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Posted by ミリタリーブログ at

2013年02月28日

Movie Prop Badges #3

 さて、次には、 ”CHiPs”(邦題:白バイ野郎ジョン&パンチ)に触れないわけにはいかないでしょう。
 NBCで1977~1983年まで6シーズン139エピソードが放送されましたが、最終6シーズンは、主役の一人であるOfficer Jon BakerことLarry Wilcoxが抜け、Officer Bobby NelsonことTom Reillyに替わり邦題も”白バイ野郎パンチ&ボビー”に変更されましたが、当時のCHP全面協力により制作されたため、ロケーションは実際のCHP East LA Stationなどでされたほかタイトルバックには実物バッジが登場していました。
 しかし、出演者が撮影中に着用していたバッジは、CHiPs用に作製されたプロップバッジでしたが、ENTENMANN社製であったといわれており、ナンバー部分に”CHiPs"と刻印されている以外は、実物バッジと違わぬ出来でした。
 ちなみに、ジョンのバッジナンバーは、タイトルバックに登場している実物バッジの#8712(パンチ&ボビーではボビーのバッジとして登場していますが......??)となっていますが、パンチのバッジナンバーは確認が難しいのですが、マニアの間では、#2140&B-600(リザーブオフィサー?)とされているようです。
※画像の1段目がCHiPs撮影用のプロップバッジで、2段目は実物SUN Badge社製OFFICERランクバッジ(CHPは1995年7月1日に、それまで主に州議事堂などを警備していたCALIFORNIA STATE POLICEを併合したため、それまでTRAFFIC OFFICER=交通巡査というランクをOFFICER=巡査に変更しています)、3段目は実物Blackinton社製SERGEANTランクバッジです。
http://www.youtube.com/watch?v=VTDOLoDiOcg&NR=1&feature=endscreen
http://www.youtube.com/watch?v=KekVrkXGYFw
 その後、1998年に”CHiPs '99"というタイトルでリメイクされていますが、シリーズ化ではなく単発であったためか、使用されたプロップバッジは実物より2回り位小型で、椀曲のない偏平なバッジでしたが、途中パンチを停車させたシーンで新人オフィサーが着用していたのは実物バッジのようです。
http://www.youtube.com/watch?v=_1JKatj1KnI
 遡ること1955年には、当時のCHP協力のもと製作されたBroderick Crawford主演の”Highway Patrol”というTVシリーズがあり、日本でも1956年にNHKで放送されていました。
http://www.youtube.com/watch?v=Mjt7xY18Adk


  

Posted by Kent Space at 17:34Comments(0)Kent CollectionMovie & TV

2013年02月25日

Movie Prop Badges #2

 先にも少し触れましたが、過去にはLAPDを扱った”DRAGNET”や”ADAM-12”のように、当時のLAPDチーフが全面協力し、実物のバッジを出演者全員に貸し出したこともありましたが、その後、特にLAPDでは、1980年代後半頃までLAPD独特のオーバルシールドバッジの使用を許可せず、イーグルトップシールドを使用させるなど、実物どおりのバッジやパッチを使用することを制限した時期もありました。
 そんな時期に製作されたLAPDモノには、TVシリーズの”POLICE STORY" や”T. J. Hooker”(邦題”パトカーアダム30”)などがありますが、シリアスな映画としては、1972年公開の”The New Centurions”(邦題『センチュリアン』)があります。原作は、LAPDに14年勤務しSERGEANTで退職したJoseph Wambaugh、主演は、George C. ScottとStacy Keachで、TVシリーズ”CHiPs”(邦題『ジョン&パンチ』)のパンチことErik Estradaも出演していました。
 この映画に使用されたバッジもシルバーカラーベースのイーグルトップシールドで、ランクパネルには”PATLORMAN”(LAPDでは1972年まで男性警察官は”POLICEMAN”、女性警察官は”POLICEWOMAN”でしたが、男女平等の観点から、すべて”POLICE OFFICER”に統一されています)、その下段のパネルには”METROPOLITAN”もしくはブランク(空欄)、センターシールは、ホワイトリムに5ポイントスター(この部分がゴールドカラーに見えるような......?)、その下段パネルに”POLICE”の文字が確認できます。バッジナンバーは確認できませんでしたが、ハットバッジもセンターシールとPOLICEパネルは同仕様のようでした。
 新人とベテランオフィサーの通常勤務などをシリアスに描いた作品で、劇中George C. Scott演じるベテランオフィサーが着用している制帽が8角タイプなの対して、Stacy Keach演じる新人オフィサーは円形タイプを着用していますが、当時ちょうど8角から円形タイプに変更になった時期であったため、劇中でも正確に描かれているほか、ポリスアカデミー(アカデミーの卒業式典のシーンに実際のフィルムが部分的に使われており、映画部分はイーグルトップシールドバッジ、実際の場面にはオーバルシールドバッジが登場しています)、パトカーのドアデカールなども正確でしたが、唯一バッジだけは実物とは異なっていました。
http://www.youtube.com/watch?v=bOfJ13oHLig




