2023年04月15日
LAPDバッジ 伝説の『1968年ダイ』!?
現在のチーフ・ムーアが着用しているバッジが前チーフ・ベックから贈られたブラッキントン社製(以下B社)であることは既報(2018/7/3 UP)していますが、何と伝説のチーフ・ゲイツの#1チーフバッジもB社製でした。
両方のチーフバッジ共1968年にエンテンマン社からB社に契約が変更になった折、それまでの4ピースバッジから1ピースバッジに作り替えた 『1968年ダイ(金型)』 で製造されたものでした。

ところで、B社は1968年から1971年頃までの短期間しか契約を保持しておらず、製造したランクもポリスマン&ウーマン、サージャント、ルテナント、リザーブポリスマン&ウーマン、インベスティゲーター (ランクがデェテクティブに変更になったのは1980年からで製造刻印は7-79) とブランクパネルだけであるためダリル・ゲイツ氏がチーフに就任したのが1978年であることからブランクパネルダイを使用してチーフランク#1バッジは再製造 (サン社は以前からチーフ、そして近年ではアシスタントチーフ、デェピュティーチーフランクもカーグ社から引き継いだブランクパネルにマシンエングローブしているようです) されたか既に契約期間中に製造されていたと思われます。
さらに、7-75 (1975年7月) の製造刻印があるB社製のポリスオフィサーランクも存在しますがランク名称がポリスマンからポリスオフィサーに変更になったのは1973年10月ということなのでB社にスペシャルオーダーしたものかもしれません。
そして、何と伝説の『1968年ダイ』は壊されることなくB社の倉庫に眠り続け、何と2017年の世に復活していたのでした!?
それは、L A域内の現役若しくは退職したL Eなどのメンバー達により構成されているLAPD、LASDやCHPなどの昔を懐かしむヴィンテージ愛好団体である "エル.エー. カッパーズ" (以下LAC) がイベント時などに着用するために当時のチーフ・ベックの許可を取り、B社にスペシャルオーダーして保管していた 『1968年ダイ』 でポリスマン&ウーマン、サージャンとルテナントの4ランクを製造させたのでした。
次の画像の左側が1-71 (1971年1月) 製造刻印のある、磨かれて一部すり減っていますが当時の実物PMランクバッジで、右側が4-17 (2017年4月) 製造刻印のある、LACが約46年ぶりに眠っていた 『1968年ダイ』 を使用して復活させたバッジですが、ナンバーフォントと裏面がシェルバックから Hydraulic hammers emboss machine の進化によりスムースバックに変更になっている以外、同じ 『1968年ダイ』 を使用しているのが判ります。
この 『1968年ダイ』 使用の復活バッジについては、ナンバーフォントが2種類存在しているなどミステリアスな話のほか、B社2006年リザーブPOランクバッジの話などもあるのですが、ブログ上では憚りますので是非4月29日(土曜日)開催のビクトリーショー "Kent Space" ブースにお越しください !!

次の画像は、2023年4月14日のLAPD DAYイベントにヴィンテージユニフォームを着用して参加したLACのメンバー達
Photo by LAPD

両方のチーフバッジ共1968年にエンテンマン社からB社に契約が変更になった折、それまでの4ピースバッジから1ピースバッジに作り替えた 『1968年ダイ(金型)』 で製造されたものでした。

ところで、B社は1968年から1971年頃までの短期間しか契約を保持しておらず、製造したランクもポリスマン&ウーマン、サージャント、ルテナント、リザーブポリスマン&ウーマン、インベスティゲーター (ランクがデェテクティブに変更になったのは1980年からで製造刻印は7-79) とブランクパネルだけであるためダリル・ゲイツ氏がチーフに就任したのが1978年であることからブランクパネルダイを使用してチーフランク#1バッジは再製造 (サン社は以前からチーフ、そして近年ではアシスタントチーフ、デェピュティーチーフランクもカーグ社から引き継いだブランクパネルにマシンエングローブしているようです) されたか既に契約期間中に製造されていたと思われます。
さらに、7-75 (1975年7月) の製造刻印があるB社製のポリスオフィサーランクも存在しますがランク名称がポリスマンからポリスオフィサーに変更になったのは1973年10月ということなのでB社にスペシャルオーダーしたものかもしれません。
そして、何と伝説の『1968年ダイ』は壊されることなくB社の倉庫に眠り続け、何と2017年の世に復活していたのでした!?
それは、L A域内の現役若しくは退職したL Eなどのメンバー達により構成されているLAPD、LASDやCHPなどの昔を懐かしむヴィンテージ愛好団体である "エル.エー. カッパーズ" (以下LAC) がイベント時などに着用するために当時のチーフ・ベックの許可を取り、B社にスペシャルオーダーして保管していた 『1968年ダイ』 でポリスマン&ウーマン、サージャンとルテナントの4ランクを製造させたのでした。
次の画像の左側が1-71 (1971年1月) 製造刻印のある、磨かれて一部すり減っていますが当時の実物PMランクバッジで、右側が4-17 (2017年4月) 製造刻印のある、LACが約46年ぶりに眠っていた 『1968年ダイ』 を使用して復活させたバッジですが、ナンバーフォントと裏面がシェルバックから Hydraulic hammers emboss machine の進化によりスムースバックに変更になっている以外、同じ 『1968年ダイ』 を使用しているのが判ります。
この 『1968年ダイ』 使用の復活バッジについては、ナンバーフォントが2種類存在しているなどミステリアスな話のほか、B社2006年リザーブPOランクバッジの話などもあるのですが、ブログ上では憚りますので是非4月29日(土曜日)開催のビクトリーショー "Kent Space" ブースにお越しください !!

次の画像は、2023年4月14日のLAPD DAYイベントにヴィンテージユニフォームを着用して参加したLACのメンバー達
Photo by LAPD

Posted by Kent Space at 18:24│Comments(0)
│From U.S.A.