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Posted by ミリタリーブログ at

2022年03月20日

あるデェテェクティブの持ち物.....

 前回は、現代の連邦系捜査官でしたが 今回は、1930年代後半のLAPDデェテェクティブの持ち物を探ってみました。
 ただし、約80年前なのでメーカーや型番などは全ては探れませんでしたが、いくつか調べてみました。


 上段左端は、フラッシュライトで当時ポピュラーなウインチェスター製かもしれません。 次は、当時のオフィサー必携の『ビリー クラブ』、『ブラックジャック』や『スラップジャック』などと呼ばれた携帯用鈍器で先端に鉛を仕込み皮革に包まれており、急所を狙えば一撃で気絶させるほどの威力があったようです。 その右はやはり必携の職務マニュアルと縦長メモ用紙&筆記具のようです。
 右端はデェテェクティブのサービスガンであるS&W M-10 2インチモデルと思われますが、コルト・デェテェクティブ・スペシャルもサービスガンで下段には38スペシャルの予備弾を12発携帯していたようです。


 次は、1940年代のピアレス社製ハンドカフで、現行のものより重量がありました。
 その下段は、通称レッドカード(1930's~1967年まで)と呼ばれたLAPDのIDカードとシリーズ5バッジですが、1940年には現行のシリーズ6バッジにデザイン変更されました。


 最後に下段左端は、盗難車両一覧表のようですが、当時は毎日更新された一覧表がパトカーやデェテェクティブに配付されていたとのことです。パトカーには一覧表専用のパネルが設置してあり一見車載用パソコンのようですが全くのアナログです。

  

Posted by Kent Space at 22:37Comments(3)From U.S.A.

2022年02月20日

ある連邦系捜査官の持ち物.....

 次の画像は米国の 『ある連邦系捜査官』 の持ち物達とのことですが.....。
 


 この画像からメーカーなどを探ってみました。
 まず、左端上の使い込まれた小型ナイフはヴィクトリノクス・パイオニア・ALOX・ブラックモデルのようですが、キーリングが付いているのでソルジャーではなく、また現行品のXではなく旧タイプのようです。
 次は、US・LE必携のiPhoneですがサイズからiPhone 5cと思われますが、Otter BOXの耐衝撃ディフェンダーシリーズのケースを使用しています。 続いてのパラコード ブレスレットのメーカーは不明ですが、スタンダードなロスコ製でしょうか?。 その左端はストリームライト・マイクロストリーム・フラッシュライトのようですが、自分で編んだのでしょうかパラコードが結ばれています。
 サングラスは、オークリー・ガスカン・ミリタリー・ブラックのようです。 次の、フォールディングナイフはベンチメイド・523SBK・TANTO・プレシディオ・ブラックの旧タイプのようですが、ナイフ用のパラコードランヤードに騎士ヘルメットアクセサリーを結んでいます。
 サービスガンは言わずと知れたグロック19 ジェネレーション4ですね。 その下のレザーマンツールはスクォート・Ps4のようです。
 次は、アメリカ人必携のリップバーム(邦名:リップクリーム)はポピュラーなサンバームのココナッツフレーバーのようです。
 そして、ベゼル付きの腕時計ですが、画像が不鮮明なこともあり、あらゆる方法からしつこくネット検索してもたどり着くことはできませんでしたので、判った方はコメントでお知らせくだされば、追記させていただきます。(コメントをいただき2022/4/2に下記のとおり追記しました)
 最後に控えしは、ボーカープラス・ヴォックス・アクセスツールで偶然私も所有していましたが、全長約8センチという小型ながらチタン製で5つの機能を持つマルチツールで、車のグラスブレイカーも付いているため私は車のカギに取り付けています。
 さて、調べてみた結果やはりUSエリート フェデラル エージェントに相応しいAクラスの持ち物ばかりとお見受けしましたが、読者の皆さんも実銃以外をそろえてみてはいかがでしょうか。




 この記事掲載してから1か月以上経過しましたが、なんとコメントをいただき腕時計が判明しました!
 ”タグホイヤー フォーミュラ1 グランドデイト スモールセコンド クオーツメンズ” でしたが、現行のカタログにはありませんので廃盤モデルのようです。
 探し当てコメントしていただいた、丸坊主大輔さんありがとうございました!!(追記:2022/4/2)



  

Posted by Kent Space at 18:52Comments(3)From U.S.A.

