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Posted by ミリタリーブログ at

2017年05月21日

LAPD リポート 2017 #2

 さて、前回に続きLAPDの新メトロ・ディビジョンとSWATの変化?についてお伝えします。
 先にもお伝えしたとおり、新とは言っても旧ランパート・ステーションをリフォームした建物ですが、外観に面影を残しつつ新築同様になっており、館内もレイアウトなどが大きく変わっているとのことでした。
 DプラトーンのSWATオフィスの入り口には、有名なディック・クレイマーのイラストやシンボルマークの木彫や殉職した41Dと23Dのお二人のほか、訓練中に殉職された方などのメモリアル・プリークもディスプレイされていました。






 そしてオフィスの壁には米国4軍を始め、世界各国の特殊部隊から贈られた記念プリークなどが、所狭しとディスプレイされていました。 さすが、元祖SWAT本家ですね!


 そして、変化を確認してきました。
 それは、昨年2月にSWATをリタイアした友人から贈られてきた2枚の画像が始まりでした。 何かの記念式典を撮影したものですが、私はその違いを見逃しませんでした!?


 特に左下のこの2人の違いがお判りになりますか?


 左側はショルダーパッチがメトロ・ディビジョンのA・B・Cいずれかのプラトーンに属するオフィサーで、現在他所属のオフィサーが着用しているブラック・カラーのBDUとは違うメトロ・ディビジョン特有のネイビー・カラーのBDU(以前はトランスコム社製。現在はユナイテッド・ユニフォーム社製ATU)ですが、右側のオフィサーはショルダーパッチがSWATのオフィサーのはずです......しかし、明らかにUU社製のATUではありません。 ラグランショルダーで、身頃と生地が違っているのが確認できますが、米軍用のコンバットシャツとは似ているようで、違いがあります。
 立ち襟を折って着用していますが、腕に付いているはずのポケットが見当たりません!?

 そして、前々回4月22日アップの『ビクトリーショー不参加のお知らせ』 に添付した画像に続くのですが、これは昨年6月にUCLAで発生した教授殺害・犯人自殺事件の折、出動したLAPD・SWATの画像となっています......しかし、この画像に移っている6人全員がSWATではありません。 はっきり確認できるのは2名で、両端のオフィサーでその違いが判ります。


 左はメトロ。ディビジョンのオフィサーで、右がSWATオフィサーです。 右側SWATオフィサー の携帯しているH&K 416Dにはレーザー・ディバイスが装着されていますが、以前お知らせしたとおり、レーザー・ディバイスが使用できるのはSWATのみとなっています。
 そして、そしてSWAT隊員のタクティカル・パンツに注目してください! 樹脂製の膝当てが付いています。 この形状の膝当ての付いたエアソフト用のレプリカが出回っているようですが、大元は米国のメーカーのデザインで、このメーカーはコンバット・シャツ&パンツを扱っています。

 それでは、LAPD・SWATオフィサーが着用しているBDUは如何に!?
 これこそクレイ・プレシジョン・G3コンバットシャツ&パンツなのです。しかもLAPD ・SWATのオーダーにより両腕のポケットとパンツの脛部分ポケットなどが省かれたネービー・カラーのみの特注品なのでした。


 この特注シャツは難燃性ファブリックを使用し、ボディーアマーの下に着用することに特化した仕様で、LAPD・SWATではショルダーパッチを縫い付け、さらに左胸にはSWATのシンボルマーク(赤丸)をプリントしています(下段画像追加:2017/9/22)。
 なお、このシャツ&パンツ上下の価格は$600以上で、LA市内のSWAT御用達ユニフォーム・ショップでも入手することはできません.....。
 日進月歩の装備品ですが、「常に危険な任務の先頭に立つSWAT隊員には最新の装備が必要である」 と案内してくれた隊員が語っていました。





 次にメトロ・ディビジョン内のアーモリー(武器)担当オフィサーが金庫の扉が付いた武器庫に案内してくれ、各武器を触らせてもらいましたが、その中でも最新のキンバーSWATカスタムは圧巻でした!




 さて、今回のリポートはいかがでしたでしょうか? 次回は今回の渡米の雑談的内容?をお伝えします。

  

Posted by Kent Space at 20:19Comments(0)From U.S.A.