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Posted by ミリタリーブログ at

2014年08月31日

縦54mm.....えふ.びー.あい......

 読者から、「FBIバッジについて取り上げてください。」 というコメントでのリクエストがありましたので、遅ればせながら取り上げてみたいと思います。
 FBI: “Federal Bureau of Investigation (米国連邦捜査局)” 自体は今更説明する必要もないと思いますので、今回はバッジについてのみ取り上げます。
 FBI の現行バッジは1908(もしくは1909)年に母体にあたる “Bureau of Investigation (BOI)” バッジから数えるとシリーズ4になりますが、説明するより次の画像をご覧ください。 以前記念品として販売されていたルーサイト (樹脂封入処理) されたヒストリカル・プリークです。 米国の某有名記念バッジ会社製の実物サイズでしたが、シリーズ2から現行までのバッジの縁取りが実物と異なっており、これは、ルーサイトから取り出すヤカラ(私など?)に対応するため、あえて変えたらしいとのことでした。


 以前にも触れましたが、FBI ではセカンドバッジの所持を認めていないと言われているため、エージェントが携帯できるのは支給されたバッジのみということになります(紛失を恐れて、急襲時などはレプリカバッジを携帯しているなどという噂?があるようですが、このことについて以前連邦司法警察組織をリタイアしたバッジコレクターに聞いたところ、「セカンドバッジの所持が許可されていない以上、レプリカバッジなどを代用することは考えられない。 第一エージェントのプライドが許さないだろう」 とのことでした)。 実物のバッジ自体は左右にゆるくカーブし、裏面には小さめのピン&セフティー (バージェス) キャッチが付いており、メーカーHMなどは刻印されておらず、ただバッジナンバーのみが刻印されています。 ただし、これは1990年代までのことで、最新現行モノについては未確認です。
 次に、製作メーカーについては、裏面にメーカーHMを刻印させないため、確認が難しいのですが、現行サイズになった当初は、マサチューセッツ州アテンボロウにある Robbins Co. (1970年にバッジ製造部門をBlackinton社に売却後、現在でも宝飾・シルバーウェアメーカーとして存続) が1~1000までのナンバーを刻印し納品したと、FBI のホームページに詳しいバッジ・ヒストリーが掲載されています。 その後ジェニングス社が製作しているとの情報もありますが、このジェニングス社自体の記録を見つけることはできませんでした。
http://www.fbi.gov/about-us/history/a-centennial-history/fbi_heritage
 現行バッジのサイズについては、流出しているレプリカバッジについても様々で、既成のバッジクリップに収まるか否かで判断されているようですが、次のイラストは、現行バッジのサイズと色調を示したもので、実物バッジからサイジングしたものです。 実物はゴールドカラーですが、イラストではシールドのベース部分(橙色)は 『薄い艶消し』 (この仕様は連邦系バッジや記念バッジに多く見られますが、高級仕上げで価格に反映するためと、磨いてしまうと消えてしまうためか、シティポリスなどではめったに見かけません) で、イーグル・文字・縁取り部分(黄色)は磨き仕上げとなっています。 この 『縁取り』 部分が特徴で、垂直裁断や縁が凸状になっていたりするレプリカが見受けられますが、実物は 『斜め台形状』 になっています。 また、バッジの材質は真鍮と銅の合金で、24Kの厚めのゴールドメッキが付されているとのことですが、長年の擦れや、磨き過ぎてしまうと地金が出てしまい、後はひたすら磨いてやらないと黒ずんでしまう状態になってしまいます。


 さて、次の画像は現行実物バッジと思われる画像で、サイトからと友人にいただいたものなどですが、シールド・ベースの 『薄い艶消し』 部分が確認できるものもあります。



※追記:2022年4月時点で何件かコメントをいただきましたので、FBIのSAをリタイアしたバッジコレクターからいただいた実物バッジの裏表画像を添付します(2022/5/3)。



