2020年02月02日
FBI リタイヤード・プラーク
以前にもFBIバッジについて取り上げ(2014/8/31)、イシュー(支給)バッジは退職後に返納する旨お伝えしてしまいましたが、さにあらず、FBのマニアックグループへのリタイヤードFBIスペシャルエージェントからの投稿で、なんとリタイヤード・プラーク(退職記念盾)にイシューバッジがIDカードと供に封入され退職記念品として手渡されていることが分かりました。
次の画像左側上部にセットされているのが支給されていたバッジで、裏面のピンの有無や取付け方法は不明ですが長年苦楽を共にしたバッジは記念盾として本人に贈呈されているようです。 また、バッジの下部に4個あるのは”サービスキー”と呼ばれるもので、14Kゴールド製で勤続期間により贈くられたものとのことです。 最下部にはバッジナンバーが表記されていますが、支給バッジの裏面にもこのバッジナンバーだけが刻印されているとのことです。

次の画像は、上記とは別のプラークでバッジ部分を拡大したものですが、取り付けられたイシューバッジの下部などに摩耗と思われる部分が覗えます。

普段携帯できるリタイアバッジは支給されないため、自費でサン社(支給バッジ製造メーカーではない)に身分証明のうえオーダーできるとのことですが、以前にもお伝えしたようにサン社刻印入りの偽造バッジが出回っているので注意が必要です。 その見分け方はRETIREDの文字が本物はブルーハードエナメルで偽造品はソフトエナメル仕様であるほか、バッジ周囲のデザインを勘違いからか土堤状にしてしまっている点やピンでなくクリップ仕様など全体の仕上げもお粗末です。
まずは実物サン社製FBIリタイヤードバッジ

そして実物と偽り数多く出回っている偽造バッジ。 女神(レディ・ジャスティス)のお姿にも品位が感じられませんね。

次の画像左側上部にセットされているのが支給されていたバッジで、裏面のピンの有無や取付け方法は不明ですが長年苦楽を共にしたバッジは記念盾として本人に贈呈されているようです。 また、バッジの下部に4個あるのは”サービスキー”と呼ばれるもので、14Kゴールド製で勤続期間により贈くられたものとのことです。 最下部にはバッジナンバーが表記されていますが、支給バッジの裏面にもこのバッジナンバーだけが刻印されているとのことです。

次の画像は、上記とは別のプラークでバッジ部分を拡大したものですが、取り付けられたイシューバッジの下部などに摩耗と思われる部分が覗えます。

普段携帯できるリタイアバッジは支給されないため、自費でサン社(支給バッジ製造メーカーではない)に身分証明のうえオーダーできるとのことですが、以前にもお伝えしたようにサン社刻印入りの偽造バッジが出回っているので注意が必要です。 その見分け方はRETIREDの文字が本物はブルーハードエナメルで偽造品はソフトエナメル仕様であるほか、バッジ周囲のデザインを勘違いからか土堤状にしてしまっている点やピンでなくクリップ仕様など全体の仕上げもお粗末です。
まずは実物サン社製FBIリタイヤードバッジ

そして実物と偽り数多く出回っている偽造バッジ。 女神(レディ・ジャスティス)のお姿にも品位が感じられませんね。
Posted by Kent Space at 20:07│Comments(10)
│From U.S.A.
この記事へのコメント
お世話になります
いつもとても楽しく&色々勉強させて頂いております
「リタイヤード・プリークに支給バッジがIDカードと供に封入され退職記念品として手渡されている」 なんて初めて知りました!!
FBIにはセカンドバッヂすら存在しないと聞いていたので、「驚き」と「誇り高きバッヂの存在感」を感じました USSSなども他の連邦職員も同じように退職時にバッヂを盾にしたりするのでしょうか?
いつもとても楽しく&色々勉強させて頂いております
「リタイヤード・プリークに支給バッジがIDカードと供に封入され退職記念品として手渡されている」 なんて初めて知りました!!
FBIにはセカンドバッヂすら存在しないと聞いていたので、「驚き」と「誇り高きバッヂの存在感」を感じました USSSなども他の連邦職員も同じように退職時にバッヂを盾にしたりするのでしょうか?
Posted by ヴィクトリーショーに行きました at 2020年02月04日 21:03
ヴィクトリーショーに行きました さんへ:
他の連邦機関についての情報はありませんが、退職時に記念盾やバッジなどは存在するのではないでしょうか。
他の連邦機関についての情報はありませんが、退職時に記念盾やバッジなどは存在するのではないでしょうか。
Posted by Kent Space
at 2020年02月06日 20:29