 次に、同仕様のプロップバッジを使用したものとしては、”The New Centurions”から派生したと思われる、原作が同じJoseph WambaughによるTVシリーズ”POLICE STORY"と”The Blue Knight ”があります。
 ”POLICE STORY"はNBCにおいて1973~1978年まで95エピソードが放送されましたが、毎回主演・ストーリーが違い、著名なスターに交じって、またしてもErik Estradaが出演していました。
http://www.youtube.com/watch?v=yrfQNEUpnNc




 ”The Blue Knight ”は、CBSにおいてGeorge Kennedy主演で1975~1976年25エピソード放送されました(たしか、ウイリアム・ホールデン主演でミニシリーズもあったような......?)。プロップバッジのセンターシールリムはネービーカラーのようです。
http://www.youtube.com/watch?v=1PnnrLPBcWY




 最後は、”T. J. Hooker”(邦題”パトカーアダム30”)は、前項までのシリアスドラマ系とは異なり、勧善懲悪型の一話完結TVドラマでCHiPsと同様でしたが、CHiPsは発砲シーンの少ない子供と一緒に見られるドラマでしたがT. J. Hookerは発砲シーン満載でした。
 主演はSergeant Thomas Jefferson こと"T. J." Hookerを、スタートレックのカーク船長でおなじみのWilliam Shatnerが演じていました。また、1982~1985年まではABC、1985~1986年まではCBSに変わって95エピソード放送されました。舞台となるのはLCPDという架空?の警察で、ショルダーパッチにもLCPDと表記されてたものを全員が着けているほか、パトカーのシティーシールも変えてありましたが、LAPDが元となっていることは確かでしょう。使用されたプロップバッジは、シルバーベースのイーグルトップですが、ランクは主役がSERGEANT、他はPATROLMANで、下段パネルはブランク、センターシールはネービーカラーリムに5ポイントスターで、下段パネルはPOLICEでした。 ナンバーパネルにはっきりとバッジナンバーが刻印されていましたが、放送局が変わったせいなのか、主役のSERGEANTバッジは、115と132があったようです。そのバッジはSUN Badge社製であったといわれています。
http://www.youtube.com/watch?v=Bzu2cCRf3fc



  

Posted by Kent Space at 19:26Comments(0)Movie & TV

2013年02月22日

Movie Prop Badges #1

 私が、U.S. POLICE Badgeをコレクションすることになる原点となったのは、アメリカンポリスムービーでした。これから何回かに分けて映画に使用された”Movie Prop Badge”達について、迷惑承知で?熱く語りつくそうと思います......。
 まず最初は、何と言ってもその原点となった、1971年公開の ”Dirty Harry" に登場したバッジです。この映画のラストに、警察組織に嫌気がさした主人公Dirty HarryことInspector Harry Callahanが、バッジワレットからフラットバッジ風を取り出し、沼に向かって放り投げるシーンが、何故か心に残り、直ぐにでもサンフランシスコ(以下SF)に行って沼から拾い上げたい気分になったのを覚えています......。その夢?は、1977年に初めてSFを訪れても叶いませんでしたが、後々実物のSFPD・INSPECTORバッジとは「似て非なるもの」ということが判りました......。
 ムービープロップとは映画小道具のことであり、いくらアメリカでも本物を映画で使用することは難しいため、地元市及びポリスの許可と協力のもと小道具係が用意することになりますが、ことバッジに至っては、小道具係が手作りする場合が多く見受けられ、この映画においても、金属板らしきものを星形に切り抜き、手書きでペイントしたような感じに見えますね.....。
 とは言っても、この映画の少し前1968年公開の ”Bullitt” では、市及びSFPDの協力はもちろんのこと、バッジが登場するシーンでは本物のSFPD・INSPECTORバッジが登場しているらしい......要チェック!?
 残念ながらダーティーハリーに使用されたプロップバッジが現存するかの情報はありませんが、やはりあの沼の底に眠っているのでしょうか....??
 ちなみに画像の一番下段が実物のI&J社製SFPD・INSPECTORバッジですが、バッジナンバーは14Kゴールドを使用した別部品の貼り文字となります。




