2021年02月07日

いつのまにか…SDPD?!

 いつのまにか変わっていたと気が付いたのは最近のことでした.....それはカリフォルニア州サンディエゴ市警察(以下:SDPD)イシューバッジの製造・納品メーカーなのでした。 SDPDバッジはしばらくの間サンバッジ社が製造・納品しているとばっかり思っていましたが、何年か前からブラッキントン社(以下:VHB社)に変更になっていたようです。
 現在のSDPDバッジはシリーズ7でイーグルトップ・ティアドロップ・ゴールドカラーのシールドを1930年から使用しており、LAPDのシリーズ5バッジと同じデザインですが、LAPDが1923年から使用し1940年に現在のオーバルシールドに変更した後、LAPDシリーズ5バッジデザインを使用していたLA近郊の多くのPDが順次オーバルシールドなどに変更していく中、現在でも使用し続けています。
 1996年にはそれまで49年間使用してきた上下タンカラーのユニフォームを、当時執行されたカリフォルニア州のポリス組織(シェリフ組織などは除く)のユニフォームカラー統一規定に準じてネービーカラーに変更した後もバッジのデザインは守り続けています。
 次の画像左側がサン社製で右側が現行VHB社製SDPDバッジです。 デザイン自体は変わっていませんがサイズが若干大きくなったようです。

  

Posted by Kent Space at 18:59Comments(0)From U.S.A.

2021年01月24日

BNDD→DEA-1 & 2.....?!

 新年に入って早々、米国のベテランバッジコレクターからDEAバッジのオファーがありましたが、説明には 『旧型』 とありました。
 その表面はメッキが剥がれているようですがディテールもしっかりしており現行のように見え、裏面にも主な連邦系捜査組織バッジと同様にHMはなく、4桁バッジナンバーと菱形枠の中に金メッキ品質表示<24KT(上段)・KALATCLAD(中段)・HGE(下段)>がありましたので実物ではないかと思いました。
 しかし、なぜ旧型なのか??と思いながら観察すると中央US文字の背景が沢山の☆に囲まれており、現行の梨地仕様ではなかったのです。確かに以前フェイクバッジで同様の☆地仕様を確認したことがありましたが、それはあくまでも実物ではないニセモノでしたので気にも留めませんでした。
 ということで、1973年にBNDD(直訳:麻薬・危険薬物局)からDEAに変更になった時点でデザインはほぼ踏襲し、局名のみを変更したのかと思いきや(2016年7月31日既報)、なんとBNDDでは梨地仕様だったUS文字背景を☆地仕様に変更したが、その後梨地仕様に戻していたようです。

 次の画像左が1968年~1973年までのBNDDバッジ、中央が1973年にDEAに組織変更された直後のバッジ、右が現行バッジ。


  

Posted by Kent Space at 17:46Comments(0)From U.S.A.

2021年01月01日

一陽来復-1

 以前の平穏な日々が戻ってくることを願っています!!

  

Posted by Kent Space at 00:13Comments(0)新年

2020年12月31日

年の瀬に思う.....?!

 今年は、私がこれまで生きてきたどの年よりも最悪でした......コロナ禍は「収まることを知らず!」な状況です.....ということもあり、自分の年齢と協力してくれる仲間のことを考慮して第95回ビクトリーショーへの参加を取り止めることにしました。
 今夜は、カナディアンウイスキーを嗜みながら静かに新年を迎えたいと思います。 そして、以前のような平凡でも穏やかな日々が戻ってくることを願っています!




   

Posted by Kent Space at 21:07Comments(2)ビクトリーショー

2020年11月22日

サンバッジ社のレアなHM ?!

