2015年03月08日
NYPD Winter Hat....
大変遅くなってしまいましたが、読者からいただいていたコメントに返信させていただきます。
『制服警官でバッジは「オフィサーランク」しかしながら、制帽にはバッジナンバーがない人の画像を見ましたが、彼らは以前の質問の一時的に(ディテェクティブビューローに)配置された警官なのでしょうか? またその場合であるならばディテェクティブビューローの襟章を着用するのでしょうか? 画像では襟章が不鮮明でわかりませんでした。』 という質問をいただいていましたが、遅まきながら探ってみました(カッコ内を補足しました)。
本ブログのコメントにはアドレスを貼ることができないため、肝心の画像を確認することができなかったのですが、その後 『NYPDのフェイスブック、2014年12月31日 21:00に投稿された警官の画像の左のオフィサーことです (日本で確認すると日本時間で2015年1月1日14:00と表示されていたため発見が遅れました…..) 』 との追加コメントをいただいており、探した結果次の画像が見つかりましたので、この画像のことであることを前提に検証します。

私の返信がなかったため、別の読者が 『冬毛糸の防寒帽をまくった時、たまたまナンバーにかかってしまっただけでしょう。よく見るとナンバーがありそうですよ』 とコメントしていただきましたが、両オフィサーが被っているのは、通常勤務時に着用する 『8ポイントバイザーハット=制帽』 と異なる 『ウインター・ハット=冬季帽』 といわれる防寒用の帽子で毛糸製の帽子ではなく、上部に止めてあるチンストラップをはずし耳当てがおろせる仕様で、本体は本物の毛皮ではなく黒色ビニール製で、前立て・後部・耳当て部分に黒色フェイクファー(人造毛皮)を使用したチープな作りですが、冬季にはマイナス4度を下回ることもあるニューヨーク市では重宝するようです。

ご質問にある前立て部分のハットバッジですが、確かに右の女性オフィサーはナンバー付で左の男性オフィサーはナンバーが無い(もしくは隠れている?)ように見えますね。そこで、以前NYPDアカデミーのショップで手に入れた同ウインター・ハットで検証してみました。
まず、左の女性オフィサーは耳当てを使用せずチンストラップを上部に止めた状態ですが、左の男性オフィサーは耳当てを完全におろし、あごに止めてしまうのではなく、NYPDのオフィサー達がよくやるチンストラップを後部に止め、耳当てが耳に斜めにかかるように被っているようです。
次の上段画像が耳当てを使用せず、チンストラップを上部でとめている場合で、中段の画像がチンストラップを後部で止めて耳当てを斜めにおろしている場合です。 肝心のハットバッジのナンバーですが、検証画像で判るようにフェイクファーの毛足に隠れてしまうことはないようですので、やはり、ナンバーが無いものを取り付けているのではないでしょうか。

それではナゼということになりますが、NYPDの場合、ディテェクティブを含むサージャント以上のランクは制帽にナンバーの無いハットバッジを着用しますがゴールドカラーに限られますので、この画像のシルバーカラーのオフィサー用ハットバッジにはナンバーが付いていなければなりません……ただし、Auxiliary=予備警察官の場合は、オフィサーランクでもセブンスター仕様のブレストバッジにカットアウトナンバーがありますが、ハットバッジはナンバーのないシルバーカラーのものを制帽に着用します……と言っても、ご質問の画像では二人ともオフィサーランクのブレストバッジですので左側の男性オフィサーもナンバー付のハットバッジを着用していなければなりませんが……?
そこで、バッジコレクターのリタイヤードNYPDディテェクティブに問い合せたところ 「本来オフィサーランクはウインターハットにもナンバー付のハットバッジを着用することにはなっているけれど、支給されるハットバッジは1個なので、いちいち付け替えるのは面倒なのでユニフォームショップで安く購入できる予備警察官やトラフィックオフィサー(交通巡視員)用のナンバーの無いシルバーカラー・ハットバッジを付けてるのではないか。 また、これで処分などされることもないだろう….」 というアメリカ的?な回答でした……。
次に、分署襟章ですが、オフィサーランクがその素質を認められ一時的にディテェクティブビューローで 『私服勤務』 している場合でも、ユニフォーム勤務に戻ったときは所属分署ナンバーの襟章を着用することになるでしょう。
※しばらくブログの更新を休止してしまいました.....日ごろの不摂生がたたった体調不良と、重ねてパソコン入力時に右腕が痺れる既往症が残っているため思うに任せませんでした.....。 ただいま今月29日開催予定のビクトリーショー参戦に向けてリハビリ中です。
『制服警官でバッジは「オフィサーランク」しかしながら、制帽にはバッジナンバーがない人の画像を見ましたが、彼らは以前の質問の一時的に(ディテェクティブビューローに)配置された警官なのでしょうか? またその場合であるならばディテェクティブビューローの襟章を着用するのでしょうか? 画像では襟章が不鮮明でわかりませんでした。』 という質問をいただいていましたが、遅まきながら探ってみました(カッコ内を補足しました)。
本ブログのコメントにはアドレスを貼ることができないため、肝心の画像を確認することができなかったのですが、その後 『NYPDのフェイスブック、2014年12月31日 21:00に投稿された警官の画像の左のオフィサーことです (日本で確認すると日本時間で2015年1月1日14:00と表示されていたため発見が遅れました…..) 』 との追加コメントをいただいており、探した結果次の画像が見つかりましたので、この画像のことであることを前提に検証します。