ブログをとても楽しく見ています。
一つ気になる点があってお聞きします。
FBIはSpecial Agentにバッジをいくつ支給するか知っていますか?
一つだけ支給するのか、それとも二つを支給するのか知りたくて質問します。
一つ気になる点があってお聞きします。
FBIはSpecial Agentにバッジをいくつ支給するか知っていますか?
一つだけ支給するのか、それとも二つを支給するのか知りたくて質問します。
Posted by Sean Koh at 2023年12月11日 01:42
Sean Kohさんへ: コメントありがとうございました!
FBIバッジについては、これまでに何回か触れてきましたが、2021年10月03日の記事で現行は2枚のIDカードが収められたワレットとバッジクリップに装着されたバッジが支給されるとお伝えしたとおり、バッジは1つだけ支給されるようです。
USシークレットサービスやUSエアマーシャルなどのようにレイド用とワレット用のスモールサイズフラットバッジが支給される連邦捜査機関もありますがFBIは当初からバッジは1つのみ支給してきたようです。
とは言っても、FBI・SAの中には支給バッジの紛失を避けるため、リタイヤードプラーク・ルーサイト封入の実物同等のバッジにピンを取り付けたもの(現在は手に入らないようです)や、最近では実物大のキーチェーンバッジを携帯している例も確認されています。
FBIバッジについては、これまでに何回か触れてきましたが、2021年10月03日の記事で現行は2枚のIDカードが収められたワレットとバッジクリップに装着されたバッジが支給されるとお伝えしたとおり、バッジは1つだけ支給されるようです。
USシークレットサービスやUSエアマーシャルなどのようにレイド用とワレット用のスモールサイズフラットバッジが支給される連邦捜査機関もありますがFBIは当初からバッジは1つのみ支給してきたようです。
とは言っても、FBI・SAの中には支給バッジの紛失を避けるため、リタイヤードプラーク・ルーサイト封入の実物同等のバッジにピンを取り付けたもの(現在は手に入らないようです)や、最近では実物大のキーチェーンバッジを携帯している例も確認されています。
Posted by Kent Space
at 2023年12月12日 01:31