 今回はLAPD現役オフィサーのベテランバッジコレクターからの貴重な情報です。
 彼は現在リタイヤを予定しているオフィサーの相談や手続きなどにあたっており、その仕事の一つにリタイヤードバッジの処理があり、リタイアパネルの取り付けやルーサイト封入などの申請受付と併せて、昇任していた場合元のランクバッジについても同様の処理をするとのことです。
 ある日、リタイアするルテナントから昇任前のサージャントランクバッジをルーサイト封入するよう申請を受け、そのバッジを取り寄せ確認したところサンバッジ社の奇妙なHM(Hallmark:メーカー刻印)を確認したそうです。彼は最初 「このルテナントは昇任時に高品位の複製サージャントバッジを提出していたのではないか」 と考えたそうです。 その時点で、ベテランのLAPDバッジコレクターに写真を見せたところ 「サンバッジ社ではこのようなHMを使ったことはない」 と言われてしまったとのことでした。
 ところが、その後同じHMを持つ2個の同ランクバッジに出会うことになり、このことからサンバッジ社では製造年月『2 89』が刻印されたサージャントランクバッジ(ナンバーは28XXから29XX)には何らかの理由で同様のHMが付されていたとの結論に至ったそうです。

 サン バッジ社HMは現在までに何種類か確認していますが、このような後彫りのHMは初めて見ました。



  

Posted by Kent Space at 21:39Comments(13)From U.S.A.

2020年11月08日

150周年記念リボン&ピンズ

 2019年はロサンゼルス市警察創立150周年でした。記念バッジの着用期間は過ぎましたが、先週になって記念リボンとメタル製ピンズが関係者に発行されました。
 記念リボンは、これまで1984年LAオリンピック、1987年ローマ法王LA市訪問、1992年LA暴動、1994年LA市地震そして2000年の民主党全国大会(DNC)までの5種類発行されていますが、各々の警備などに従事した記念として左胸バッジの下部に着用します。
 また、メタル製のピンズはオフィサー以外の一般職員及び関係市民用として、DNCを除き発行されています。

 次の画像の上段がオフィサー用リボン、下段が一般職員及び関係市民用のメタル製ピンズです。


  

Posted by Kent Space at 18:12Comments(0)From U.S.A.

2020年11月01日

変化を見逃すな !?

 先週FBのバッジコレクターサイトに 「私のリヤイヤードバッジがサンバッジ社から届いた」 という文面とパサディナPDのルテナントランク・リタイヤードバッジ画像の投稿がありました。すると別のコレクターから 「何か違ってみえる....」 というコメントがありました。
 すかさず投稿主から 「あなたは正しいです。いくつか異なる点があります。サン社はシティーホールの彫刻部分を何らかの理由で作り直したようで以前より詳細ではありません。リバースハードエナメルのカラーは変わっていませんがランクタイトル文字全体の幅が長くなり、シティーシール(市章)がより詳細になっています」 という返事と支給品とリタイヤードバッジを並べた画像がアップされました
 画像の左側がサン社製現行支給バッジで右側が投稿主のサン社製リタイヤードバッジですが、確かに同じサン社製なのに異なっている箇所がいくつか見受けられます。なお、リバース ハードエナメルのブルーカラーは撮影時の光の影響で異なって見えますが同色のようです。

 この疑問を解決するため投稿主は直ちにサン社に確認しています。そして、「サン社から次の回答がありました。1991年に製作されたシティーホール部分の金型はヒビが入り破損してしまったため造り直しました」 という内容で、破損した金型の画像がアップされました。

 という結末でしたが、いつもながら米国のベテランバッジコレクター達の幅広い知識と追求力には感心を超えて尊敬してしまいます!
  

Posted by Kent Space at 16:08Comments(0)From U.S.A.

2020年10月12日

引きこもり期間中の暇つぶし ?!

