2013年03月16日
Movie Prop Badges #9
バッジではなく、脇役になるピンズの話です。先に“END OF WATCH”でも2種類のピンズに触れましたが、ほかにポリスドラマで気になるピンズが2つありました。
ひとつは“COLD CASE”つながりになりますが、John Finn演じるLt. John Stillmanがいつもスーツのラペルに着けているピンです。小さすぎて、ストップモーションにしてみても確認することが難しく、遂に解った時には、ドラマは終了してしまいました…...あれはポリス関係のピンではなく、ルテナント・スティルマンの前歴を示すものでした……それは、米陸軍特殊部隊グリーンベレーの記章ピンだったのです。彼がベトナム戦争中に軍人であったことはドラマの中にも出てきますが、PPDのルテナントになってもプライドを持って勤務中に着けていたのでした。
リムの辺りが少し異なりますが、この記章ではないでしょうか。
もうひとつは“CSI:NY”(正確にはNYPDの場合、CSI=Crime Scene Investigatorsではなくて、CSU=Crime Scene Unit です)のGary Sinise演じるDet. Mac Taylorがジャケットのラペルに着けているピンです。こちらの方は画面でも確認できるし、レプリカも出現しているくらいに知られていますので、ご存じの方も多いと思います。サンバーストシールドの中にDとBが重なるように配されていますが、これは“DETECTIVE BUREAU”(刑事局とでも訳せるでしょうか?)の頭文字を配したようです。このピンは、実際に存在するものですが、オフィシャルなものではなく仲間内で作製した、いわばクラブピンズのようなもののようです。
画像は、左側は“Law & Order”(1990~2010年まで20シーズンの長きにわたり放送された伝説のドラマですが、詳しくは、後日NYPDのプロップバッジの項で触れます)、の今は亡きJerry Orbach演ずるDet. Lennie Briscoeですが、既にDBピンを着けています。彼は1992年から亡くなる2004年まで出演しており、CSI:NYが2004年からですから、既にDBピンは2004年以前には存在していたと思われます。
2人のピンの違いが判るでしょうか?画像の縮尺も多少違うかもしれませんし、ピンが小さすぎて判り難いと思いますが、CSI:NYの方がサイズが大きく見えませんか?
それは、多分シリアスドラマ系の“Law & Order”の方が実物で、“CSI:NY”の方はプロップだからではないでしょうか……? “CSI:NY”の方は、サイズを実物より少し大きくし、さらに、色も鮮やかにし、画面をとおして観た時に目立つよう作ったのではないでしょうか。というのも次の画像を見ると……。
この画像のピンズは、左端がNYPDの現役Det.から譲っていただいたもので、真中は“CSI:NY”のプロップ、右端はそのレプリカです。プロップがエポ研ぎによりハードエナメル風仕上げで一番出来がよく、次にレプリカがソフトエナメル仕様ですが、色もはっきりしています。実物はネービーカラーのバックグラウンドも、Bのグリーンカラーも共に濃すぎて分り難く、そして一番チープな仕上がりに見えます……?
ひとつは“COLD CASE”つながりになりますが、John Finn演じるLt. John Stillmanがいつもスーツのラペルに着けているピンです。小さすぎて、ストップモーションにしてみても確認することが難しく、遂に解った時には、ドラマは終了してしまいました…...あれはポリス関係のピンではなく、ルテナント・スティルマンの前歴を示すものでした……それは、米陸軍特殊部隊グリーンベレーの記章ピンだったのです。彼がベトナム戦争中に軍人であったことはドラマの中にも出てきますが、PPDのルテナントになってもプライドを持って勤務中に着けていたのでした。
リムの辺りが少し異なりますが、この記章ではないでしょうか。
もうひとつは“CSI:NY”(正確にはNYPDの場合、CSI=Crime Scene Investigatorsではなくて、CSU=Crime Scene Unit です)のGary Sinise演じるDet. Mac Taylorがジャケットのラペルに着けているピンです。こちらの方は画面でも確認できるし、レプリカも出現しているくらいに知られていますので、ご存じの方も多いと思います。サンバーストシールドの中にDとBが重なるように配されていますが、これは“DETECTIVE BUREAU”(刑事局とでも訳せるでしょうか?)の頭文字を配したようです。このピンは、実際に存在するものですが、オフィシャルなものではなく仲間内で作製した、いわばクラブピンズのようなもののようです。
画像は、左側は“Law & Order”(1990~2010年まで20シーズンの長きにわたり放送された伝説のドラマですが、詳しくは、後日NYPDのプロップバッジの項で触れます)、の今は亡きJerry Orbach演ずるDet. Lennie Briscoeですが、既にDBピンを着けています。彼は1992年から亡くなる2004年まで出演しており、CSI:NYが2004年からですから、既にDBピンは2004年以前には存在していたと思われます。
2人のピンの違いが判るでしょうか?画像の縮尺も多少違うかもしれませんし、ピンが小さすぎて判り難いと思いますが、CSI:NYの方がサイズが大きく見えませんか?
それは、多分シリアスドラマ系の“Law & Order”の方が実物で、“CSI:NY”の方はプロップだからではないでしょうか……? “CSI:NY”の方は、サイズを実物より少し大きくし、さらに、色も鮮やかにし、画面をとおして観た時に目立つよう作ったのではないでしょうか。というのも次の画像を見ると……。
この画像のピンズは、左端がNYPDの現役Det.から譲っていただいたもので、真中は“CSI:NY”のプロップ、右端はそのレプリカです。プロップがエポ研ぎによりハードエナメル風仕上げで一番出来がよく、次にレプリカがソフトエナメル仕様ですが、色もはっきりしています。実物はネービーカラーのバックグラウンドも、Bのグリーンカラーも共に濃すぎて分り難く、そして一番チープな仕上がりに見えます……?
Posted by Kent Space at 16:22│Comments(2)
│Movie & TV
この記事へのコメント
NYPDの話、期待してます!
Posted by アンジョリ at 2013年03月17日 09:55
アンジョリさんへ
多分アンジョリさんが、既に知っていることばかりだと思いますので、あまり期待しないでください......。
多分アンジョリさんが、既に知っていることばかりだと思いますので、あまり期待しないでください......。
Posted by HARTMANN352 at 2013年03月17日 18:37