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Posted by ミリタリーブログ at

2017年05月28日

LAPD リポート 2017 #3 +α....

 さて、今回もLAPDミュージアムにも行きましたが、初めての訪問となったのが本部ビル内の "OCOP(オフィス・チーフ・オブ・ポリス:本部長室)" です。 メモリアル・セレモニー参加後間もないチーフ・ベックも戻られており、お逢いすることができました。 オフィス内は撮影不可でしたので画像はありませんが、オフィス入り口は撮影OKでした。ドアを入って右側はスーツ姿にバッジと銃などをベルトに携帯した、SWAT上りのボディーガードが3~4名待機している部屋で、左側が秘書室、その奥がチーフ・ベックのオフィスでした。


 オフィス前のウエイティングスペースにディスプレイされていたのが、左が回収されたリアル・ガンを使用した有名アーティスト作のオブジェで右はLA市の初代エンブローダリィーだそうです。


 そして、訪問の目的は、チーフ・ベックのチャレンジコインをいただくことでしたが、これも友人のお陰です。


 渡米のたびに訪問しているのが、LAPDミュージアムです。この建物は1926年から1983年までハイランドパーク・ステーションとして使用されたものをリフォームし2001年にミュージアムとしてオープンしました。なお、この建物自体が1984年に国指定史跡となっているそうです。


 館内は往時の受付や留置施設もそのまま残されており、記念として自分のマグショット(逮捕時写真)も撮影できるほか、LAPDの歴史に残る 『オニオンフィールド事件』、SWATのシンボルマークにも記されている”41”ストリートにおける 『ブラックパンサーアジト襲撃事件』 と ”54”ストリートにおける 『SLA:シンビオニーズ解放軍アジト襲撃事件』 や 『ノースハリウッド・バンクオブアメリカ・シュートアウト事件』 などに関する展示物のほかヒストリカル・バッジ、ユニフォームやモーター・サイクルの実物が展示されており、年間をとおして展示内容を変えています。また、屋外にはノースハリウッド・シュートアウト時の弾痕のあるPCや犯人の車両などを始めとするヒストリカル・ヴィークルやヘリコプターが展示されています。


 さて、LAPD関係はこれまでにして、その他の渡米雑記をお伝えします。
 毎回代わり映えしないのですが、今回もシューティングしてきました。 いつものようにLAX近くの弾丸屋さんに向かい223を500発、45ACPと9mmを500発づつ購入しました。


 カリフォルニア州はニューヨーク州に次ぐ銃規制に厳しい州でしたが、今回はさらに厳しくなり、これまで警察官に許されていたアサルトライフルの多弾倉が所持・使用共禁止されたため10発マガジンを使用する羽目になりました。30発弾倉を10個所有していた友人も 「カリフォルニア州の変な銃規制」 を愚痴っていました。 これで友人がLAPDのUPRスクールを受けない限り30発弾倉はお蔵入りとなってしまいます。 これまでもアサルトライフルのマガジンリリース・ボタンを瞬時に押せないように改造しなければなりませんでしたが、さらに厳しくなってしまったことになります。 ただし拳銃の多弾倉は今までどおり警察官ということで許されています。

 昨年1943年ウインチェスター社製M-1カービンのフラット・ボルトを折ってしまいましたが、友人が丈夫なラウンド・ボルトを購入しておいてくれたのでシューティング前日に交換・取付けました。
 左の赤丸印が折れてしまったフラット・ボルトで右の赤楕円印はリアサイトの緩みをかしめました。


 私がグアム時代から20年以上使用しているメンテナンスキットは今だ健在で役に立っています。


 今回購入した左側のマガジンローダーは当たりで、9mmから45ACPまでマガジンサイズを選ばずスムースに装弾できました。右は以前購入したローダーですが、マガジンサイズ、弾種が決められているばかりか装弾時にレバーがクニャクニャして使いづらいものでしたのでなおさらです。


 以前にもお伝えしましたが、私はシューティングよりクリーニングを好む変人のようで、友人は重箱の隅をつつくような細かいやり方を 「ナチ・クリーニング」 と呆れています。


 夜は、撃たないガン達を分解・組立てを繰り返した後、ビールを飲みながら眺めていました。 最近では少なくなった 『ガンブルー』 仕様がヌメッとした肌で美しいんですよね~!?


