2017年03月26日
LAPDの憂鬱.....!?
LAPDフリークにとっては悲しいお知らせです…..!?
数々の映画やドラマにも登場しLAPDのシンボルだった、旧ヘッドクオーター(以下本部)ビルの“パーカーセンター”が取り壊されることになってしまいました。
これは現地3月24日にLA市議会議員投票の結果20対0の全員賛成で可決されてしまったもので、跡地に27階建てのLA市オフィスタワーを建設することになったとのことです。

元々パーカーセンターはホテルの跡地に1955年LAPDの本部ビルとして完成しましたが、1950年からLAPDのチーフ(本部長)に就任していたウイリアム・H・パーカー氏が現職中の1966年7月に死去されたことに伴い “パーカーセンター” と改称されました。
以来、50年以上にわたり使用され、2009年10月に現在の新本部ビル完成に伴い本部としての役目を終えました。その後SIU(特別捜査ユニット)の写真班のみ細々と使用していましたがそれも移転し、2013年1月にエンディング・セレモニーが行われ完全に閉鎖されました。
以来4年近く保存か取り壊しかで継続して検討されてきたようですが、保存にかかる費用より新たなオフィスタワーを建設する方が1億ドル以上予算が少なくて済むことなどで、市議会の議決により取り壊しが選択されたようです。
この決定を受け、保存に向け運動をしてきたLAPDの現職やOB達は一様に怒りと悲しみを表しているようで、その一部だけでも保存できないのかと訴えているようです。
私も本部だったころに何度か訪れており、友人のおかげで内部を見学し、屋上まで上がらせてもらったことを思い出し、取り壊しのニュースに一抹の寂しさを感じてしまう週末となりました.....。
私が2004年に初めて訪れた時も本部受付のオフィサー達がフレンドリーに迎えてくれました。

一階のロビーには、パーカー元本部長を記念したコーナーが設置されていました。


中庭にあった殉職オフィサーのメモリアルを屋上から撮影していました。

正面玄関出入り口右側に設置されていたファミリーを表したモニュメントはどうするのでしょうか? このモニュメントは現行のLAPD章にも描かれているものですので、銘文記念碑と共に移転し保存してほしいものです。


☆こちらは朗報です!!
昨年末にアメ横マルゴーさん突然閉店というショックなニュースがありましたが、その後の交渉などにより3月9日から旧マルゴーP1の場所で、新たに『Take Five(テイクファイブ)』として開店したとのこと、これでテイクファイブに寄った帰りに上野藪そばで 「ぬる燗に麦みそ、あがりにせいろ」 というルーティンをこなすことができそうです……。
数々の映画やドラマにも登場しLAPDのシンボルだった、旧ヘッドクオーター(以下本部)ビルの“パーカーセンター”が取り壊されることになってしまいました。
これは現地3月24日にLA市議会議員投票の結果20対0の全員賛成で可決されてしまったもので、跡地に27階建てのLA市オフィスタワーを建設することになったとのことです。

元々パーカーセンターはホテルの跡地に1955年LAPDの本部ビルとして完成しましたが、1950年からLAPDのチーフ(本部長)に就任していたウイリアム・H・パーカー氏が現職中の1966年7月に死去されたことに伴い “パーカーセンター” と改称されました。
以来、50年以上にわたり使用され、2009年10月に現在の新本部ビル完成に伴い本部としての役目を終えました。その後SIU(特別捜査ユニット)の写真班のみ細々と使用していましたがそれも移転し、2013年1月にエンディング・セレモニーが行われ完全に閉鎖されました。
以来4年近く保存か取り壊しかで継続して検討されてきたようですが、保存にかかる費用より新たなオフィスタワーを建設する方が1億ドル以上予算が少なくて済むことなどで、市議会の議決により取り壊しが選択されたようです。
この決定を受け、保存に向け運動をしてきたLAPDの現職やOB達は一様に怒りと悲しみを表しているようで、その一部だけでも保存できないのかと訴えているようです。
私も本部だったころに何度か訪れており、友人のおかげで内部を見学し、屋上まで上がらせてもらったことを思い出し、取り壊しのニュースに一抹の寂しさを感じてしまう週末となりました.....。
私が2004年に初めて訪れた時も本部受付のオフィサー達がフレンドリーに迎えてくれました。