 年齢的なこともあり引きこもり生活をしていますが、時間はたっぷりあるので以前からの懸案事項?に取り組んでみました !?
 現在USマーシャル(以下:USMS)では1980年の現行シリーズ3へのバッジデザイン変更以来、クリップ無しの実物同等バッジをルーサイト封入しリタイヤードプラークとして支給していましたが、現在ではリタイヤードバッジを自費購入するようになっています(既報)。
 しかし、退職者に支給されるはずのリタイヤードプラークがコレクター市場にプレート無しで流出していたのも事実ですが、その製造メーカーは実物支給バッジと同様当初は今は亡きW&A社でその後は現行納品メーカーのブラッキントン社でした。
 今回取り組んだのは、ルーサイト封入のW&A社製リタイヤードプラークゴールドバッジの取り出し作業でした。ルーサイトからの取り出し方法については2019年3月14日付記事へのコメントの回答に記しましたが、私命名の 『カット&冷凍破壊法』 を施しました。
 今までに2度ほどこの方法でルーサイトからの取り出しに成功していますが、今回一番心配していたのは、初めてハードエナメルがあるバッジにトライしたことでした。
 結果はハードエナメルには損傷を与えることはありませんでしたが、サークルスターという空間が多いバッジであったため相当苦戦しました。約3日間かけてゆっくり慎重に作業しましたが、小傷と若干の曲がりなどがありましたが、おおむね良しとしました。

 USMSの支給バッジについては2018年8月28日付の記事では「全米に約95名ほどいるゴールドバッジのマーシャルはワレット用とバッジクリップ仕様の2個支給されているようだ.....」とお伝えしましたが、その後知人の退職マーシャルに確認したところ、ゴールドとシルバーバッジ共任用時に2個支給されているとのことでした。

  

Posted by Kent Space at 00:14Comments(9)Kent Collection

2020年09月28日

残念ですが.....第94回 ビクトリーショーへの参加を取り止めました.....

 10月4日(日)開催予定の第94回 ビクトリーショーへの参加を取り止めました。 私の年齢的なハンデと協力してくれる仲間達の健康に配慮した結果ですが、残念です.....。 次回の参加を目指して体調を調整しておこうと思います!

 さて、USポリスバッジコレクションを始めて40年以上が経ってしまいました。 これまでにも収集し過ぎた?バッジ達を整理してきましたが、今後はさらに断捨離して行かなければと考えている今日この頃です。

 次の画像は整理対象のセブンポイント(以下7P)バッジ達ですが、最近は7PであったものをLAPDソックリさんのデザインに変更するPDが続出しているのは淋しい限りです。

  

2020年09月11日

R.I.P. 9/11/2001

 2001年9月11日 08時46分(日本時間11日 22時46分)その悲劇は始まりました.....
 あれから19年が経過してしまいました.....起こったことは元に戻すことはできませんが、あのNYのツインタワーをもう一度見たいものです。
12/25/1988 NY

12/25/1988 Rooftop of NY WTC, South tower

4/23/2014 PENTAGON MEMORIAL, Arlington, VA
  

Posted by Kent Space at 22:51Comments(0)From U.S.A.

2020年08月16日

犯罪激増!!

 全米でCOVID-19と警察への抗議活動も一向に治まらない中、警察関係予算や人員の削減が可決されていることなどから、やはりと言うか犯罪が激増しているようです。
 8月13日ロサンゼルス郡保安局(LASD)の麻薬撲滅チームは作戦行動中に2キロのマリファナと、13丁の半自動拳銃、6丁のアサルトライフル類、2丁のショットガンのほか、10000発以上の弾薬と多弾倉ドラムマガジンなど多数の銃火器を押収しました。
 小規模な犯罪組織でもこれだけの銃火器を所有しているのですから、日常これらに立ち向かうオフィサー達の危険度は計り知れないものがあります。 しかし、警察批判を鎮めようと市長・議会などが予算や人員削減などを打ち出しており、それに乗じたように犯罪が激増している現状に、果たしてオフィサー達のモチベーションは保てるのでしょうか!?

Photo by LASD

  

Posted by Kent Space at 19:17Comments(2)From U.S.A.

2020年08月09日

オークションサイトの奇跡 !?