私の返信がなかったため、別の読者が 『冬毛糸の防寒帽をまくった時、たまたまナンバーにかかってしまっただけでしょう。よく見るとナンバーがありそうですよ』 とコメントしていただきましたが、両オフィサーが被っているのは、通常勤務時に着用する 『8ポイントバイザーハット=制帽』 と異なる 『ウインター・ハット=冬季帽』 といわれる防寒用の帽子で毛糸製の帽子ではなく、上部に止めてあるチンストラップをはずし耳当てがおろせる仕様で、本体は本物の毛皮ではなく黒色ビニール製で、前立て・後部・耳当て部分に黒色フェイクファー(人造毛皮)を使用したチープな作りですが、冬季にはマイナス4度を下回ることもあるニューヨーク市では重宝するようです。

ご質問にある前立て部分のハットバッジですが、確かに右の女性オフィサーはナンバー付で左の男性オフィサーはナンバーが無い(もしくは隠れている?)ように見えますね。そこで、以前NYPDアカデミーのショップで手に入れた同ウインター・ハットで検証してみました。
まず、左の女性オフィサーは耳当てを使用せずチンストラップを上部に止めた状態ですが、左の男性オフィサーは耳当てを完全におろし、あごに止めてしまうのではなく、NYPDのオフィサー達がよくやるチンストラップを後部に止め、耳当てが耳に斜めにかかるように被っているようです。
次の上段画像が耳当てを使用せず、チンストラップを上部でとめている場合で、中段の画像がチンストラップを後部で止めて耳当てを斜めにおろしている場合です。 肝心のハットバッジのナンバーですが、検証画像で判るようにフェイクファーの毛足に隠れてしまうことはないようですので、やはり、ナンバーが無いものを取り付けているのではないでしょうか。

それではナゼということになりますが、NYPDの場合、ディテェクティブを含むサージャント以上のランクは制帽にナンバーの無いハットバッジを着用しますがゴールドカラーに限られますので、この画像のシルバーカラーのオフィサー用ハットバッジにはナンバーが付いていなければなりません……ただし、Auxiliary=予備警察官の場合は、オフィサーランクでもセブンスター仕様のブレストバッジにカットアウトナンバーがありますが、ハットバッジはナンバーのないシルバーカラーのものを制帽に着用します……と言っても、ご質問の画像では二人ともオフィサーランクのブレストバッジですので左側の男性オフィサーもナンバー付のハットバッジを着用していなければなりませんが……?
そこで、バッジコレクターのリタイヤードNYPDディテェクティブに問い合せたところ 「本来オフィサーランクはウインターハットにもナンバー付のハットバッジを着用することにはなっているけれど、支給されるハットバッジは1個なので、いちいち付け替えるのは面倒なのでユニフォームショップで安く購入できる予備警察官やトラフィックオフィサー(交通巡視員)用のナンバーの無いシルバーカラー・ハットバッジを付けてるのではないか。 また、これで処分などされることもないだろう….」 というアメリカ的?な回答でした……。
次に、分署襟章ですが、オフィサーランクがその素質を認められ一時的にディテェクティブビューローで 『私服勤務』 している場合でも、ユニフォーム勤務に戻ったときは所属分署ナンバーの襟章を着用することになるでしょう。
※しばらくブログの更新を休止してしまいました.....日ごろの不摂生がたたった体調不良と、重ねてパソコン入力時に右腕が痺れる既往症が残っているため思うに任せませんでした.....。 ただいま今月29日開催予定のビクトリーショー参戦に向けてリハビリ中です。
Posted by Kent Space at 15:18│Comments(5)
│From U.S.A.
この記事へのコメント
ブログが更新されて安心しました。
29日のビクトリーショウ楽しみにしています。
29日のビクトリーショウ楽しみにしています。
Posted by KIKUの相棒 at 2015年03月08日 19:06
ビクトリーショーの参戦、楽しみにしています!
Posted by SFPD at 2015年03月08日 22:50
kentspace様
お世話になります
ブログの更新がなかったのでとても心配をしておりました ヴィクトリーショーでお話ができるのを楽しみにしておりますが、ご準備でご無理なさらずにお気をつけ下さい
今月オバマ夫人が来日するのでまたsecretserviceが随行してきますね 改めて以前の記事を興味深く読み直してしまいました
お世話になります
ブログの更新がなかったのでとても心配をしておりました ヴィクトリーショーでお話ができるのを楽しみにしておりますが、ご準備でご無理なさらずにお気をつけ下さい
今月オバマ夫人が来日するのでまたsecretserviceが随行してきますね 改めて以前の記事を興味深く読み直してしまいました
Posted by ヴィクトリーショーに行きました at 2015年03月09日 16:24
KIKUの相棒さん・SFPDさん・ヴィクトリーショーに行きました さんへ:
ご心配をおかけしましたが、ビクトリーショー会場でお逢いできるのを楽しみにしています!
ご心配をおかけしましたが、ビクトリーショー会場でお逢いできるのを楽しみにしています!
Posted by Kent Space
at 2015年03月10日 14:39

質問のご回答ありがとうございます。
おかげさまで、疑問が解消されました。
長い間、記事の更新がなかったので少し心配しておりました
ナンバーの無いシルバーカラー・ハットバッジを付けていたんですね・・・。
なかなかアメリカ的ですね。(笑)
もうすぐ、ビクトリーショーですね。お体を大事になさってください・・・。
ご回答ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
おかげさまで、疑問が解消されました。
長い間、記事の更新がなかったので少し心配しておりました
ナンバーの無いシルバーカラー・ハットバッジを付けていたんですね・・・。
なかなかアメリカ的ですね。(笑)
もうすぐ、ビクトリーショーですね。お体を大事になさってください・・・。
ご回答ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
Posted by agnt at 2015年03月23日 15:54