 シリーズ1では、SFPDチーフやオフィサーなどは実物似のバッジを使用していましたが、INSPECTORバッジはその後、シリーズ3でも「似て非なる」プロップ仕様が使用されていたようです。
 



☆ここで、”トリビア”を.....SFPDでは1930年まで、いわゆる「刑事」は”DETECTIVE BUREAU”(刑事局)に所属し、ランク名も”DETECTIVE”と”DETECTIVE SERGEANT”でしたが、その後”INSPECTOR'S BUREAU”となったためランク名が一律”INSPECTOR"となりました。
 そして、1995年に”INSPECTOR'S BUREAU”が”INVESTIGATIONS BUREAU”(捜査局)に名称変更されたのですが、その時になんと”INSPECTOR”のランク名を廃止する案が浮上したそうです。
しかし、警察内部からも米国内の他都市ではほとんど使用されていない「刑事」イコール”INSPECTOR”という伝統あるランク名称(刑事ランクにINSPECTORを使用しているのはSFPDのみで、NYPDでINSPECTORランクは、CAPTAINよりハイランクの”警視”級です)を一気に廃止することに異議が出て、とりあえずその時点で任命されている”INSPECTOR”ランクが全員退職するまで使用を続けることになったとのことです。
そして、現在新たに刑事になる場合は”SERGEANT”ランクが条件となるだけで、特別な名称は与えられてはおらず、バッジも従来から使用している"SERGEANT"ランクバッジだそうですが、寂しい限りではあります.....。

   

Posted by Kent Space at 17:46Comments(3)Kent CollectionMovie & TV

2013年02月18日

ITHACA-37

 この1989年に装備品登録されたITHACA-37は、友人がLAPDの放出装備品を抽選で引き当て購入したものです。 ADAM-12にも登場するポリス仕様のショットガンですが、銃本体の刻印などがLAPDの装備品であったことを示しています。


  

Posted by Kent Space at 14:26Comments(0)From U.S.A.

2013年02月13日

成果 #8:LAPD Badges....

 LAPD博物館にディスプレイされているLAPDシリーズ1~6(現行)までのバッジ達です。



 この中には入っていないのですが、他にシリーズ5.5というダイアモンドシェイプの小型バッジがあります。唯一私が所有していないシリーズなので、現在も入手すべく努力中ですが、前途は厳しい.......。
 このシリーズ5.5バッジは、1940年にシリーズ5バッジから変更するため、シリーズ6としてデザインされ、ENTENMANN社によって実際に製作もされましたが、結局支給されることはなく、シリーズ6は、現行オーバルシールドのデザインになりました。支給されず日の目をみなかったため、コレクターの間では”まぼろしのバッジ”として垂涎の的となっており、LAPD博物館にも所蔵されていないほどの希少バッジです。米国内に数個実存しているのが確認されていますが、私も、著名なバッジコレクターの自宅で、何と2種類・3個確認しています......思わずヨダレが出てしまいました......。
 その後、せっかくデザインしたので、もったいないと思ったのか1947年(訂正)”RESERVE OFFICER(予備警察官)”のバッジとして少しサイズを大きくし1960年代後半まで使用されました。
 画像は、左端がレプリカですが、まぼろしのシリーズ5.5バッジ、真中が”RESERVE OFFICER(予備警察官)”バッジ、右端が現行シリーズ6バッジです。



  

Posted by Kent Space at 18:12Comments(0)Kent CollectionFrom U.S.A.

2013年02月12日

成果 #7:My Guns.....?