 お盆の里帰りもままならぬご時世ですが、引き籠ってオークションサイトウオッチングをしていると、まれに希少品に出くわすことがあります。 今回取り上げるのは、ポリスバッジフリークにとっては 『心臓バクバク.....!?』 の出品物といえます。
 それは某オークションサイトに出品された連邦捜査機関のバッジでしたが、これを見つけた時には 『心臓バクバク』 になるほど驚きました。
 このオークションサイトには出品物にガイドラインが設けられており、その中でも法執行機関のバッジについては厳しい制限があり、現用品は勿論のこと、過去モノについても75年以上経過した 『ヒストリカルバッジ』 以外は禁止されているようです。 とは言ってもそこは米国!? 75年経過していなくても現在使用されていない旧型バッジ、現用であっても記念バッジやハットバッジなどは黙認されているようで、よく見かけますが、現用バッジについてはたとえ出品されたとしても直後に違反報告などにより出品取り消しになっています。
 ところが、なんと連邦捜査機関の現用バッジが出品されていたのです!! 見つけた時には 『心臓バクバク』 になるほど驚きましたが、それは 『エー・ティー・エフ』 の実物らしい現用バッジがナンバーを晒して出品されていたのです!! 早々画像を舐めるように?見まわしましたが、実物ではないかと思う反面、HMを刻印した偽造品ではないかとの思いもありましたが、8:2で実物ではないかと思いました。
 しかし、日本からは入札はできない制限があるのと、すぐに違反報告で取り消されるとの思いから静観していましたが、入札価格は日ごとに上昇し、なんと最終的に72件の入札があり2670ドル(邦貨約28万円)で落札されてしまったのです!!
 米国のコレクターが画像を慎重に吟味し高額で落札したのですから、やはり実物.....?? しかし、しかし、現用バッジでも特に連邦系は米国内からの出品は、たとえレプリカといえども厳しく制限されているはずですが、米国内からしかも1週間以上の出品中に違反報告に上がらず、すり抜けた奇跡のバッジったったのでしょうか?!
 ここからは私の妄想ですが、エー・ティー・エフ本局がこのオークションを静観・監視していて、落札者が米国内居住者であった場合、本人を特定後バッジを回収する作戦かもしれません.....果たして......?

 以前にも次の画像の現用実物バッジが、やはりナンバーを晒して出品され、直後になんと500ドル(邦貨約53000円)という奇跡の低価格で落札されたことがありましたが、米国のベテランコレクターの間では、ため息交じりに 『無知な出品者とラッキーな落札者』 として紹介されていました。

  

Posted by Kent Space at 16:42Comments(4)From U.S.A.

2020年08月02日

ザ・ルーキー放送開始 !!

 明るい話題の少ない今日この頃ですが、友人からグッドニュースが届きました!
 それは以前から取り上げていたLAPDの中年新人ユニフォームオフィサーが主人公のポリスTVドラマ 『ザ・ルーキー』 がいよいよ9月から日本のWOWOWで放送されることが決まったという知らせでした。
 本国では2018年10月から放送されており2020年5月にシーズン3が始まっていますが、昨年渡米の折LAPDメトロ署の日系デェテクティブが 「面白いよ!」 と言っていましたので早く観たいと思っていました。
 ポリスフリークとしての見どころとしては、ユニフォームのエポーレットがちゃんと縫付けられているところを見ただけでLAPD装備などを忠実に再現していて 「面白いに違いない!」 と思わせるところ満載なのですが、細かい所は放送されてからおいおい触れて行こうと思っています。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=_HgC1TN8FVk&feature=emb_logo
https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=jB0ccpa9eFQ&feature=emb_logo

Photo by abc

  

Posted by Kent Space at 22:42Comments(0)Movie & TV

2020年07月13日

奇跡・ミラクル.....!?