2022年02月09日

SUPER BOWL LVI

 LASDのシェリフ・ビラヌエバがアメフトのロサンゼルス・ラムズのキャップを被っているところですが、その胸にはカレント(現行)ではないバッジが輝いています。
 そうです、ロサンゼルス(以下LA)に隣接するイングルウッドのSoFiスタジアムで2022年2月13日(日本時間2月14日)に開催される "第56回スーパーボウル" の記念バッジなのです。
Photo by LASD


 スタジアムがLA近郊であるため、LASDなど協力して警備にあたる域内のPD・FDなどが記念バッジを作製したようですが、その取扱いルールは各PDなどによって異なるようです。
 まず、LASDは任意($158.98・自費)で購入したデェピュティーは3月中まで着用することができるようですが、期限後は自費($85.15)でルーサイト封入しなければならないようです(どこかで聞いたような.....)。 LACFDでは自費で購入したにもかかわらず、着用することはできず最初からルーサイト封入したものしか購入できないようです(バッジ代+ルーサイト封入費=$244.13)。


 "スーパーボウル" は野球の "ワールドシリーズ" を抜く全米一の人気で、チケットはプラチナ価格となり一般席でも約$6,500(邦貨:715,000円)以上、VIP席ともなると、なんと10万ドル(邦貨1千万円)を超えるともいわれているようです。
 このように全米挙げてのお祭りイベントとなりますので、スタジアムを警備するPDなどで記念バッジを作製するのはとてもアメリカ的ですが、合同警備にあたるLAPDでは作製する気配はないようです。 というのもLAPDは過去に公式の記念バッジは2019年の150周年記念バッジ以外認可されたものはないようで、今回もしかりですが、非公式でも作製してほしいと思うのは私だけではないでしょう.....。
 この記念バッジは "スーパーボウル" だけではなく "ワールドシリーズ" などでも作製されていますが、バッジだけではなくショルダーパッチなども確認することができます。(CHPは2016年時)


 "スーパーボウル" の記念バッジはNFLの承認を受けたメーカーが各PDなどにカタログを送り注文を受け、定型タイプであれば160ドル程度、そのPDオリジナルデザインであれば個数にもよりますが、200ドルを超えてしまうようです。 【私の心のつぶやき.....安い....】
 次の画像は、定型タイプのカタログですが、2016年のCHPは定型タイプを利用したようです。


 さて、コロナ禍も昨年末にはようやく落ち着いたと思ったら、年が明けるころにはオミクロン株が発生してしまい、まだまだ油断できませんので、感染対策を守り慎重に行動しましょう!
 自粛中はファイナルシーズンを迎えた "ボッシュ" をシーズン1から見直すとともに、シーズン2が始まった "ザ・ルーキー" を楽しんでいます。
  

Posted by Kent Space at 19:21Comments(4)From U.S.A.

2021年10月03日

続:連邦系で気になっていたこと‥‥

 以前からFBIバッジの製造メーカーには諸説あり気になっていましたが、1935年に現行サイズ&デザインに変更後の最初のメーカーが確認できました。
 それは、あるFBIアソシエート・デレクター(以下AD:現行はデェピュティー・デレクター・邦訳:副長官)のリタイヤード・プラークからでしたが、このFBI ADとは伝説的なFBIデレクター(邦訳:長官)であったエドガー・フーバー(在職:1895~1972年)の副長官であったクライド・トルソン氏(在職:1930~1972年・2011年公開の映画 『J. エドガー』 にも登場)のものでした。
 そして、そのプラークに取り付けてあったFBIバッジは裏面のピンとバージェスキャッチを削り取った上、中央にプラーク取付け用のポストを溶接してあるもので、しっかりと一桁#4、HM(製造メーカー名) "ROBBINS CO. ATTLEBORO"(1970年にバッジ製造部門をブラッキントン社が買収)と 『1/10 14K GF』 の金メッキ表示がされていました。
 このメーカーなどについては2014年8月31日投稿の記事で詳しく触れていますが、現行サイズ・デザインのFBIバッジを最初に製造したということで、その後の製造契約メーカーに受け継がれていく、ダイ(金型)をも製造していたということになります。
 このHM刻印についても連邦系の場合、最初に支給されるバッジには入っておらず、再発行されたものにのみ刻印されているとの情報もありますが、現行FBI支給バッジにはナンバーと菱形品質表示のみ刻印されており、ブラッキントン社が製造しているという噂です.....?!