 FBI は映画・TVドラマで頻繁に登場することもあり、多くのレプリカやフェイク・バッジが出回っていますが、残念ながらシールド・ベース部分が 『薄い艶消し』 仕様のものは皆無で、金ピカメッキのモノがほとんどですが、そのサイズもマチマチのようです。よく 『フルサイズ』 とか 『オーセンティックサイズ』 などという表現を日本国内で見聞きしますが、米国のバッジ・コレクター間ではあまり見聞きしたことがありません。 実物よりラージかスモールかを問うことはありますので、あえて言うなら 『リアルサイズ』 かな......?
 次の画像はサイト上で確認できるレプリカバッジ達ですが、リアルサイズに近いものから少しスモールサイズなものまで様々ですが、一様に金ピカ仕様なのはまだしも、縁取り部分の勘違い?や、一番肝心な中央に鎮座まします “Lady Justice” (公正・正義の女神) についてはいただけないものもあります。 この女神は現在放映中の日本の検事ドラマにも登場していますが、片手に正邪を測る天秤、もう一方に力を表す剣を持っています。 さらに、必ず目隠しもしくは目を閉じていなければなりませんが (実物FBIバッジは目隠し)、レプリカバッジの中には目隠しが 『鉢巻』 になって、吊り上った目が見えているものや、ニコニコ微笑んでいるように見えるものがあるのは、ご愛嬌でしょうか!? 余談ですが、ウイキペディア英語版に添付されているFBI バッジは、鉢巻?にニコニコ顔の女神のレプリカバッジが掲載されています。 以前は実物バッジと思われるものが使われていたような気がしたのですが、偽造防止のため、あえてFBI 関係者の手により、ニコニコバッジに変えられた.....なんてね…..!?


 “Lady Justice”


 さて、実物FBI バッジの入手はとてつもなく難しいと言われていますが、現在では円満退職したエージェントはバッジと ”RETIRED” と穴あけ処理されたIDカードが取り付けられた退職記念プラーク(盾)を贈られますが、携帯用はリタイヤード・パネル付のバッジ (SUN Badge社で製作できる) を自費購入するようです。


 しかし、1990年代までは支給されたバッジをそのまま保持できたこともあるようですが、他には実物バッジ製造メーカー製のピン&セフティーキャッチのない実物同様バッジをルーサイト (樹脂封入) 処理し、プレートを付けた退職記念プリークが贈られていました。

※ 『夏休み中の手抜き更新?』 を払拭する勢いで、FBI バッジについて一気にしたためてしまいましたが、いかがでしたでしょうか? 私のブログは、なるべく?事実に基づいてつづっているつもりですが、中には 『妄想』 や 『勘違い』 なども含まれていることもあることをご了承ください.....。
 現在、もう一つ宿題 (リクエスト) がありますが、近日中に取り上げたいと思っています......。

  

Posted by Kent Space at 14:41Comments(11)From U.S.A.

2014年08月27日

LAPD SERGEANT latest badge number......

 夏休み中の手抜き更新と思われがちですが.......!? LAPDのサージャント・ランクのバッジ・ナンバーが5千番台に入ったことが確認できましたのでアップしました。
 この動画は一連の ”77th Street Station” のPRビデオで、”SUNBURST ACADEMY” という青少年非行防止組織のボランティア活動を取り上げていますが、MCを務めている Sgt. Adam Moore のバッジ・ナンバー#5141 がはっきり確認できます。
https://www.youtube.com/watch?v=JJ8s4VJwNCg
 動画中のSgt. Moore は、LAPDの記録によると2010年時点でPOLICE OFFICER II 、2011年10月時点ではSERGEANT I に昇任していたようです。 ナンバー・フォントも2008年以降のニューバージョンになっており、2011年前後に昇任したと思われるので、5千番台に入ったのはそれよりだいぶ前だったことになります。
 サイト上で確認できる、5千番台以前のサージャントランク・バッジ


 次の画像は、2014年7月にアカデミーを卒業したルーキーの PO ランクバッジですが、バッジナンバーは2万2千5百番台を超えていました。



  

Posted by Kent Space at 16:28Comments(0)From U.S.A.