 ポリスワーク.....主に米国におけるオフィサーのデューティー・ジョブ中に銃撃を受けることは頻繁にあり、重症を負うことも日常的に発生しており最悪の場合殉職に至ることもあります。
 その中でも 『奇跡』かと思われることが起きることもあります.....それは容疑者からの銃撃が ”胸に輝くポリスバッジ" に止めらたケースです。
 LAPDでもブレストバッジに弾丸が直撃したがオフィサーが生還したケースがあります。
 次の画像は1996年に発生したケースですがバッジ下部に弾丸が直撃しています。

 次の画像は以前取り上げましたが2007年に発生したケースです。

 ほかのPDでも発生していますが全てのケースでオフィサーは生還しています。
 バッジに救われた.....と言っても実はその下に着用していた防弾ベストの効果が大きかったと思われますが、これは数少ない奇跡的なケースでありデューティー・ジョブにおけるオフィサーの危険度は計り知れないものがあります。






 次の動画はケーブルTVで放送していた 『MythBusters=邦題:怪しい伝説』 ともう1件で、ポリスバッジに銃弾を撃ち込む実験をしていますが、いわゆるバーツバッジの二重部分が銃弾を止めるようです。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=22&v=Tmut9NOtvnY&feature=emb_logo
https://www.youtube.com/watch?v=Gdl4EKc9jrA
  

Posted by Kent Space at 00:44Comments(0)From U.S.A.

2020年06月28日

二重苦.....

 全世界でCOVID-19禍も収まる気配がありませんが、米国では警察官の過剰制圧に端を発した警察組織への抗議から警察改革などが叫ばれ、ロサンゼルス市警察においても市議会の警察委員会で1億3300万ドル(邦貨:約142億円)の警察予算削減が決定されてしまったようです。
 今後共COVID-19の感染拡大には気を抜くことはできませんが、同時に起きてしまった難問が良い方向に進むことを願うばかりです.....。

  

Posted by Kent Space at 17:51Comments(4)From U.S.A.

2020年05月20日

待てば海路の日和あり.....?!

 US ポリスインシグニアコレクションを始めて40年以上経ってしまいましたが、その間 最初からメジャーシティの実物バッジなどを入手できた訳ではなく、マイナーで安価なものからリプロ&フェイクまで沢山の 『泣き笑い&授業料』 を経験し現在に至っています.....。
 今回ご紹介するアイテムも次の画像を見つけた時から早20年以上が経過してしまいました。
 この画像の主はLAPDに40年以上奉職し、1978年から1992年までLAPDのチーフを務めた伝説的人物である故ダリル・ゲイツ氏ですが、氏は在職中に全米の警察組織で初めてSWATを設立しています。
 これはリタイア後の2000年頃SWAT関係のレセプションに出席した時のもののようですが、私が注目したのはスーツのラペルに着用した小さなピンでした!?

 最初は気軽な気持ちで探していましたが、その後現地でも見つけることができず、いつしか諦めていました......が、先月末になんと英国のオークションサイトで発見! なんとか入手することができました。
 このピンはLAPD・SWATの現役とOBほか少数の関係者に配られたものらしく、ゲイツ氏が着用していたのもうなずけますが、裏面には "OFFICIAL LAPD S.W.A.T."と刻印されています。

  

Posted by Kent Space at 18:00Comments(0)Kent Collection

2020年04月29日

ステェイ ホーム アンド.....

 こんな状況だから 『家に留まりアメリカン ポリス ムービー&TVポリスドラマ』 を観まくりましょう !!
 日本国内で観られることを前提に1968年以降のシリアス・サスペンス系の作品を中心に私の独善でピックアップし、お薦めしたいと思います。
 さーッ、ストーリーはもちろんのこと、バッジや制服などなどストップモーションで確認して、突っ込みなどもいれながらご観賞ください !!

 まずは、1968年公開のNYPDの1級刑事を主人公にした『マディガン(邦題:刑事マディガン)』 と1968年公開の 『ブリット』 です。 両映画とも現在でもまったく古さを感じさせないポリスムービーの最高峰ともいえるのではないでしょうか !?