 次の画像左側は、1965年発行のFBIストーリー・ブックの表紙で当時のバッジケースと呈示方法が分かりますが、右側の画像がその実物です。


 現行は、大型ケースの見開き部分に2枚のIDカードとバッジクリップのようですが、それ以前には表面にバッジを取り付けるタイプもあったようです。


 そして、現行のリタイヤード・プラークは左上に実物支給バッジを固定取り付け、右側には ”RETIRED" 穴あけ処理後のIDカードが配されています。

  

Posted by Kent Space at 17:57Comments(0)From U.S.A.

2021年09月27日

連邦系で気になっていたこと‥‥

 以前から気になっていたのですが、FAMS:フェデラル・エアマーシャル・サービス(邦訳:連邦航空保安官)などの現行バッジナンバーの下部に表記されている "T" について情報が入りました。
 FAMではラージ&スモールサイズ2種類のバッジを支給しており、スモールサイズはフラット仕様でワレット用、ラージサイズは任務中に着用するもので、このラージサイズバッジに "T" 表記されているとのことです。
 そして "T" の意味するところは "TACTICAL"→タクティカル(邦訳:作戦、戦術的な)ということで、任務作戦中に着用するバッジということのようです。



  

Posted by Kent Space at 01:16Comments(2)From U.S.A.

2021年08月13日

LAPD New Service Gun-①

 昨日いつもレアな情報を提供してくれるPCAJのメンバーから 『私がアッと驚く』 ニュースが知らされました!? と言っても既にご存知の方もいると思いますが、LAPDが今月10日にサービスガンの変更を正式発表していました。
 そのガンとは…"FN 509 MRD-LE" という初耳(私がです...)のマイクロ・レッド・ドットサイト付LE専用モデルとのことです。 このモデルは2015年に決定された米軍次期正式拳銃トライアルではSIG P320に敗れましたが、その後LE向けに特化し開発したようです。

 LAPDのサービスガンとは、オフィサー達が勤務中に携帯するハンドガン(拳銃)で、デューティーガンとも呼ばれますが、正式決定後はアカデミーの卒業生から支給され、その後は修理や部品の供給などがLAPDのガンメンテナンス部門において無償で受けることができるとのことです。また、既存オフィサーも自費購入が可能とのことですが、変更前のサービスガンはその後も任意で携帯することができるほか、1911系などもHQが承認した認可ガンとして携帯が可能とのことです。
 LAPDのサービスガンは、1989年にそれまで長年使用されてきたリボルバー(S&W M-10や15など)からセミオートマチックのベレッタ92Fに変更、その後2002年にグロック17(or 22)、そして2015年にS&W M&Pに変更になったばかりでしたが、何故か?ワンクール5年契約で終了してしまったようです。
 現在一般に販売されているFN 509 MRDは約730ドルのようですが、サービスガンに採用されるには価格も大きな要因となるようで、この時期に米軍採用のSIG P320とならなかったのは、高額なROMEO1取付けでは価格が折り合わなかったのでしょうか??
 ちなみに、LAPD勤続25年目Sgt.-llの友人は今日現在この変更情報を知らなかったそうです!? しかも、オフィスの同僚はトレーニング・ディビィジョンなのに.....?! とジョークぽっく嘆いていました。この友人は現在でも1996年奉職時に支給されたベレッタ92Fを携帯していますが、現チーフ・ムーアを始めベテランオフィサーには多いようです。
 その理由として、友人はセフティー(サム or グリップ)の付いていないハンドガンに装填して携帯するのは嫌だとのことで、その例としてグロックやM&Pによる暴発事故や、さらに2020年9月真夜中にハーバーステーションにおいてデスク・オフィサーが暴漢にアタックされ格闘の末不覚にも携帯していたベレッタ92Fを奪われ、暴漢がその場でオフィサーに向けてトリガーを3・4回引いたのですがサムセフティーがかかっていたため被弾せず軽傷で済んだという事象があったなどのためとのことです。 なお、この暴漢は直後に確保され奪われた拳銃は取り戻したとのことでしたが、このデスク・オフィサーはベテランであるがゆえサムスナップのみの旧式ホルスターであったことも要因の一つだったようです.....たしか友人もサムスナップホルスターでしたが....。
  

Posted by Kent Space at 15:02Comments(2)From U.S.A.

2021年07月18日

LASDのグランドファザーリング!?

