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Posted by ミリタリーブログ at

2015年10月25日

LAPD News

 LAPDではガルゼッティLA市長とチーフ・ベック出席のもと、LAPD本部ビル前で新たに電気自動車160台の導入を発表しました。
 今回導入されるのは ”BMW i3” と ”Tesla S P85D” で、各リース契約とのことですが、さらに128台のハイブリッドカーを導入する予定とのことです。


 現市長がエコ派なのでしょうか、既に23台の電気スクーターと3台の電気MCを購入テスト中ですが、2017年までに50%、2025年までに80%の車両をこれらバッテリー駆動車&ハイブリッド車にする計画とのことです。
 という発表をしたかと思うと.....フォード・ポリス・インターセプターSUVの新車がランパート・ステーションに配属されたというニュースも届いています......!?
 次の画像上段がMCいわゆる白バイに使用されるブラモ社のエンプラスLE、下段がオフロード・パトロールに使用されるゼロ社のMMXですが、その静粛性から「いつの間にか背後に迫る!」が合言葉だそうです。現在のオフロード・パトロール隊の主力はKawasaki KLX400ですが、エレクトリック・ビークルでも日本勢は乗り遅れているようで「残念です!?」

  

Posted by Kent Space at 16:25Comments(1)From U.S.A.

2015年10月18日

SOUTHLAND....#4.....プロップバッジ

 いよいよシーズン2に入った”サウスランド”ですが、劇中で使用されているプロップバッジがシーズンによって違っており、最少4種類のプロップバッジを使用しているのが気になりました。
 まず、シーズン1バッジのアップ画像が見つかりませんでしたが、このドラマに引きつけられた理由の一つにリアルバッジと同じドーム状にカーブしたバッジでした。 最近の映画・ドラマに登場するエル.エー.ピー.ディー.バッジでも、あの ”エンドオブウオッチ” でさえ偏平気味な左右カーブでしかもソフトエナメル仕様でしたが、当ドラマではちゃんとドーム状にカーブしており、さらに輝き方などが画面で見る限り実物ではないかと見紛うばかりです。
  ランクリボンには"POLICE OFFICER"、シティーホール下部パネルには”LOS ANGELES POLICE”、ナンバーパネルには4桁(多分6740)のナンバーがあるようです。文字は凸凹のあるソフトエナメルではなくパネルと平面のようで、ハードエナメル仕様に見えます.....この 『見えます.....』 が後ほど物議?をかもすのですが.....!?


 シーズン3ではカーブがなく偏平で凸凹のあるソフトエナメル(ナンバーは平面?)のようで、輝きかたもイマイチ.....さらになんとセンターのシティーシールがカラーになってしまった......どうしたのでしょうか!?


 ところがその後左右カーブでソフトエナメル仕様も登場、しかしナンバーのみ平面に見え、輝きが鈍くなってしまいました。


 上記と同じタイプのバッジのようですが、ナンバーはサービスストライプ3本の勤続15年以上のベテランがいきなりルーキー?になってしまう2万6千番代.....せめてドラマをとおして各自のナンバーくらい統一してほしかった.....! 映画・ドラマの主人公などのバッジナンバーというのは結構気になるもので、これらを一覧表にしたサイトもあり、同じナンバーのレプリカバッジが販売されたりしています。米国で一番ポピュラーなのが”ドラッグネット”のサージャント ジョー・フライデーの714、”アダム12”のオフィサー・マロリー744とオフィサー・リードの2430ですが、これはエル.エー.ピー.ディー.が実物を貸し出していたこともあり当時現役のナンバーで終始変更しませんでした。 現在では規制などもあるためか、あり得ないナンバー(NYPDのオフィサー9万番代、ディテェクティブの8・9千番代など)を使用する場合が多いようです。
http://www.triviaasylum.com/lists/badges.html


 そして.....シーズン4あたりからシーズン1タイプのドームカーブで輝きのあるバッジに戻るのですが、なんとランクとミドルパネルの文字が 『あり得ない』 ものになってしまうのです!?