一階のロビーには、パーカー元本部長を記念したコーナーが設置されていました。


中庭にあった殉職オフィサーのメモリアルを屋上から撮影していました。

正面玄関出入り口右側に設置されていたファミリーを表したモニュメントはどうするのでしょうか? このモニュメントは現行のLAPD章にも描かれているものですので、銘文記念碑と共に移転し保存してほしいものです。


☆こちらは朗報です!!
昨年末にアメ横マルゴーさん突然閉店というショックなニュースがありましたが、その後の交渉などにより3月9日から旧マルゴーP1の場所で、新たに『Take Five(テイクファイブ)』として開店したとのこと、これでテイクファイブに寄った帰りに上野藪そばで 「ぬる燗に麦みそ、あがりにせいろ」 というルーティンをこなすことができそうです……。
2017年03月14日
LASDの憂鬱.....!?
2014年12月にロサンゼルス郡保安官選挙により選出されたジム・マクドネル保安官については昨年11月29日の記事に『就任後約1年を経て「少し独自色?」 を出し長年仕えたLAPD独特の "エポーレット縫い付け仕様” を取り入れたのかな?』で取り上げましたが、その後も独自色を出しているようです。
私はこの噂?を聞いた当初は 「まさかッ!?」 と思っていましたが、今年に入ってロサンゼルスタイムスに2度記事として掲載されるに至っては噂ではなく事実であったことに驚くと同時に少し 『引いて』 しまいました。
さて、その事実とは……ロサンゼルス郡保安官事務所(または保安局、以下LASD)の制服保安官のリグ (腰回り装備) の金属部分 (バックル、ホックなど) をシルバーカラーのクローム仕様からゴールドカラーのブラス仕様にレギュレーション(規定)を変更するというものでした。
LASDの変更発表画像では右側のリグがゴールドカラーになっているのが分かりにくいですが、 『エポーレットが縫い付けられている!?』 のも気になりますね.....。
Photo by LASD

たしかに、現行のLASDの制服に付随するバッジ、メタル・ランクインシグニア (金属階級章)やタイバーなどはゴールドカラーが主体でしたので (唯一バッジのセンターに鎮座ましますカリフォルニア州のシンボルであるグリズリーベアのみがシルバーカラー)、なんで腰回りだけがシルバーカラーなのかな?とは思っていました。
この変更の発案者がマクドネル現保安官であることは、彼が最初にリグのメタルをゴールドカラーに変更していたことでも想像できますが、それにしても何故今??というのが正直なところで、メタルインシグニアのカラーをゴールドに統一する……という以外に何の意味が.....?
というのも、ゴールドカラーのブラス (真鍮) 仕様は革製品に対して優しくない?と言われており、これは新品状態ではクリアコートがかけられていますが、日常使用で簡単に剥がれてしまうほど薄い皮膜のため、真鍮の地肌が出てくすんでしまい常に磨いていないと輝きを保てない (特にバックル部分は磨きにくいのです…..) ばかりか、革部分が真鍮を侵してしまい緑青が発生し、いつの間にかホックの取り付け部分が外れてしまうという毎日のハードな使用に耐えられないとも思われるデメリットがあるからなのですが、 それに比べシルバーカラーのクローム仕様はよほどのことがない限り、くすむことも革部分を侵すこともないようですので、なおさらです。 それにしても、変更後にデュピティー達がブリーフィング時にサージャントの話も上の空でブラス部分をコンパウンドで磨いている姿が目に浮かびます.....。
LAPDでも1940年にバッジをシリーズ5のゴールドカラーのイーグルトップ・ティアドロップシールドから現行のシリーズ6、シルバーカラーのベースでツートーンカラーのオーバルシールドに変更した当初は、それまでゴールドカラーであったメタルボタン、ハットピース、インシグニアやリグのメタル部分を一斉にシルバーカラーに変更するのではなく、1969年まで時間をかけ変更していきましたが、今回のLASDでは30万ドルの変更費用を計上したとのことですので、新採用から随時変更するのではなく、全米一の群保安官組織であるLASDで約10,000名以上の制服保安官のバックル、リグのホックなどを 『全とっかえ』 するとしたら大変ですね.....!? そしてLA群住民からは 「緊急性を要しない全く無駄な予算である」 と批判もされているようです。
2017年3月2日付けLAタイムス記事:http://www.latimes.com/local/california/la-1488497891-jmd3sqxs66-snap-photo-photo.html
2017年3月8日付けLAタイムス記事:http://www.latimes.com/local/california/la-1489026035-4nqf3ypb2w-snap-photo-photo.html
※さて、しばらくブログの更新を休んでいましたが、ユックリ再始動していくつもりですので、ご笑読ください。
私はこの噂?を聞いた当初は 「まさかッ!?」 と思っていましたが、今年に入ってロサンゼルスタイムスに2度記事として掲載されるに至っては噂ではなく事実であったことに驚くと同時に少し 『引いて』 しまいました。
さて、その事実とは……ロサンゼルス郡保安官事務所(または保安局、以下LASD)の制服保安官のリグ (腰回り装備) の金属部分 (バックル、ホックなど) をシルバーカラーのクローム仕様からゴールドカラーのブラス仕様にレギュレーション(規定)を変更するというものでした。
LASDの変更発表画像では右側のリグがゴールドカラーになっているのが分かりにくいですが、 『エポーレットが縫い付けられている!?』 のも気になりますね.....。
Photo by LASD