2014年08月19日

110 Freeway shootout

 日本時間19日・LA現地時間18日月曜日の午前中、110フリーウェィからハイスピード・チェイス(高速追跡)を受けたシャンパングレーのSUVから発砲があり、その後再発砲を繰り返し、South LAに入り停車後、LAPDのPCに包囲されたが、2名の容疑者はドラムマガジン付・ピストルグリップ仕様の違法ライフル銃を発砲し、包囲したPCのボディやウィンドウに損傷を与えた。
 その後駆け付けたLAPD・SWATチームがアーマーカー(装甲車)を盾に応戦し、容疑者の1名を射殺、もう1名を逮捕したが、勤続22年のベテランSWAT隊員が足を撃たれ、救急搬送後手術を受けたが再手術の必要があるとのこと。
http://ktla.com/2014/08/18/police-pursuit-ends-in-south-l-a-after-suv-occupant-opens-fire-on-officers-search-underway/





SWATアーマーカーの弾痕を示す、LAPD COMMANDER Smith


ドラムマガジンとストックのないピストルグリップ仕様のライフル銃は、カリフォルニア州では違法になる。

  

Posted by Kent Space at 19:53Comments(0)From U.S.A.

2014年08月18日

Getting Back On Patrol !!

 LAPD Mission Station に勤務する38歳のOfficer Marcial Cruz は一年前に左足の腫瘍を摘出したが、検査の結果、悪性の腫瘍であることが判明し左足くるぶし下から切断することになった。 しかし、彼はそれにめげず、厳しいリハビリを経て、走れるまでに復活し、今月見事パトロール勤務に復帰した!
http://losangeles.cbslocal.com/2014/08/14/veteran-lapd-officer-wouldnt-let-amputation-keep-him-from-getting-back-on-patrol/#.U--bxe3vUg8.email
 画像は、仲間が彼のために寄付を募った時のもの


  

Posted by Kent Space at 16:11Comments(0)From U.S.A.

2014年08月15日

LAPD 77th Street DIvision.....

 LA管内でもSoutheast Divisionと並ぶ危険地域である 77th Street DIvisionのDivisional Inspection(分署点検・点呼?)の動画などをお届けします。
 この画像は、ヘッドクオーター前のもので、動画とは関係ありません。


 最初の動画は前CAPTAIN Arcos (今月COMMANDERに昇任) 時のDivisional Inspectionですが、クラスAユニフォームにレギュレーション・ハット着用で臨み、CHIEF (本部長、KC庁でいえば、警視総監) の点検・点呼を受けますが、事後にはコミュニケーションをとったり、記念写真を撮ったりと和やかな部分もあるようです。
https://www.youtube.com/watch?v=QIQo6CnUWA0
 次の画像は、新任のCAPTAIN Polka を紹介するものですが、この辺りもアメリカン・センスが感じられますね!
https://www.youtube.com/watch?v=NbFfMlTLkJQ&feature=youtu.be
 最後は動画ではないのですが、Southwest Divisional Inspection ですが、やはりセンスが違いますね。
https://www.youtube.com/watch?v=Z0F-_Cw5IzA
 以上、お盆中の手抜き更新でしたが、まだまだ暑い日が続くようですので、水分&栄養補給と休養で凌ぎましょう!!
  

Posted by Kent Space at 16:00Comments(0)From U.S.A.

