていました。
 私のことを「Big Bro.」と慕ってくれる友人は昨年1月にLAPDをSERGEANT-Ⅱで"HONORABLY RETIRED"して、趣味多き人生の再スタートを始めており、時間的に余裕のある来日日程となりました。
 そして、今回彼が手作りのADAM-12当時のモトローラ無線機などを使用したギミック付きライトスタンドをプレゼントしてくれました。 材料はebayで当時の実物を複数点集め、塗装を剥離・塗り直し・墨入れし直しほか、ギミックごとに配線・配置しており感心してしまうばかりです(彼が作製した作業工程のミュージック付き動画が添付できないのが残念です)。
 サウンドもマイクのスイッチをオンにするとスピーカーからADAM-12のテーマ曲と無線音声、サイレンは現行モノですが3種類、本物のPLYMOUTH・BELVEDEREのプレート&台座のハブキャップなどなど、ADAM-12フリークにとっては感謝感激雨あられモノです!
 お互い、リタイヤードの身分となって、今後益々友情が深まることを感じています。


 LAPD担当部署をとおしてサンバッジ社にリタイヤードパネルを自費で取り付けてもらったところ、リフィニッシュ処理されてピカピカ状態になった彼のブレストバッジ。




  

Posted by Kent Space at 22:32Comments(4)From U.S.A.

2022年12月18日

続々々:LAPD New Service Gun-④

 我らがメンバーからLAPDニューサービスガンに関するニュースが報告されましたので、既にご存知の方もいるかと思いますが、4回目として取り上げました。
 まず、LAPDアカデミーを卒業したルーキー(米陸軍の略綬を5本付けたツワモノで、LAPDシューティングメダルのエキスパート受章者ですね)の画像ですが、真新しいSL社製合成皮革リグのカイデックス・ホルスター(多分SL社製?)に収まっている腰のモノに気づかれましたでしょうか?
Photo by LAPD

 2021年8月にサービスガンの変更を発表していましたが、その後トレーニングオフィサー達へのレクチャーも済み、遂に12月16日にアカデミーを卒業したクラス7-22(2022年7月入校)ルーキー達にFN509 MRD-LEを支給開始したようです。 前週12月9日に卒業したクラス6-22(2022年6月入校)はM&Pが支給されていたので、記念すべきクラスとなったのですが、MRD(マイクロ・レッド・ドットサイト)をルーキー全員が使いこなせるようになるのかは今後の課題となるのではないでしょうか ?!
Photo by LAPD


Photo by FN

  

Posted by Kent Space at 22:04Comments(7)From U.S.A.

2022年09月11日

続々:LAPD New Service Gun-③

 昨年8月10日にLAPDがS&W M&Pに替わるサービスガンとして正式発表し、その後10000丁の納品契約が結ばれたFN509 MRD-LEですが、PCAJメンバーから既にキャリーしているオフィサーがいるとの情報をもらいました。
 この件については、2021年8月13日と2022年5月23日アップの当ブログでお伝えしていましたが、本年5月にアカデミーを卒業したルーキー達には支給されていなかったようなのに、なんとトレーニングオフィサーでもなく、ルーキーでもないモーターサイクルオフィサーが今年7月に撮影された画像でFN509 MRD-LEをキャリーしているのです!
 サファリランド社製と思われる、MRD(マイクロ・レッド・サイト)取付専用ホルスターに確かに間違いなく、FN509 MRD-LEが鎮座ましましておりますが、なぜかデューティ・リグにタクティカル用ホルスターを取り付けているようです。
 なぜ、ルーキーではなくベテランオフィサーが既にキャリーしているのかは不明ですが、多分このオフィサーはルーキー時にはグロックを支給されていると思われますので、サービスガンの変更を申請し許可されたということでしょうか?
 それにしても、サービスガンへのドット・サイト取り付けはLAPDでは初めてのことで、慣れるまでにはある程度の訓練が必要と思われますが如何に!?

Photo by J. Donaway

※ 2020年1月12日開催の第92回ビクトリーショー以来しばらく参戦していなかったのですが、9月25日(日) 開催予定の第100回ビクトリーショーに仲間達の協力を得て参戦する予定です!!
  

Posted by Kent Space at 22:34Comments(4)From U.S.A.