 LAPDのグランドファザーリング(以下:GF)については、これまでに何回か取り上げてきましたが、LASDにも同じようなシステムがあるようです。ちなみにLASDではLAPDとは異なり原則としてバッジナンバーはリサイクル使用しています。
 1988年9月から30年間LASDに奉職し、2019年3月にリタイアするためデェピュティー・ビジャミルは貸与されていたバッジ#7173とIDカードを返納するためご子息と共にLASDの職員サービスセンターに出向きました。
 ご子息は2015年からLASDに奉職しており、既にバッジ#6187を貸与されていましたが、父親のリタイアにあたりバッジ#7173を継承するため同行したとのことです。なお、父親はリタイア後リザーブデェピュティーとして年間120日間勤務するとのことです。
Source of Photo by The Signal

 左側が父親のバッジ#7173(エンテンマン社製)、右側がご子息のバッジ#6187(訂正:エンテンマン社製)で下部は父親所有のミレニアム記念バッジ(エドジョーンズ社製)。

 この記事中の余談によると、LASDでは最初のバッジが支給される時点でリサイクル使用されるバッジナンバーの1桁ナンバーが切望され、次に2桁と3桁ナンバーの要望が多いとのこと。また、以前バッジ#666を支給されそうになったデェピュティーはそのナンバーが新約聖書の黙示録で『獣(けもの)』とされているため他のナンバーを求めたそうです。

 さて、次の画像はLASDの某担当部署の机の引き出しに保管されているリタイアしたバッジ達ですが、今後の利用については不明です.....欲しい.....。

  

Posted by Kent Space at 18:23Comments(4)From U.S.A.

2021年07月04日

まだまだ気が抜けません!!

 しばらくご無沙汰してしまいましたが、数少ない読者の皆様お変わりありませんでしょうか?
 当方は高齢者ということもあり外出は極力控え引きこもり生活を続けています。 ワクチン接種もしばらく様子を見ようと思っていたのですが、爺友達の勧めもあり今週一回目を受けることにしました。
 いずれにしても、早く以前のような生活が戻ってくることを願っています。

  

Posted by Kent Space at 21:52Comments(8)From U.S.A.

2021年02月22日

テキサス レインジャーバッジ

 テキサス レインジャー(バッジのタイトルは "テキサス レインジャーズ" ですが部門の正式名称は "テキサス レインジャー ディビジョン" です)については何度か(2015/4/12)(2019/7/7)取り上げていますが、現行の全ランクバッジの画像を入手することができました。
 2018年にサージャントランクを廃止しましたが、その時点でサージャントランクバッジを支給されていたレインジャーはそのまま着用することが容認されているとのことです。
 画像右側のルテナントランクまでのシルバーバッジは1962年以来メキシコ 1947年追加発行の5ペソ純銀貨をベースに加工されています。 中央5種類のゴールドカラーバッジはキャプテン以上のハイランクバッジですが、それまでメキシコ50ペソ純金貨加工バッジを支給していましたが、2018年以降緊縮予算(金相場の変動もありますが邦貨で70万円前後になります)のためか5ペソ純銀貨に24Kゴールドメッキされたバッジに変更されたとのことです。
 左側5種類のハイランクバッジは従来どおりの50ペソ純金貨製ですが、これは個人購入もしくはプレゼンテーション用となったようです。
 ※スタッフ・ルテナントとスタッフ・キャプテンランクは米軍階級の准尉にあたるようです。


  

Posted by Kent Space at 00:33Comments(0)From U.S.A.

2021年02月07日

いつのまにか…SDPD?!

 いつのまにか変わっていたと気が付いたのは最近のことでした.....それはカリフォルニア州サンディエゴ市警察(以下:SDPD)イシューバッジの製造・納品メーカーなのでした。 SDPDバッジはしばらくの間サンバッジ社が製造・納品しているとばっかり思っていましたが、何年か前からブラッキントン社(以下:VHB社)に変更になっていたようです。
 現在のSDPDバッジはシリーズ7でイーグルトップ・ティアドロップ・ゴールドカラーのシールドを1930年から使用しており、LAPDのシリーズ5バッジと同じデザインですが、LAPDが1923年から使用し1940年に現在のオーバルシールドに変更した後、LAPDシリーズ5バッジデザインを使用していたLA近郊の多くのPDが順次オーバルシールドなどに変更していく中、現在でも使用し続けています。
 1996年にはそれまで49年間使用してきた上下タンカラーのユニフォームを、当時執行されたカリフォルニア州のポリス組織(シェリフ組織などは除く)のユニフォームカラー統一規定に準じてネービーカラーに変更した後もバッジのデザインは守り続けています。
 次の画像左側がサン社製で右側が現行VHB社製SDPDバッジです。 デザイン自体は変わっていませんがサイズが若干大きくなったようです。

  

Posted by Kent Space at 18:59Comments(0)From U.S.A.