 どこが 『あり得ない』 かはお判りになったと思いますが.....念のため.....ランクパネルには”LOS ANGELES”、ミドルパネルには"POLICE OFFICER".....いったいどうしたの#2....ナンバーはある場合とない場合がありますが、ランクパネルに ”LOS ANGELES" はないですよね.....何かあったとしか思えません.....!?

 ここからは、私個人の推理と言うよりも妄想です.....バッジ類はすべてプロップレンタル会社(小道具貸出し会社)からのもので、シーズンの度にレンタル先を変えてしまった.....これはひとえに、シーズン1の途中でゴタゴタがあり、シーズン2から配給先がNBCからTNTに変わったことによる予算削減などが影響したのではないかと妄想?されます。
 また、シーズン1バッジの各パネルはブランク(空白)で文字・ナンバーはシール貼り(ランクなどをシール貼りにすることはプロップバッジではよくあることで、パソコンの普及した現在では簡単に用意できるし、ハードエナメルのようにも見える)、シーズン3の左右カーブバッジの文字は凸凹のあるソフトエナメル仕様ですが、ナンバーはシール貼りであったと妄想します。
 次の画像は撮影合間の一コマですが、バッジを付けてもらっているというよりも、バッジナンバーかなにかのシールを貼ってもらっている....と見えてしまうのは私だけでしょうか!?


 そして、最終的にはレンタル先がシーズン1バッジの会社に戻ったが、予算削減によりLA市へのコミッション料をケチった?のか、苦情・紛失・盗難などによりパネルの文字を実物どおりにできなくなってしまったのか.....!?
 以上のようにこのドラマに使用されたプロップバッジはシーズンにより変化があるのですが、シーズンをとおしてほぼ同じ部分があります。 それはセンターシールがカラータイプを除きシティーシール(市章)ではなく、次の画像の左側に配した上段が実物市章、下段がドラマに使用したと思われるセキュリティ用シールの色違いバージョン(外周の文字部分を実物と同じ白色に、フラッグの周りを紺色にし、フラッグ部分をカラーではなくゴールドのもの)を使用していることでしょうか。また、オフィサーごとのナンバーは当初4桁で統一しようとしたが、予算の削減でそこまで手をまわせなくなってしまい最後にはナンバーなしにしてしまった.....!?


 などなどこんな些細なことまで、しかも妄想するのは、もはや病気?なのでしょうが、制作はあのシリアスTVドラマ ”サードウオッチ” や”ER” のジョン・ウェルズですからストーリーには満足ですし、アドバイザーもしっかりしているため、アクションやその他の装備関係などは申し分ないのですが、予算削減でバッジの詳細まではカバーできなくなってしまったのでしょうか.....!?
  

Posted by Kent Space at 18:56Comments(8)Movie & TV

2015年10月09日

R.I.P.....マーティン・ミルナー・メモリアル・セレモニー

 昨日(現地7日)に伝説のTV-ポリスドラマ アダム-12でオフィサー・ピート・マロィ役で主演され先月6日に83歳で逝去されたマーティン・ミルナー氏のメモリアル・セレモニーがLAPD本部などで挙行されました。


 ひとりの俳優の逝去にLAPD挙げてのセレモニー開催(もちろんだれでも参加できます)は我が国では考えられないことですが、チーフ・ベックが公表したコメントに ”アダム-12 とマーティン・ミルナーが何百万人という視聴者にLAPD精神について具体的に示しました。 彼が思いやりのあるタフでプロフェッショナルな警官として描かれたことにより、私を含め、沢山の男女がLAPDのオフィサーを目指すことにつながりました....” とあるように、このドラマを子供の時に見て、その後LAPDや他のPDのオフィサーを目指した多くの男女に愛されていた証拠ではないでしょうか。
 LAPDの友人が私のために参加し画像を送ってくれましたが、この友人も子供のころに視聴し影響を受けオフィサーになった一人とのことです。
 まず、最初の画像は、ホールで挙行されたセレモニーですが、殉職オフィサーと同じように家族とLAPDの儀仗隊とバグパイプ隊が参加し、国家斉唱からスタートしたそうです。中段はチーフ・ベックの弔辞、下段はアダム-12でパートナーであったオフィサー・ジム・リード役のケント・マッコード氏が弔辞を述べられました。