ご回答ありがとうございます。
バッジはたった一つだけ支給されますね。 本当に気になった点ですが、ありがとうございます。
では、現行のSpecialagentはルーサイトに実物封入されたバッジ(実物同等バッジ)を直接手に入れ、セカンドバッジのように使うということですか?
バッジはたった一つだけ支給されますね。 本当に気になった点ですが、ありがとうございます。
では、現行のSpecialagentはルーサイトに実物封入されたバッジ(実物同等バッジ)を直接手に入れ、セカンドバッジのように使うということですか?
Posted by Sean Koh at 2023年12月12日 12:04
そして2021年10月3日に掲載された記事を見ますと、IDカードが入っている財布と実物バッジをバッジクリップに貼って支給するということですが。
では、財布の内部にはバッジを入れるスペースがないのですか? 財布の内部がどんな形なのか知りたいです。 IDカードだけ入れられるようになっているのか、それともバッジも入れられる空間が別にあるのかと思いまして。
(バッジは一つだけ支給されるから) それではある時はバッジクリップにつけて、またある時は財布につけたりしますか?
気になることがとても多くて長く書きましたが、時間がある時に返事してくだされば本当にありがたいです。
では、財布の内部にはバッジを入れるスペースがないのですか? 財布の内部がどんな形なのか知りたいです。 IDカードだけ入れられるようになっているのか、それともバッジも入れられる空間が別にあるのかと思いまして。
(バッジは一つだけ支給されるから) それではある時はバッジクリップにつけて、またある時は財布につけたりしますか?
気になることがとても多くて長く書きましたが、時間がある時に返事してくだされば本当にありがたいです。
Posted by Sean Koh at 2023年12月12日 22:29
Sean Kohさんへ:
前回の返信にも触れましたが、リタイヤードプリーク用の実物同等バッジ(ピンがついていないので業者に依頼しピンを付け加工したもの)が入手できたのは20年以上前のことで、現在では手に入りません。
なお、FBIではセカンドバッジ類は許可されていないとのことですが、そこはアメリカ.....?!
次に、FBIバッジを特集した2014年8月31日の記事で触れましたが、現行の支給バッジは裏面にピンがついていますので、バッジクリップに貼るのではなくピンで取り付けています。
また、2021年10月03日の記事の上から3枚目の画像説明に明記しましたが→
『現行は、大型ケースの見開き部分に2枚のIDカードとバッジクリップのようですが、それ以前には表面にバッジを取り付けるタイプもあったようです。』
→と記したように、以前はIDカード封入ワレットの表部分にバッジを取り付けたのもが支給されていましたが、ワレットから取り出しバッジクリップに取り付け使用するSAが多かったことからか、その後2枚のIDカードのみを封入した見開きのワレットとバッジクリップに取り付けたバッジを支給してい流ようです。なお、2枚のIDカードはワレットを壊さないと取り出せないようになっています。
前回の返信にも触れましたが、リタイヤードプリーク用の実物同等バッジ(ピンがついていないので業者に依頼しピンを付け加工したもの)が入手できたのは20年以上前のことで、現在では手に入りません。
なお、FBIではセカンドバッジ類は許可されていないとのことですが、そこはアメリカ.....?!
次に、FBIバッジを特集した2014年8月31日の記事で触れましたが、現行の支給バッジは裏面にピンがついていますので、バッジクリップに貼るのではなくピンで取り付けています。
また、2021年10月03日の記事の上から3枚目の画像説明に明記しましたが→
『現行は、大型ケースの見開き部分に2枚のIDカードとバッジクリップのようですが、それ以前には表面にバッジを取り付けるタイプもあったようです。』
→と記したように、以前はIDカード封入ワレットの表部分にバッジを取り付けたのもが支給されていましたが、ワレットから取り出しバッジクリップに取り付け使用するSAが多かったことからか、その後2枚のIDカードのみを封入した見開きのワレットとバッジクリップに取り付けたバッジを支給してい流ようです。なお、2枚のIDカードはワレットを壊さないと取り出せないようになっています。
Posted by Kent Space
at 2023年12月13日 20:27

ほんとうに、ありがとうございます。
気になる点が完璧に解決されました。
毎回Kent Spaceさんの知識に感心しています。
気になる点が完璧に解決されました。
毎回Kent Spaceさんの知識に感心しています。
Posted by Sean Koh at 2023年12月13日 22:35
初めまして元俳優をしていた者です❗️縁あってFBI退職者に送る記念額を入手して大切にしてきましたがオークションで出品して落札されましたがIDケースのバッチ、FBIエンブレムのセットで中々渋くてかっこ良く今思えば手放さなきゃ良かったと後悔しています‼️バッチは実物なのか⁉️はっきりしませんでしたが24金メッキで凄く綺麗でした‼️後から聞いたら実物じゃないのか⁉️と言われて尚更後悔しています‼️
Posted by 元俳優 at 2024年02月13日 20:17
元俳優さんへ:コメントありがとうございました!
ルーサイトに封入されたバッジでない実物バッジであれば裏面にシルアルナンバーを確認することができるのですが.....。
ルーサイトに封入されたバッジでない実物バッジであれば裏面にシルアルナンバーを確認することができるのですが.....。
Posted by Kent Space
at 2024年02月19日 00:07
