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Posted by ミリタリーブログ at

2015年08月26日

Retirement

 次の動画は、LAPD管内で凶悪犯罪発生数ナンバーワンの77th Street Dev.の Captains Corner というPRビデオですが、今年4月に退職された LAPD Assistant Chief "Sandy Jo MacARTHUR" が同分署に勤務するご子息とラスト・パトロールに出動するというものです。 彼女は1980年に奉職以来35年間勤続されましたが、2008年には女性警察官として過去最高ランクのAssistant Chief (副本部長)に昇任しています。
 バッジはAssistant Chief ですがスリースターのランクインシグニアは外し、レギュレーションどおりボディーアマーベストを着用、胸元にはホワイトTを程良くのぞかせ、初心に戻り最後のディウオッチに出発するというものですが、LAPDも粋なことをしますね!?
 ブリーフィング時に後ろの方で、バッジを磨いている不届き者?がいます.....。
https://www.youtube.com/watch?v=-Av4zMZT69Q
 2011年7月渡米の折、LAPDアカデミー卒業式会場において友人の紹介で写真を撮らせていただいていました。



  

Posted by Kent Space at 15:40Comments(7)From U.S.A.

2015年08月25日

SOUTHLAND.....#2

 いよいよ始まった ”SOUTHLAND” ですが、シーズン1を字幕付きで観るのは初めてでしたので、改めて見直しましたがストーリーの詳細まで理解でき 『粗探し?』 もユックリできました.....。
 次の画像は、シーズン1開始前の番宣用のOfficer Shermanですが、何か変?です.....LAPDフリークでしたらお判りになると思います.....!?


 次の画像が回答です.....テクニカル・アドバイザーからの指摘があったのでしょう、第2話からは正しく直されていました。


 そーです、LAPDのユニフォーム・オフィサーではありえない間違いです。
 第1話ではラジオ(無線機)のマイクが右肩のエポーレットに装着されていますが、LAPDのクラスA・Bユニフォームはエポーレットを縫い付けているため、エポーレットではなく前立て部分に装着していなければならないのです。
 でも、ちゃんとユニフォームの下にはボディーアーマーベストを着用していますね。  

Posted by Kent Space at 18:40Comments(7)Movie & TV

2015年08月09日

SOUTHLAND.....#1



 "SOUTHLAND"......遂に8月8日から日本国内で本格放送が開始されましたが、LAPD&ポリス・フリークの皆さんご覧になりましたでしょうか?
 本ブログでも過去に何度か取り上げましたが、日本では未放送であったため少し控えめでした......がAXNで原語版字幕放送が見られるようになりましたので、『余計なお世話!?』 とお叱りを受けようと、こちらも本格的に?取り上げて行きたいと 『ひとり』 張り切っています!?
 ”SOUTH・LA・ND” という意味深なタイトルに表れているように、悪名高き旧サウスセントラル・現サウスLA地区を舞台にしていますが、過去にあったLAPDを扱ったTVポリスドラマシリーズの中でもシリアスさと装備品などの考証ではピカイチではないかと思っています。

 ちなみに映画部門では 2012年公開の ”END OF WATCH” ですが、1回・109分内に収めるため少し ”派手さ” を強調しているところはやむを得ないところですが、実際のポリスワークは地味な活動も多く "SOUTHLAND" でもフィクション部分もありますが、ノンフィクションではないかと見紛うほどのストーリーが展開されます。

 過去にも初代の "DRAGNET" や "ADAM-12" のように当時のLAPDチーフの全面協力により実物バッジの貸出しや実際の本部・分署でのロケーションなど別格のドラマもありましたが、現在のように規制の多い中で製作されたTVポリスドラマとしてはLA市とLAPDの全面協力(もちろん多額のコミッションを納めている)を得ているため群を抜いているのではないでしょうか!?
 とはいっても2009年4月に全米で放送されると一躍話題になったのですが、放送元のNBCは第1シーズンの途中に第2シーズンの継続を発表したにもかかわらず、地味でシリアス過ぎるなどの理由から、第1シーズン13話の予定を7話で打ち切りを発表してしまいました。しかし、全米で既に固定ファンを掴んでいたため、TNTが権利を獲得し放送を継続しましたが、予算の削減から放送回数とキャストなどを減らされてしまいました。ということで第1シーズン7話、第2シーズン6話、第3~5シーズン各10話づつという変則的な放送となってしまいました。
 なんだか 『暗い?』 話題を書いてしまいましたが、内容的には手抜きのない作りとなっていますのでご期待ください!!
 前回もお伝えしましたが本ブログでは、2013年4月30日付 "Movie Prop Badges #14" と2013年8月30日付 "EOW & SOUTHLAND" でも取り上げていますので、そちらも参考にしていただきながら、重複する場合もあることを予めご了承ください。