 セレモニーでは、当時LAPDの本当のディスパッチャーでドラマでも声の出演を担当していたシャロン・スニードさんによるミルナー氏のプロフィールがラジオ・コールのように流され最後に 「エンドオブウオッチKMA367(当時のLAPDラジオ・コールサイン)」 と終わります.....。粋な演出ですね。
https://soundcloud.com/user124685274/adam-12s-martin-miler-lapd-end-of-watch-broadcast
 LAPD本部ビル(某国であればKC庁本部!?)正面玄関内には、当時のアメリカン・ホームのリビングが再現されTVからはアダム-12が流され、テーブルにはコカコーラなどが置かれています.....。


 LAPD本部正面玄関前では、当時のPCやLAPDグッズなどが展示されており、チーフ・ベックの両側のオフィサー達も当時の8角制帽とユニフォームを着用しています。展示してあった二人のバッジとIDカードはレプリカのようですが、当時はLAPD全面協力により、本物のバッジやIDカードが貸出され、本部ビルであったパーカーセンターやランパート・ステーションでロケーションされました。


 最後は友人がなんと!? ケント・マッコード氏(73)と握手している画像です.....羨ましいばかりです.......。 Photo by S.K.


 マニアが作成したミルナー氏のヒストリーです。
https://www.youtube.com/watch?v=SYnBof_Y8Fo
 現在でもアダム-12マニアは現役のオフィサーを始め数多いのですが、私の知人マークのHPは充実しており、私もバッジなどの画像を提供していますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか!?
http://www.1adam12-1adam12.com/Home_Page.php
 ほかにも、ポリスドラマ・マニアのHPでアダム-12を特集しています。
http://www.lapdcops.com/?page_id=2
 さらに、当時のロケーション現場と現在の姿をマニアがウオッチしています。

https://www.youtube.com/watch?v=6A53EosGm50#t=273  

Posted by Kent Space at 15:20Comments(2)From U.S.A.

2015年10月06日

偽造連邦系バッジ販売業者摘発!!

 米国のコレクターから 「エフ.ビー.アイ.が先月28日付けで米国連邦系法執行機関の偽造バッジをインターネットで販売していたとしてドイツの業者の摘発を公表した」 というメールをもらいました。
 以前、9.11事件直後ロシアから輸入しようとした業者が摘発されたことがありましたが、今回は大掛かりで本気度が違うとのことでした.....以前もそうでしたが、これで、ナショナルポリスコレクターズ・ショーなどでの現行バッジ取引がさらに難しくなるかもしれません.....!?
 事件の発端は、この業者からディー.イー.エー.の偽造バッジを購入した男が違法所持の拳銃とともにこのバッジを所持していたため逮捕されたことによるものとのこと。 そこで、無理矢理つなげてしまいますが、くれぐれも海外、特に米国及び準州(グアムなど)に旅行し入国・滞在する際に、偽物・実物を問わずにバッジやIDカードなど米国法執行機関に関するグッズを持ち込まないよう注意してください! せっかくの楽しい旅行が、台無しになるばかりか逮捕・勾留される場合もありますので.......。
http://www.wsbtv.com/news/news/local/impostors-using-fake-badges-pass-federal-agents/nnqQm/
 次の画像は摘発された業者が扱っていたエフ.ビー.アイ.偽造バッジ2種類とのことで、左端の大きすぎるもの(日本でもリアルサイズなどといってオークションで見かけました)と真中の金ピカなのが偽造バッジで右端は実物とのことですが、海外の業者まで摘発したのは初めてではないでしょうか!? 既に逮捕者もでており、禁固10年と$ 2,000,000の罰金が科せられる見込みとのこと.....現在そのHPは閉鎖されエフ.ビー.アイ.の警告が表示されるようです。(Photo: Kevin Rowson)


  次のアドレスはエフ.ビー.アイ.のHPで今回の事件の内容と警告などが掲載されていますが、日本語訳も選べますので参考にしてください。なお、サイトはロックされているためリンクしませんのでアドレスをコピーしてください。
https://www.fbi.gov/atlanta/press-releases/2015/german-business-charged-with-smuggling-realistic-federal-law-enforcement-badges-into-the-united-states  

Posted by Kent Space at 16:55Comments(5)From U.S.A.