 次は、私がアメリカンポリスバッジを収集するきっかけとなった 『ダーティー ハリー』 シリーズですが、1971年公開のシリーズ1はもちろんのこと、1973年公開のSFPDモーターオフィサー達が登場するシリーズ2 『マグナム フォース』、1976年公開のアルカトラズ島を舞台にしたシリーズ3 『エンフォーサー』 は見逃せませんね !
 
 次に、NYPDにおいて実際に起こった事件を基にした2本で、1971年公開の 『フレンチ コネクション』 と 1973年公開の 『セルピコ』 ですが、特にセルピコには警察組織の暗部を見せつけられます。 ほかにフレンチコネクションの一部スタッフやキャストが再結集して製作されたという 1973年公開の 『ザ・セブン-アップス(邦題:重犯罪特捜班/ザ・セブン・アップス』 も見逃せません。

 次は、LAPDのユニフォームオフィサー達を主人公にした、1988年公開の 『カラーズ(邦題:カラーズ 天使の消えた街)』 と2012年公開の 『エンド オブ ウォッチ』 でLAPDフリークなら 「観なくてはいけない!?」 2本ではないでしょうか。

 まだまだ傑作ポリス映画は沢山あるのですが、映画のトリにお薦めするのは1995年公開の 『ヒート』 と2008年公開の 『ストリート キングス(邦題:フェイクシティ・ある男のルール』 です。
 ほかにもLAPDモノとしては1996年公開の 『マルホランド フォールズ(邦題:狼たちの街)』、1997年公開の 『LA コンフィデンシャル』、2001年公開の 『トレーニング デェイ』、2003年公開の『S.W.A.T.』などがあります。


 さて、TVポリスドラマの最高峰は、言わずと知れた 『アダム12』 ですが、残念ながら日本ではDVDが発売されていません.....。
 そこで、NYPDとNYFDを扱った1999~2005年まで132エピソードが放送された 『サード ウオッチ』 とLAPDモノで2009~2013年まで43エピソードが放送された 『サウスランド』 です。

 最後は、現在進行形で4月17日からアマゾンプライムよりシーズン6が放送開始となった 『ボッシュ』 です。
 他にも 『ポリスストーリー(LAPDモノの方ですがDVDが出ていない?)』、『コジャック(邦題:刑事コジャック)』、『コロンボ(邦題:刑事コロンボ)』、『ブルー ブラッド(邦題:ブルーブラッド〜NYPD家族の絆〜)』などがありますので、映画も含め既に観た方も改めて観賞して、再発見をしてください !!

  

Posted by Kent Space at 16:00Comments(5)Movie & TV

2020年04月19日

シカゴPD新スーパーインテンデント

 2019年11月9日付でお伝えしたシカゴ市警察のINTERIM(暫定)SUPERINTENDENT(本部長)に就任していたベック前LAPD本部長が5カ月間の任期を終え、新たに任命されたブラウン新本部長に引き継ぎました。
 ベック氏は暫定ということもあり、一度もユニフォームを着用することなく退任しましたが、就任時と退任発表時のあいさつでは「シカゴ市」と言うところを「ロサンゼル.....」と言い間違えそうになり、その場の関係者から苦笑されたほど40年間の長きにわたるLAPD生活が身に染みついてしまっていたようです。
 ベック前暫定本部長には感謝状と記念警棒が贈られました。右端はブラウン新本部長です。

 ブラウン新シカゴ市警察本部長は最終3人の候補者の中から市長により選抜されましたが、ダラス市警察本部長在任中に立候補していました。 オフィサー数約3,000名のダラス市警察からオフィサー数約12,000名全米第2位規模のシカゴ市警察への転身となりますが、今後の手腕が期待されます。
 次の画像は、引き継ぎ式典でベック前暫定本部長からブラウン新本部長にフラットバッジが授与されました。



  

Posted by Kent Space at 18:45Comments(0)From U.S.A.

2020年04月13日

ルーサイト封入命令 !?