 米国にある私のGun達です.....とは言っても、私の名義で購入できませんので、正しくは、私が資金を負担し、米国人である友人の名義で購入してもらったGun達です。
 M1 CarbineはWWⅡで使用された、1943年ウインチェスター社製オリジナルです。30 Carbine弾独特の発射音を響かせ快調な作動でした。コンバットのヘンリー少尉をイメージして......。
 SIG 1911は、私がもっとも信頼しているSIG社の1911モデルで、その仕上げの良さとアキュラシーには感激至極です。PPKとハイパワーは、今回の渡米中に行ったガンオークションで落札してしまいました......??
 私は、007世代(ゴールドフィンガーからですが)で、中学生の時に初めて買った(実際は、お年玉だけでは足りず、母には内緒で、父に買ってもらった)モデルガンがPPKでしたので、特に愛着があります。見るだけのつもりで行ったオークションで、程度の良いPPKを見てしまったのが、運のつきでした......。しかし、以前GUAMで撃ったことがあるのですが、380ACP弾は手首が痛くなるほど”暴れ”ますので、正直撃ちたくはありません......。
 ブローニングHPは、ポリスフリーク御用達ムービーである”Beverly Hills Cop”の主人公Sgt. Axel Foley愛用の銃です。正確には、映画で使用されたタイプではありませんが、1973年製の未発砲の綺麗なガンブルー仕様です。発砲はせず、コレクションオンリーにするつもりです。現行のHPは、パーカライジング?のような仕様で、比較にならないほどチープな仕上がりですので.....。
 米国の変な?銃規制(私は、日本における銃刀法を支持します)で、カリフォルニア州では、拳銃・ライフル共装弾数は10発に制限されています。マガジンやチューブも上げ底のように改造されていますが、改正以前に所有していた多弾装マガジンは、所持はできるが、売買は不可というものです。しかし、司法警察職員は多弾装マガジンの購入が可能なため、友人のおかげで、私のM1 Carbineには10発マガジンの他に30発マガジンが4本、HPも15発マガジンが2本付属しています。
Photo by S.K.



  

Posted by Kent Space at 16:06Comments(0)From U.S.A.

2013年02月10日

成果 #6:オマケ?

 youtubeからなのですが、米国のバッジ会社3社(United Insignia社、Blackinton社、Smith & Waren社)のバッジメイキング動画です。 既にご覧になった方もいるかとは思いますが、参考までに掲示します。
 特にUnited Insignia社は、現行のNYPDオフィサーランクバッジの製作過程が詳細にわかります。意外と家内制手工業的なのに驚かれた方もいると思いますが、米国のバッジ会社は概ねこんな状況です。
 私も以前、SUN Badge社を見学したことがありますが、新工場に移転したばかりでしたが、似たような状況でした。 さすが、全米一のバッジメーカーであるBlackinton社は、少しは近代化されていますが、レタリングを手打ち刻印する場合(少量製作のマイナーPDなど)など、ハンドメイドの部分もかなりあります。
 最近、フィリピンメイドの会社が進出してきていますが、人件費が安いばかりでなく、仕上げも良いため、契約を変更していいるメジャーPDもでてきていますので、その内、メイドインU.S.A.のポリスバッジはなくなってしまうかもしれません.......??
 オマケのおまけで、拾ったNYPD・第6分署の美人フューメルオフィサーの画像を添付します。
※お詫び:2本目が重複していましたので、Blackinton社の動画に変更しました。

https://www.youtube.com/watch?v=dnUnd71FhII
https://www.youtube.com/watch?v=RXJmsL5x1Ks
https://www.youtube.com/watch?v=Z9LPYwjh40A



  

Posted by Kent Space at 17:13Comments(1)From U.S.A.

2013年02月07日

成果 #5:Joke PD Patchs

 アメリカンポリスは、犯罪者に対してはとても厳しい対応をしますが、”善意の”一般人や旅行者にはとてもフレンドリーです。自分たちを”Big(豚)”にたとえマスコットにしたり、ドーナッツやハンバーガーなどをやたら食べているイメージからジョークパッチを作り、見学者などに配ったりするPDもあります。
 今回は、そんな"Joke PD Patch"と呼ばれるものを集めてみました。



  

Posted by Kent Space at 14:11Comments(0)From U.S.A.

2013年02月05日

成果 #4:CHALLENGE COIN

 偶然SHOT SHOWの会場で、同行していたLAPDサージャントの高校時代からの友人が、セキュリティ関係のブースを出店しており、彼からチャレンジコインなどをいただいてしまいました。
 彼のクライアントは、米国・海外の警察や軍隊関係者が多いため、名刺交換と一緒にもらったとのことで、彼はコレクターではないので、私にプレゼントしてくれました。
 この中でも、LAPD・SWAT、U.S. NAVY SEALS TEAM-1、SBS(Special Boat Service, 英国海軍特殊部隊)ピンズなどなど、感激ものが多く、これまでチャレンジコインは、「集め始めるとキリがない」と控えていましたが、これをきっかけに.....などと思ってしまいました。



  

Posted by Kent Space at 14:02Comments(0)From U.S.A.