2015年10月04日

LAPDの1911.....!?

 先々月読者から 「よくドラマや映画でSWAT出身でもない刑事とかがコルト1911カスタムやキンバーなどを使用している刑事があるのですが、刑事なら支給品以外でも審査クリアしたら使用できるのですか?」 という質問をいただいていたのですが、特に多忙なわけでもないのに忘れていました….遅まきながら取り上げさせていただきます。

 全米でもサービスガンに45ACP弾使用の1911系を認めているPDはあるとは思いますが、メジャーシティーで認めているところは限られるようです。
 まず全米一の規模を誇るNYPDではサービスガンに1911系ガンを採用していないようですし、SFPDでもしかりですが、FBIやシカゴPDなどのようにSWATなど一部の特殊部隊の場合はサイドアームとしてマンストッピングパワーのある45ACP弾は欠かせないこともあり採用している場合も見受けられます。
 それでは、なぜ1911系ガンを通常任務時のサービスガンとして採用するPDが少ないというよりも減ったのか?ですが、ここではLAPDの場合について触れていきたいと思います。
 まず、現在のLAPDで1911系ガンというとSWATで採用しているKimber LAPD SWAT CUSTOM II(現在ではCUSTOM TLE/RL IIも可)ですが、1997年発生した "North Hollywood shootout" で45ACP弾のマンストッピングパワーが再認識されましたが、それまでは9mm口径のベレッタ92Fがサービスガンでしたので、SWAT隊員などは犯罪で使用され押収された1911系ガンをサイドアームとし使用していたようです。その後、SWAT隊員に特化した45ACP弾使用ガンの必要性が高まり2002年に大手5社の1911系ガンをトライアルにかけた結果、Kimber LAPD SWAT CUSTOM IIとして採用されたことはご存じの読者も多いと思います。

※Kimber社のカタログから....写っているパッチはホンモノです.....宣伝効果バツグンですね.....


※2007年にLAPD METRO DIV. のS.W.A.T.本部の武器庫を見学した折に撮影した、調整のため隊員から預けられた ”Kimber 1911 LAPD SWAT CUSTOM Ⅱ” です。 まだ、シュアファイアのサイズが長い......。


 しかし、LAPDではこの時点でユニフォームオフィサーなどが通常勤務時に携帯できるサービスガンとしては認可しませんでしたが、その第一の理由は1911系ガンはハンマーコックの必要なシングルアクションガンであることだったようです。確かに1911系ガンを採用しているPDなどでは 『フルコック』 で携帯するのが常になっておりホルスターもコックされたハンマーの間にストラップをかけるようになっていますが、1911系シングルアクションガンはフルコックし、そのガンを安全に取扱い携帯し、さらに緊急時ガンを抜くと同時にセフティを外し射撃体勢に入るにはある程度の訓練が必須であるとの見解があったようです。
 その後、オフィサー達からの強い要望もあり、現在ではSWAT隊員及び経験者以外でも “EXPERT Shooting Medal” 以上の保持者で、さらに一定期間専用の教習・訓練 (LAPD special 1911 School) を受け認められた場合は1911系ガンを自費購入し携帯できるようになったため、Kimberの1911系ガン数種類がサービスガンとして認可されており、SIS(Special Investigation Section)やMETRO DIV. などではカスタムガンも造られるているようです。

※SIS CUSTOMを携帯するSIS隊員


※METRO CUSTOM/RL


 余談ですが、次の画像はChief Beckです.....左のDeputy ChiefランクまではS&W 4506をスィベルタイプホルスターにキャリーしていましたが、Chiefに昇任して以降はKimber LAPD SWAT CUSTOM IIをフルコックでキャリーしているようです.....Chief BeckってSWAT経験者.....? “EXPERT Shooting Medal”は?.....LAPDの友人曰く 「ルールを制定したChiefがルール破り....」 かも?とのことでしたが.....。


 75thさん、遅くなりましたがこれくらいでお許しください…..。
  

Posted by Kent Space at 19:52Comments(12)From U.S.A.