2014年08月10日

Major Crimes

 昨日、撮り溜まった ”Major Crimes” を観ましたが、現役LAPDオフィサーのエキストラ出演が確認できました! 親元である ”THE CLOSER” でもあったのですが、確認の方法が小さな画面でバッジを見るだけのことなのでイマイチ自信がありませんでした......が、今回は長年の経験?で間違いないと思います。
 この番組に使用されているLAPDのプロップバッジはよくできている方ですが、カーブが左右のみで『椀曲』 (私独自の表現ですので、『ドーム状』 の方が解りやすいかもしれません) しておらず、さらにハードエナメルではなくソフトエナメル仕様ですので、画面でも解りやすいのです。 それが、今回、画面にバッジが鮮明に見えたため、”DETECTIVE” の文字形状とナンバー形状ばかりかナンバーまで確認できましたので、これが現役オフィサーのエキストラ出演だと確信を持ちました。
 米国では、ポリス・オフィサーのアルバイトが認められており (風紀的に認められていない職種もありますが) こうしたTVドラマや映画などへのエキストラ出演はよくあることですが、どのオフィサーが現役であるかは、知り合いでもない限り判断できませんし、その上、バッジなどもプロップを着用する場合もあるようですのでなおさらですが、今回は間違いないと思います!?
 今回確認できた、実物の ”DETECTIVE” バッジを着用した現役オフィサーのエキストラと思われますが、ナンバーもあり得るものでハッキリ読み取れます。 また、エポーレットも縫い付けてあるようですね (※ワイプ画像は実物DETECTIVEバッジです)。


 こちらは通常このドラマで使用されているプロップバッジで、ソフトエナメル仕様、あり得ないナンバーとなっています。


 また、LASDのデェピュティーが登場する回もあり、ショルダーパッチはプロップ仕様になっており、バッジもプロップでナンバーは刻印されていませんが良くできています。
 私は、いつもポリスの登場する映画・ドラマは、こうしたバッジや装備品などをよーくみてしまうので、これが手抜き加減だと、ストーリーにも入り込めなくなってしまうのです......この辺りをキッチリ作っているものは、必ず現役もしくは退職したオフィサーなどがアドバイザーとして参加しています。


  

Posted by Kent Space at 15:48Comments(3)Movie & TV

2014年08月07日

続報:しまった×2......

 既報の行方不明・ショットガンが翌日無事?発見されました! 発見と言っても、ショットガンを拾ってネコババ?しようとした43歳の男が逮捕されたオマケ?までついてしまったそうです.....。
 捜索中K-9に噛まれてしまったオフィサーも快方に向かっているということで、ショットガンも悪用される前に発見され、まずはメデタシ.......!?
 MCから落下してしまったショットガンはレミントン870だったようですが、直ちに全MCのショットガン・キャリーのロック機構が点検されたのは言うまでもないようです。
 

  

Posted by Kent Space at 18:52Comments(0)From U.S.A.

2014年08月02日

しまった×2......

 現地7月31日木曜日の午後、LAPDのモーターサイクル・オフォサーが自分のMCに装備していたショットガンのロックが外れ走行中に落下してしまっていたことに気付き、緊急事態発生とりました。 直ちに、K-9(警察犬) ユニットの応援でショットガンを捜索していたところ、捜索中のオフィサー (ニュアンス的にはショットガンを落としたMCオフィサー??) がK-9・ドッグにふくらはぎを噛まれ救急搬送されてしまったとのこと。
 しかし、ニュースではLAPF (Los Angeles Police Foundation:市警察基金) が今年8000セット寄贈し、各PCなどに装備されたファーストエイドキット(救急セット?) のお陰で、救急措置ができたという方向で終わっていました......追記で 「金曜日現在ショットガンは発見されていない.....」 とも触れられてはいましたが......。
 ニュース記事にはBMWのMCの画像が掲載されていましたが、ハーレーかもしれません......!?


 LAPDにおいてもK-9達の活躍は目覚ましいものがあり、今回の事象は、数少ないアクシデントの一つなのですが.....!?
 以降の参考画像はLAPDの現役K-9達ですが、今回の事件とは関係ありません!




 決して彼らK-9 が悪いわけではなく、落としたショットガンにMCオフィサーの臭いが付いていたので、いつものように犯人を見つけたと思い噛みついてしまったのかも........両事象とも笑って済まされることではないのですが、噛まれたオフィサーの完治とショットガンの発見を願うばかりです......でも、僕らの兄貴が噛んでしまったのなら、ゴメンナサイ.......!? なお、LAPDをはじめ米国警察の多くでは、K-9達をポピー(仔犬) のころから担当オフィサーが一人前のK-9 に育て上げます!



  

Posted by Kent Space at 17:33Comments(0)From U.S.A.