2021年01月24日

BNDD→DEA-1 & 2.....?!

 新年に入って早々、米国のベテランバッジコレクターからDEAバッジのオファーがありましたが、説明には 『旧型』 とありました。
 その表面はメッキが剥がれているようですがディテールもしっかりしており現行のように見え、裏面にも主な連邦系捜査組織バッジと同様にHMはなく、4桁バッジナンバーと菱形枠の中に金メッキ品質表示<24KT(上段)・KALATCLAD(中段)・HGE(下段)>がありましたので実物ではないかと思いました。
 しかし、なぜ旧型なのか??と思いながら観察すると中央US文字の背景が沢山の☆に囲まれており、現行の梨地仕様ではなかったのです。確かに以前フェイクバッジで同様の☆地仕様を確認したことがありましたが、それはあくまでも実物ではないニセモノでしたので気にも留めませんでした。
 ということで、1973年にBNDD(直訳:麻薬・危険薬物局)からDEAに変更になった時点でデザインはほぼ踏襲し、局名のみを変更したのかと思いきや(2016年7月31日既報)、なんとBNDDでは梨地仕様だったUS文字背景を☆地仕様に変更したが、その後梨地仕様に戻していたようです。

 次の画像左が1968年~1973年までのBNDDバッジ、中央が1973年にDEAに組織変更された直後のバッジ、右が現行バッジ。


  

Posted by Kent Space at 17:46Comments(0)From U.S.A.

2020年11月22日

サンバッジ社のレアなHM ?!

 今回はLAPD現役オフィサーのベテランバッジコレクターからの貴重な情報です。
 彼は現在リタイヤを予定しているオフィサーの相談や手続きなどにあたっており、その仕事の一つにリタイヤードバッジの処理があり、リタイアパネルの取り付けやルーサイト封入などの申請受付と併せて、昇任していた場合元のランクバッジについても同様の処理をするとのことです。
 ある日、リタイアするルテナントから昇任前のサージャントランクバッジをルーサイト封入するよう申請を受け、そのバッジを取り寄せ確認したところサンバッジ社の奇妙なHM(Hallmark:メーカー刻印)を確認したそうです。彼は最初 「このルテナントは昇任時に高品位の複製サージャントバッジを提出していたのではないか」 と考えたそうです。 その時点で、ベテランのLAPDバッジコレクターに写真を見せたところ 「サンバッジ社ではこのようなHMを使ったことはない」 と言われてしまったとのことでした。
 ところが、その後同じHMを持つ2個の同ランクバッジに出会うことになり、このことからサンバッジ社では製造年月『2 89』が刻印されたサージャントランクバッジ(ナンバーは28XXから29XX)には何らかの理由で同様のHMが付されていたとの結論に至ったそうです。

 サン バッジ社HMは現在までに何種類か確認していますが、このような後彫りのHMは初めて見ました。



  

Posted by Kent Space at 21:39Comments(13)From U.S.A.

2020年11月08日

150周年記念リボン&ピンズ

 2019年はロサンゼルス市警察創立150周年でした。記念バッジの着用期間は過ぎましたが、先週になって記念リボンとメタル製ピンズが関係者に発行されました。
 記念リボンは、これまで1984年LAオリンピック、1987年ローマ法王LA市訪問、1992年LA暴動、1994年LA市地震そして2000年の民主党全国大会(DNC)までの5種類発行されていますが、各々の警備などに従事した記念として左胸バッジの下部に着用します。
 また、メタル製のピンズはオフィサー以外の一般職員及び関係市民用として、DNCを除き発行されています。

 次の画像の上段がオフィサー用リボン、下段が一般職員及び関係市民用のメタル製ピンズです。


  

Posted by Kent Space at 18:12Comments(0)From U.S.A.

2020年11月01日

変化を見逃すな !?