 さて、最後に、昨年貼りなおした友人のフラットバッジですが、今年はケース本体の革や縫い目が劣化したため、サンバッジ社までバッジ・ケースを買いに行きました。
 そこで判明したことですが、友人が2004年フラットバッジ認可後本部をとおして購入したバッジのケース部分がサンバッジ社製ではないことでした。 友人がこれまで使用していたケースにはバッジを張り付けた裏側に名刺入れが付いていましたが、サン社製のケースのバッジ裏は一体仕様のため名刺入れは付いていないのです。 多分、サン社にはフラットバッジのみを納入させ、装備担当の方で名刺入れ付きのケースを用意し張り付けたのではないかと妄想しました??
 左端がこれまでのケースでバッジ裏に名刺入れがあり、サイズも少し縦長でした。右端のケースは、購入したサン社製でLAPDとシティーホールがゴールドの箔押しになっているもので、真中は購入したサン社製ですが箔押しのないノーマル・バージョンで友人の新しいケースとなりました。 もちろん友人のケースには私がフラット・バッジをボンドで張り付け、その後、ご褒美に箔押しバージョンとお古のケースは私がいただきました!?


 3回にわたり渡米リポートをお伝えしましたが、次回はショルダーパッチを取り上げてみたいと思っています。
  

Posted by Kent Space at 19:51Comments(12)From U.S.A.

2017年05月21日

LAPD リポート 2017 #2

 さて、前回に続きLAPDの新メトロ・ディビジョンとSWATの変化?についてお伝えします。
 先にもお伝えしたとおり、新とは言っても旧ランパート・ステーションをリフォームした建物ですが、外観に面影を残しつつ新築同様になっており、館内もレイアウトなどが大きく変わっているとのことでした。
 DプラトーンのSWATオフィスの入り口には、有名なディック・クレイマーのイラストやシンボルマークの木彫や殉職した41Dと23Dのお二人のほか、訓練中に殉職された方などのメモリアル・プリークもディスプレイされていました。






 そしてオフィスの壁には米国4軍を始め、世界各国の特殊部隊から贈られた記念プリークなどが、所狭しとディスプレイされていました。 さすが、元祖SWAT本家ですね!


 そして、変化を確認してきました。
 それは、昨年2月にSWATをリタイアした友人から贈られてきた2枚の画像が始まりでした。 何かの記念式典を撮影したものですが、私はその違いを見逃しませんでした!?


 特に左下のこの2人の違いがお判りになりますか?


 左側はショルダーパッチがメトロ・ディビジョンのA・B・Cいずれかのプラトーンに属するオフィサーで、現在他所属のオフィサーが着用しているブラック・カラーのBDUとは違うメトロ・ディビジョン特有のネイビー・カラーのBDU(以前はトランスコム社製。現在はユナイテッド・ユニフォーム社製ATU)ですが、右側のオフィサーはショルダーパッチがSWATのオフィサーのはずです......しかし、明らかにUU社製のATUではありません。 ラグランショルダーで、身頃と生地が違っているのが確認できますが、米軍用のコンバットシャツとは似ているようで、違いがあります。
 立ち襟を折って着用していますが、腕に付いているはずのポケットが見当たりません!?