2022年06月12日

LAPD Duty Rig

 米国のLEO達のデューティ・リグ(腰回り)は、時代と共に携帯する装備品なども変わってきているようですが、その総重量も増加しているようです。
 LAPDでも70年代初頭頃までは、サービスガン(リボルバーに6発装弾)、予備弾12発、ハンドカフ(1組)と木製バトンなど位で、約20ポンド(10キロ)以下であったものが、現在では、セミオートガン(フラッシュライト付)、予備マガジン2・3組、ハンドカフ(2組=オフィサーランク)、催涙スプレー(1組)、テーザー、無線機、トンファーバトンなどで、総重量30ポンド(約14キロ)から40ポンド(約18キロ)を装着しているとのことです(追記:APX8000の下部にあるのは『HOBBLE』という拘束補助具です)。
 デューティ・リグの素材も革製から合成皮革製に変更されてきており、サムブラウンベルト最大の特徴である金属製バックルも樹脂製に変更しているPDも出てきており若干軽量化が図られているようですが、しかし、勤務中14~18キロのリグを装着してパトロールし、容疑者追跡で爆走&格闘するのは当然腰に多大な負担がかかり腰痛を発症させ、これを通称 『サムブラウン・バック(腰)』 と呼び、オフィサー達の持病とも言われているようです。

LAPDルーキーオフィサーのデューティ・リグ(まだ個人購入品はなく全て支給品のようです)



  

Posted by Kent Space at 18:33Comments(7)From U.S.A.

2022年05月23日

続:LAPD New Service Gun-②

  昨年8月にLAPD次期正式サービスガンとして採用決定(2021年8月13日既報)となったFN509 MRD-LEが、今年1月から必要数を順次納品することになったようです。 
 今年の5月7日にLAPDアカデミーを卒業したクラス10-21(2021年10月入校)のルーキー達はS&W M&P 9を携帯していますので、今年1月以降に入校したカデット(生徒)からFN509 MRD-LEが支給されることになるかもしれません。
 採用が正式決定されてから以降アカデミーのガントレーニングオフィサー達へのレクチャーなども済み、その後はカデット達の本格的なトレーニングが開始されているのでしょう。 しかし、マイクロ・レッド・ドットサイト付きガンの操作やエイミングに慣れるのは苦労するかもしれません?!
 トレーニングオフィサー達のシューティング。
Photo by FN America


 サファリランド社製ドットサイト付き対応のデューティーホルスター。





  

Posted by Kent Space at 01:10Comments(0)From U.S.A.

2022年05月08日

メタルボタン !?

 LAPDのユニフォームシャツに欠かせないモノと言えば、左胸にオーバルシールドバッジ、右胸にネームプレートそして…胸ポケットとエポーレットの4か所にメタルボタンですね。
 LAPDのメタルボタン現行はシルバー(S)カラーですが1970年まではゴールドカラーで、サージャント以上のハイランクは1970年以降もゴールド(G)カラーのメタルボタンを着用していたようです。
 現在メタルボタンは、ユニフォームシャツだけではなくレギュレーションハットのチンストラップ用(耳章)と以前のMCオフィサー用ヘルメットに使用されています。
 次の画像はLAPDのメタルボタンですが、左端は1970年まで使用されたGカラー、次は現行のユニフォームシャツ用Sカラー(いぶし銀)、次も表面は同じですが裏面はスクリューポストが付いているヘルメット用、次は割ピン月の制帽用、そして右端はデザインは同じですが、いぶし銀ではなく磨き(グロス)仕上げで、元々はホーナーガード(儀仗隊)用のユニフォームに使用するために2000年代中期頃作られたものです。 しかし、何故か若いオフィサーが通常のユニフォームシャツに着用し始め、今ではベテランオフィサーまで着用しているのが見受けられます。 流行りですかね‥‥?!


 ユニフォームシャツにメタルボタンを取り付けることをレギュレーションにしているのはLAPDだけではなく、LA域内のLAスクールPD(
(LAPD用を流用)、LAXPD(GカラーのPボタン)などのほか、ビバリーヒルズPD(Gカラーオリジナル)などで使用されています。
 ほかにもダラスPDなどはポケットフラップとエポーレットの4か所だけではなく、前ボタン全てに使用していますが、NYPDにおいても1972年にスレートブルーカラーのシャツに変更になる前は現行と同じネービーカラーシャツにポケットフラップ、エポーレットと前ボタン全部がGカラーメタルボタンでした。
 次の画像左端はLAFDのユニフォームジャケット用、次はLASDのユニフォームジャケット用、次はNYPDのユニフォームジャケット用次はSFPDのユニフォームシャツ用、次のG&Sカラー2個はいわゆる”P”ボタンでオリジナルデザインを持たないPDなどが使用しますが、”S”ボタンというのもありシェリフやセキュリティ用として使用されているようです。
 しかし、このメタルボタンはユニフォームシャツに縫い付けられているのではなく、割ピンで止められておりクリーニングに出すたびに外し、着用時に取り付けるという面倒さがあるため、採用を止めたPDもあるようです。


 さて、前々回に取り上げた 『ある連邦捜査官の持ち物』 ですが、プロの持ち物ということで 『揃えてみたい‥‥』 という欲求にかられ、入手できるものを探ってみた結果は‥‥こんなことになりました。パラコード類は自分で編んでみましたが、グロックはもちろんフォールディング&ヴィクトリノクスナイフとリストウオッチなどは無理でした‥‥リップクリームは次回の渡米時に!

  

Posted by Kent Space at 23:56Comments(2)From U.S.A.