 さて、今回は.....このドラマはユニフォームオフィサーが中心となっていますが、ディテェクティブ達の悲哀も織り込まれていますので、意表を突く訳でもありませんが、ディテェクティブを取り上げます。
 次の画像はドラマ中のディテェクティブ四態ですが、デューティー・リグ(腰回り装備)に注目してください。 多分ベルトも含めAKER社のリグと思われますが、それはLAPDのアカデミーにあるオフィサーズショップで取り扱っているリグはAKER社製が多いためです。もちろん規定されているわけではありませんので、市中のポリスショップやメールオーダーなどで自分の気に入ったメーカーの製品を購入することは自由ですが、本作ではLAPDのアドバイザーから細かくリグの種類、装着の仕方などをアドバイスされていると思われます。
 ディテェクティブは受章や葬儀などの特別な場合は別として、通常私服勤務ですがアンダーカバー捜査などを除き、男性はネクタイにスーツ姿が一般的で皆とてもオシャレです......皆トラウザース用のベルトの上にリグ用ベルトを装着していますので、同色のベルトキーパーを付けていますが、画像左側と1段目左のディテェクティブに注目してください.....ベルトバックルが中心からずれています.....これは実際のデェテクティブも取り入れている方法で、下のベルトバックルと重ならないようにしているのです.....こんな細かいところまで考証しているのも見どころではあります!?


 最後にトリビアをひとつ......."SOUTHLAND" のタイトルバックに登場するCOLTリボルバーをかまえるオフィサーですが、この人物は1926~1931年までと1933~1939年の2度LAPDのチーフを務めた CHIEF James "Two-Gun" Davis です。 "Two-Gun" とはニックネームですが実際に2丁拳銃を携帯し、射撃もエキスパートシューターであったと伝えられています。 また、1932年に開催されたLAオリンピックの射撃会場であったエリシアン・パークを利用してLAPDアカデミーを設立するなど特に射撃に力を入れたチーフでもあったようですが、そのアカデミーの立ち上げを任されたのが後に1950~1966年までチーフを務め、旧本部ビル ”パーカーセンター” の名元にもなった ”CHIEF William H. Parker” で、当時はルテナントであったとのことです。 さらに、"2008年公開のクリント・イーストウッド監督の ”Changeling”(邦題:チェンジリング)で題材になった1926年発生の "Gordon Northcott" 事件当時のチーフでもありました。


 さてさて、最初はいきなりディテェクティブからでしたが、次回はユニフォーム・オフィサーをチクリチクリ?と責めていきたいとほくそえんでいます.....!?
  

Posted by Kent Space at 20:07Comments(6)Movie & TV

2015年08月01日

リアル・サウスランド.....

 この画像は.....


 2013年6月25日7:30am LA群保護観察局の依頼により・77ストリート分署のサージャント以下9名のオフィサーが保護観察官(Probation Officer)に同行し、サウスロサンゼルス地区の民家に保護観察違反の容疑者を確保するため訪問した。
 民家内を捜索したが容疑者が見当たらないため、一人のオフィサーが屋根裏部屋を捜索しようとしたところ潜んでいた容疑者にいきなり発砲され顔面を撃たれてしまった......その後容疑者はAK-47を乱射し始めたためSWATの応援を要請し、最終的に容疑者はSWATの反撃を受け確保されたが病院搬送後死亡している。
 保護観察官も軽傷を負い、顔面を撃たれたオフィサーは重傷であったがその後回復し職務復帰したとのこと......画像はそのオフィサーの血まみれのバッジである.....病院に搬送される前に同僚が撮影したもので、胸に着用している状態とのこと......。

 77ストリート分署といえばLA市内で凶悪犯罪発生数ナンバーワンのサウスロサンゼルス地区 (旧名称はサウスセントラル地区ですが、あまりにも悪名高くなってしまったため地域住民の要請によりサウスロサンゼルに改名した) を管轄に持っていますが、激務を強いられることは間違いありません。 エル.エー.ピー.ディー.ユニフォーム・オフィサーを主人公にしたシリアスTVドラマ ”サウスランド” はこの地区付近を舞台にしています。
 日本では映画会社の有料サイト以外放送されていなかった ”サウスランド” ですが8月6日からAXNで放送されます。シリアス過ぎるためDVDも米国内のみの販売でしたが、是非シーズン5まで放送してほしいものです。 なお、”サウスランド” については当ブログでも2013年4月30日付Movie Prop Badges #14と2013年8月30日付EOW & SOUTHLAND......で取り上げています。
  

Posted by Kent Space at 17:59Comments(1)From U.S.A.