 先にお伝えしました(2019/9/28)LAPD 150周年記念行事の一環で制定された記念バッジの着用期間(2020/3/31まで)が終了しました。

.....が、その後に待っていたのは 『理解できない命令?』 でした.....それは 「3月31日以降に記念バッジをルーサイト(アクリル樹脂)に封入すべし!」 というものでした。 確かにこのことは記念バッジ購入予約時にはアナウンスされていたことでしたが、オフィサー達は「現行バッジとは似ても似つかわしくないのになぜ?」とか「何とかなるだろう」 位に考えていたようです。 そして、人事課から記念バッジを自費購入した各オフィサー達に届いたのは次の書式でした.....。
 そこには ”私はこのバッジはロサンゼルス警察の所有物であり、要求に応じてサレンダード:付託する(他に降伏する・屈伏するなどの厳しい言い回し?)必要があることを認めます” と誓約させられる文がありました。

 本来2019年がLAPD創設150周年でしたが、記念バッジ作製の取り組みが遅れ同年9月下旬から12月31日までの着用と定められたこともあり、せっかく自費購入したのに約3か月だけの着用では物足りないとの意見が多数寄せられたようで、2020年3月31日までの延長着用を認めていました。
 この記念バッジを購入できたのは、LAPD現役オフィサー、リタイヤードオフィサーなどですが、リタイヤードオフィサーについてはルーサイト封入バッジしか購入できませんでした。 さらに、予約時にバッジ代金$73(サン社へ)、ルーサイト封入代金$81.1(ルーサイト封入業者へ)の合計$154.1を先払いするというものでした。
 はたして、150周年記念バッジ発表セレモニーで誇らしげに胸に着用していたオフィサー達ですが、シリーズ1のデザインで現行シリーズ6バッジとは似ても似つかわしくないにもかかわらず、これらが全てルーサイトに封入されてしまうのでしょうか?

  

Posted by Kent Space at 18:32Comments(3)From U.S.A.

2020年04月06日

ソーシャル ディスタンス !?

 しばらくブログを更新できませんでした.....その原因はやはり 『新型コロナウイルス禍(正式名称:COVID-19)』 でしょうか。
 連日どの情報媒体でも刻々と感染状況が伝えられ気持ちは滅入るばかりです.....なんとかUSポリス関連情報と思いましたが、現在全米が臨戦態勢をとっている状況で、医療関係者は勿論のことポリスオフィサー達も市民と我が身の安全を維持することに総力を注いでいます!
 LAPDでも数々のCOVID-19に対応する手段をとっており、その一つとして3月下旬から通常勤務時にユーティリティー ユニフォーム(直訳:実用制服)と呼ぶBDUタイプの着用を推奨していますが、これは感染を防ぐため毎日洗濯できるようにということのようです。
 次の画像は、チーフ・ムーアみずからユーティリティー ユニフォームを着用しLAPD広報担当官のインタビューをうけている様子ですが、2人の距離は飛沫防止のためとされるソーシャル ディスタンス(社会的距離)の6フィート(約1.83m)を保っています。
Photo by LAPD

 また、ラスベガスメトロPDでは3月31日に挙行されたアカデミーの卒業式を屋内ではなく屋外で実施し、48名の卒業生も社会的距離を保って着席しています。
Photo by LVMPD


 さらに、SFPDでも同日アカデミーにおいて第268クラスの卒業式を社会的距離を保つため屋外で挙行しましたが、記念写真だけは全員マスク姿で撮影したようです.....でも誰だか分からない.....?
Photo by SFPD

 国家非常事態を宣言し、強制力のある外出制限などの感染防止対策をとっていますが、そこは米国常にユーモアは忘れずサンディエゴPDでもK-9を登場させた次のような画像で社会的距離をPRしています。
Photo by SDPD

 いずれにしても、先の見えない長期戦になる様相ですので、我々一般市民は不要不急な外出を控え手洗い・消毒などの基本的な感染防止を心得ることでしょうか.....あとは一刻も早く治療薬やワクチンなどが開発され通常に戻ることを願うばかりです !!
  

Posted by Kent Space at 00:47Comments(1)From U.S.A.