 そして、前々回4月22日アップの『ビクトリーショー不参加のお知らせ』 に添付した画像に続くのですが、これは昨年6月にUCLAで発生した教授殺害・犯人自殺事件の折、出動したLAPD・SWATの画像となっています......しかし、この画像に移っている6人全員がSWATではありません。 はっきり確認できるのは2名で、両端のオフィサーでその違いが判ります。


 左はメトロ。ディビジョンのオフィサーで、右がSWATオフィサーです。 右側SWATオフィサー の携帯しているH&K 416Dにはレーザー・ディバイスが装着されていますが、以前お知らせしたとおり、レーザー・ディバイスが使用できるのはSWATのみとなっています。
 そして、そしてSWAT隊員のタクティカル・パンツに注目してください! 樹脂製の膝当てが付いています。 この形状の膝当ての付いたエアソフト用のレプリカが出回っているようですが、大元は米国のメーカーのデザインで、このメーカーはコンバット・シャツ&パンツを扱っています。

 それでは、LAPD・SWATオフィサーが着用しているBDUは如何に!?
 これこそクレイ・プレシジョン・G3コンバットシャツ&パンツなのです。しかもLAPD ・SWATのオーダーにより両腕のポケットとパンツの脛部分ポケットなどが省かれたネービー・カラーのみの特注品なのでした。


 この特注シャツは難燃性ファブリックを使用し、ボディーアマーの下に着用することに特化した仕様で、LAPD・SWATではショルダーパッチを縫い付け、さらに左胸にはSWATのシンボルマーク(赤丸)をプリントしています(下段画像追加:2017/9/22)。
 なお、このシャツ&パンツ上下の価格は$600以上で、LA市内のSWAT御用達ユニフォーム・ショップでも入手することはできません.....。
 日進月歩の装備品ですが、「常に危険な任務の先頭に立つSWAT隊員には最新の装備が必要である」 と案内してくれた隊員が語っていました。





 次にメトロ・ディビジョン内のアーモリー(武器)担当オフィサーが金庫の扉が付いた武器庫に案内してくれ、各武器を触らせてもらいましたが、その中でも最新のキンバーSWATカスタムは圧巻でした!




 さて、今回のリポートはいかがでしたでしょうか? 次回は今回の渡米の雑談的内容?をお伝えします。

  

Posted by Kent Space at 20:19Comments(0)From U.S.A.

2017年05月14日

LAPD リポート 2017 #1

 今回の渡米はLAPDの殉職者追悼セレモニー参加、デェイビス・トレーニングセンター訪問と新メトロ・ディビジョン(旧ランパート・ステーションでTVポリスドラマADAM-12のロケーション現場)訪問、そしてある変更?の確認などでした。
 まずは、新装となったアカデミーのグラウンドで挙行された殉職者追悼セレモニーですが、友人もクラスAユニフォームに制帽着用の凛々しい出で立ちで私を連れて行ってくれました。


 セレモニー終了後は、リニューアルしたアカデミー・カフェでランチしましたが、レイアウトはほとんど変わらず内装などがリフレッシュしていました。また、メニューも変わらずで、私は "Spaghetti a la Bomb Squad (スバゲッティ・爆弾処理班とでも訳しましょうか)" をオーダーしましたが、以前ルーキー・バーガーをオーダーして量が多いのに圧倒されたのに、今回も特大ミートボール入りで心配したとおりの結果となり残してしまいました....。


 デェイビス・トレーニングセンターは3度目の訪問ですが、今回は クラス2-17(2017年2月入校) カデット達の仮想街並みを使用した訓練風景をウオッチすることができました。 また、画像上方に見える車両トレーニングコースでは別班 (紺色トレーナー着用) がスリップ走行を仕込まれていました。


 トレーニングに使用する武器類は樹脂製のデコイですが、M&P風のガンはCO2を使用したペイントガンでした。


 そして改装し移転した新メトロ・ディビジョンですが、旧ランパート・ステーションが老朽化し取り壊す予定だった建物をリフォームしたとは思えないほど、外観に面影を残しつつ、ほぼ新築のような出来栄えでした。


 正面玄関には新メトロディビジョンに所属するA・B・Cプラトーンを始めSWATのDプラトーン、マウンテッド(騎馬隊)のEプラトーン、そして警察犬を擁するK-9ユニットなどのオフィシャル・イラストが描かれたパーティションがディスプレイされていました。


 今日はここまでにします.....歳のせいか時差ボケが戻らず睡魔に襲われているものですから.....。 次回はSWATの見学記と 『ある変更?の確認』 などをリポートします。
  

Posted by Kent Space at 21:27Comments(2)From U.S.A.