 先週FBのバッジコレクターサイトに 「私のリヤイヤードバッジがサンバッジ社から届いた」 という文面とパサディナPDのルテナントランク・リタイヤードバッジ画像の投稿がありました。すると別のコレクターから 「何か違ってみえる....」 というコメントがありました。
 すかさず投稿主から 「あなたは正しいです。いくつか異なる点があります。サン社はシティーホールの彫刻部分を何らかの理由で作り直したようで以前より詳細ではありません。リバースハードエナメルのカラーは変わっていませんがランクタイトル文字全体の幅が長くなり、シティーシール(市章)がより詳細になっています」 という返事と支給品とリタイヤードバッジを並べた画像がアップされました
 画像の左側がサン社製現行支給バッジで右側が投稿主のサン社製リタイヤードバッジですが、確かに同じサン社製なのに異なっている箇所がいくつか見受けられます。なお、リバース ハードエナメルのブルーカラーは撮影時の光の影響で異なって見えますが同色のようです。

 この疑問を解決するため投稿主は直ちにサン社に確認しています。そして、「サン社から次の回答がありました。1991年に製作されたシティーホール部分の金型はヒビが入り破損してしまったため造り直しました」 という内容で、破損した金型の画像がアップされました。

 という結末でしたが、いつもながら米国のベテランバッジコレクター達の幅広い知識と追求力には感心を超えて尊敬してしまいます!
  

Posted by Kent Space at 16:08Comments(0)From U.S.A.

2020年09月11日

R.I.P. 9/11/2001

 2001年9月11日 08時46分(日本時間11日 22時46分)その悲劇は始まりました.....
 あれから19年が経過してしまいました.....起こったことは元に戻すことはできませんが、あのNYのツインタワーをもう一度見たいものです。
12/25/1988 NY

12/25/1988 Rooftop of NY WTC, South tower

4/23/2014 PENTAGON MEMORIAL, Arlington, VA
  

Posted by Kent Space at 22:51Comments(0)From U.S.A.

2020年08月16日

犯罪激増!!

 全米でCOVID-19と警察への抗議活動も一向に治まらない中、警察関係予算や人員の削減が可決されていることなどから、やはりと言うか犯罪が激増しているようです。
 8月13日ロサンゼルス郡保安局(LASD)の麻薬撲滅チームは作戦行動中に2キロのマリファナと、13丁の半自動拳銃、6丁のアサルトライフル類、2丁のショットガンのほか、10000発以上の弾薬と多弾倉ドラムマガジンなど多数の銃火器を押収しました。
 小規模な犯罪組織でもこれだけの銃火器を所有しているのですから、日常これらに立ち向かうオフィサー達の危険度は計り知れないものがあります。 しかし、警察批判を鎮めようと市長・議会などが予算や人員削減などを打ち出しており、それに乗じたように犯罪が激増している現状に、果たしてオフィサー達のモチベーションは保てるのでしょうか!?

Photo by LASD

  

Posted by Kent Space at 19:17Comments(2)From U.S.A.

2020年08月09日

オークションサイトの奇跡 !?

 お盆の里帰りもままならぬご時世ですが、引き籠ってオークションサイトウオッチングをしていると、まれに希少品に出くわすことがあります。 今回取り上げるのは、ポリスバッジフリークにとっては 『心臓バクバク.....!?』 の出品物といえます。
 それは某オークションサイトに出品された連邦捜査機関のバッジでしたが、これを見つけた時には 『心臓バクバク』 になるほど驚きました。
 このオークションサイトには出品物にガイドラインが設けられており、その中でも法執行機関のバッジについては厳しい制限があり、現用品は勿論のこと、過去モノについても75年以上経過した 『ヒストリカルバッジ』 以外は禁止されているようです。 とは言ってもそこは米国!? 75年経過していなくても現在使用されていない旧型バッジ、現用であっても記念バッジやハットバッジなどは黙認されているようで、よく見かけますが、現用バッジについてはたとえ出品されたとしても直後に違反報告などにより出品取り消しになっています。
 ところが、なんと連邦捜査機関の現用バッジが出品されていたのです!! 見つけた時には 『心臓バクバク』 になるほど驚きましたが、それは 『エー・ティー・エフ』 の実物らしい現用バッジがナンバーを晒して出品されていたのです!! 早々画像を舐めるように?見まわしましたが、実物ではないかと思う反面、HMを刻印した偽造品ではないかとの思いもありましたが、8:2で実物ではないかと思いました。
 しかし、日本からは入札はできない制限があるのと、すぐに違反報告で取り消されるとの思いから静観していましたが、入札価格は日ごとに上昇し、なんと最終的に72件の入札があり2670ドル(邦貨約28万円)で落札されてしまったのです!!
 米国のコレクターが画像を慎重に吟味し高額で落札したのですから、やはり実物.....?? しかし、しかし、現用バッジでも特に連邦系は米国内からの出品は、たとえレプリカといえども厳しく制限されているはずですが、米国内からしかも1週間以上の出品中に違反報告に上がらず、すり抜けた奇跡のバッジったったのでしょうか?!
 ここからは私の妄想ですが、エー・ティー・エフ本局がこのオークションを静観・監視していて、落札者が米国内居住者であった場合、本人を特定後バッジを回収する作戦かもしれません.....果たして......?