たしかに、現行のLASDの制服に付随するバッジ、メタル・ランクインシグニア (金属階級章)やタイバーなどはゴールドカラーが主体でしたので (唯一バッジのセンターに鎮座ましますカリフォルニア州のシンボルであるグリズリーベアのみがシルバーカラー)、なんで腰回りだけがシルバーカラーなのかな?とは思っていました。
この変更の発案者がマクドネル現保安官であることは、彼が最初にリグのメタルをゴールドカラーに変更していたことでも想像できますが、それにしても何故今??というのが正直なところで、メタルインシグニアのカラーをゴールドに統一する……という以外に何の意味が.....?
というのも、ゴールドカラーのブラス (真鍮) 仕様は革製品に対して優しくない?と言われており、これは新品状態ではクリアコートがかけられていますが、日常使用で簡単に剥がれてしまうほど薄い皮膜のため、真鍮の地肌が出てくすんでしまい常に磨いていないと輝きを保てない (特にバックル部分は磨きにくいのです…..) ばかりか、革部分が真鍮を侵してしまい緑青が発生し、いつの間にかホックの取り付け部分が外れてしまうという毎日のハードな使用に耐えられないとも思われるデメリットがあるからなのですが、 それに比べシルバーカラーのクローム仕様はよほどのことがない限り、くすむことも革部分を侵すこともないようですので、なおさらです。 それにしても、変更後にデュピティー達がブリーフィング時にサージャントの話も上の空でブラス部分をコンパウンドで磨いている姿が目に浮かびます.....。
LAPDでも1940年にバッジをシリーズ5のゴールドカラーのイーグルトップ・ティアドロップシールドから現行のシリーズ6、シルバーカラーのベースでツートーンカラーのオーバルシールドに変更した当初は、それまでゴールドカラーであったメタルボタン、ハットピース、インシグニアやリグのメタル部分を一斉にシルバーカラーに変更するのではなく、1969年まで時間をかけ変更していきましたが、今回のLASDでは30万ドルの変更費用を計上したとのことですので、新採用から随時変更するのではなく、全米一の群保安官組織であるLASDで約10,000名以上の制服保安官のバックル、リグのホックなどを 『全とっかえ』 するとしたら大変ですね.....!? そしてLA群住民からは 「緊急性を要しない全く無駄な予算である」 と批判もされているようです。
2017年3月2日付けLAタイムス記事:http://www.latimes.com/local/california/la-1488497891-jmd3sqxs66-snap-photo-photo.html
2017年3月8日付けLAタイムス記事:http://www.latimes.com/local/california/la-1489026035-4nqf3ypb2w-snap-photo-photo.html
※さて、しばらくブログの更新を休んでいましたが、ユックリ再始動していくつもりですので、ご笑読ください。