2022年03月20日

あるデェテェクティブの持ち物.....

 前回は、現代の連邦系捜査官でしたが 今回は、1930年代後半のLAPDデェテェクティブの持ち物を探ってみました。
 ただし、約80年前なのでメーカーや型番などは全ては探れませんでしたが、いくつか調べてみました。
あるデェテェクティブの持ち物.....

 上段左端は、フラッシュライトで当時ポピュラーなウインチェスター製かもしれません。 次は、当時のオフィサー必携の『ビリー クラブ』、『ブラックジャック』や『スラップジャック』などと呼ばれた携帯用鈍器で先端に鉛を仕込み皮革に包まれており、急所を狙えば一撃で気絶させるほどの威力があったようです。 その右はやはり必携の職務マニュアルと縦長メモ用紙&筆記具のようです。
 右端はデェテェクティブのサービスガンであるS&W M-10 2インチモデルと思われますが、コルト・デェテェクティブ・スペシャルもサービスガンで下段には38スペシャルの予備弾を12発携帯していたようです。
あるデェテェクティブの持ち物.....

 次は、1940年代のピアレス社製ハンドカフで、現行のものより重量がありました。
 その下段は、通称レッドカード(1930's~1967年まで)と呼ばれたLAPDのIDカードとシリーズ5バッジですが、1940年には現行のシリーズ6バッジにデザイン変更されました。
あるデェテェクティブの持ち物.....

 最後に下段左端は、盗難車両一覧表のようですが、当時は毎日更新された一覧表がパトカーやデェテェクティブに配付されていたとのことです。パトカーには一覧表専用のパネルが設置してあり一見車載用パソコンのようですが全くのアナログです。
あるデェテェクティブの持ち物.....



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Posted by Kent Space at 22:37│Comments(3)From U.S.A.
この記事へのコメント
いつも貴重な情報を掲載していただいてありがとうございます。
唐突に質問を書き込んで申し訳ない無いのですが、LAPDのお巡りさん達にも米軍への従軍経験がある方々は多いと思うのですが、そういった方々というのは米軍での勤務年数を警察官拝命時に勤続年数に加算してもらうということはあるのでしょうか?
なぜこのような疑問を持ったのかというと年金受給資格を得るのに警察官として勤続 20 年の勤務が必要な場合、例えば4年の軍歴がある者なら16年の警察官としての勤務で年金受給資格を得ることが可能なのか気になった次第です。
唐突にすみません。
Posted by 持田登 at 2022年03月27日 18:41
持田登さんへ: コメントありがとうございました!
LAPD及びLAFDの場合退職金制度ではなくペンション(年金)制度とのことで、勤続20年で退職時給与の50%、以降年3%増額していき30年のみ4%増額、以降年3%増額で33年以上は最大90%の額が毎月支給されるとのことです。
また、軍については軍歴により別に年金が支給されるようですが、詳細は未確認です。
Posted by Kent SpaceKent Space at 2022年03月28日 23:14
Kent Spaceさん、お忙しい中で調べていただいてありがとうございます!
細かなことは分からなかったので助かりました!
おかげで映画や海外ドラマがもっと楽しく鑑賞できるようになると思います!
本当にありがとうございました!
Posted by 持田登 at 2022年04月03日 10:56
 
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