 以前にも次の画像の現用実物バッジが、やはりナンバーを晒して出品され、直後になんと500ドル(邦貨約53000円)という奇跡の低価格で落札されたことがありましたが、米国のベテランコレクターの間では、ため息交じりに 『無知な出品者とラッキーな落札者』 として紹介されていました。

  

Posted by Kent Space at 16:42Comments(4)From U.S.A.

2020年07月13日

奇跡・ミラクル.....!?

 ポリスワーク.....主に米国におけるオフィサーのデューティー・ジョブ中に銃撃を受けることは頻繁にあり、重症を負うことも日常的に発生しており最悪の場合殉職に至ることもあります。
 その中でも 『奇跡』かと思われることが起きることもあります.....それは容疑者からの銃撃が ”胸に輝くポリスバッジ" に止めらたケースです。
 LAPDでもブレストバッジに弾丸が直撃したがオフィサーが生還したケースがあります。
 次の画像は1996年に発生したケースですがバッジ下部に弾丸が直撃しています。

 次の画像は以前取り上げましたが2007年に発生したケースです。

 ほかのPDでも発生していますが全てのケースでオフィサーは生還しています。
 バッジに救われた.....と言っても実はその下に着用していた防弾ベストの効果が大きかったと思われますが、これは数少ない奇跡的なケースでありデューティー・ジョブにおけるオフィサーの危険度は計り知れないものがあります。






 次の動画はケーブルTVで放送していた 『MythBusters=邦題:怪しい伝説』 ともう1件で、ポリスバッジに銃弾を撃ち込む実験をしていますが、いわゆるバーツバッジの二重部分が銃弾を止めるようです。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=22&v=Tmut9NOtvnY&feature=emb_logo
https://www.youtube.com/watch?v=Gdl4EKc9jrA
  

Posted by Kent Space at 00:44Comments(0)From U.S.A.

2020年06月28日

二重苦.....

 全世界でCOVID-19禍も収まる気配がありませんが、米国では警察官の過剰制圧に端を発した警察組織への抗議から警察改革などが叫ばれ、ロサンゼルス市警察においても市議会の警察委員会で1億3300万ドル(邦貨:約142億円)の警察予算削減が決定されてしまったようです。
 今後共COVID-19の感染拡大には気を抜くことはできませんが、同時に起きてしまった難問が良い方向に進むことを願うばかりです.....。

  

Posted by Kent Space at 17:51Comments(4)From U.S.A.

2020年04月19日

シカゴPD新スーパーインテンデント

 2019年11月9日付でお伝えしたシカゴ市警察のINTERIM(暫定)SUPERINTENDENT(本部長)に就任していたベック前LAPD本部長が5カ月間の任期を終え、新たに任命されたブラウン新本部長に引き継ぎました。
 ベック氏は暫定ということもあり、一度もユニフォームを着用することなく退任しましたが、就任時と退任発表時のあいさつでは「シカゴ市」と言うところを「ロサンゼル.....」と言い間違えそうになり、その場の関係者から苦笑されたほど40年間の長きにわたるLAPD生活が身に染みついてしまっていたようです。
 ベック前暫定本部長には感謝状と記念警棒が贈られました。右端はブラウン新本部長です。

 ブラウン新シカゴ市警察本部長は最終3人の候補者の中から市長により選抜されましたが、ダラス市警察本部長在任中に立候補していました。 オフィサー数約3,000名のダラス市警察からオフィサー数約12,000名全米第2位規模のシカゴ市警察への転身となりますが、今後の手腕が期待されます。
 次の画像は、引き継ぎ式典でベック前暫定本部長からブラウン新本部長にフラットバッジが授与されました。



  

Posted by Kent Space at 18:45Comments(0)From U.S.A.