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Posted by ミリタリーブログ at

2015年03月15日

遂に.....!?

 米国のバッジコレクターから衝撃的?なニュースが飛び込んできました! なんと最近支給された“SERGENT”ランクバッジの製造メーカーがSUN社ではなくENTENMANN社(以下ENT社)だったというのです!?
 最初は、「ウソだろ!?」、次に「ホントかいな??」でしたが…….添付されていた最初の表面画像を見て、「なんだSUN社製じゃないか!」と思いました…..が、裏面画像のHMは間違いなくENT社…..!? しかも製造年月刻印は2009年5月のもの……しかし、画質が荒いため確信を持つまでには至りませんでした。


 そこで、もう少し良い画像を要求してみると次に送られてきた画像は、実際にオフィサーがバッジを着用している鮮明なものでした。


 一見してやはりSUN社製であると思いました.....ナンバー形状もSUN社2008年以降の新しいものに見えました。 ところが、SUN社の2002年製実物バッジと比べてみると、違いが何か所か確認できたのです!?
 左側がENT社製とされる画像で、右側は2002年SUN社製実物バッジを同じような角度で撮影してみたものですが、違いが判るでしょうか?? まず、ランクタイトル “S・R・G” の文字形状に違いがみられるのと、“LOS ANGELES POLICE” の文字が太いばかりでなく、明らかに “SとG” の形状に違いがあるではありませんか!?
 さらに、決定的なのはSUN社製のランクリボン両端下の“サンライズ(太陽光線)”が左右とも7本であるのに比し、ENT社製という方はランクリボン左端下が6本しか見えず、荒い画像で確認してみても、右端下は7本確認できますが、左端下は6本しかないように見えます……?


 遂に、最近仕上げの悪さが目立つようになったSUN社からENT社に製造納品契約が移ってしまったのか? ということは、1950年代から1968年頃までLAPDの4ピースバッジを納品していたENT社が1ピース(一体型)を新たに作製し納品契約を奪取したのか….??

 さてさて、ここからは私の妄想話となってしまいます…..。
 2009年というとLAPDの新本部ビルが10月に完成し、正面玄関外壁に殉職者バッジがディスプレイされましたが、それらのバッジはナンバー文字形状こそ新旧混在していますが、そのすべてのバッジはSUN社製であり、新本部ビルの完成までにこれらのバッジを準備するとなると、製造は2008年以降と思われます。また、2009年以降2014年においても ”POLICE OFFICER” ランクバッジについてはSUN社製が支給されていますので、納品契約メーカーが変更になったとは思えないのです…..?
 そこで、思い当たるのはLAPDで2005年頃から許可された個人購入によるフラットバッジの所持で、各分署受付にSUN社のフラットバッジ・サンプルと申込書が配置されており、分署をとおして各自注文できるようになっていましたが、このことにより10000個近くのフラットバッジの需要が見込めるため、他のバッジメーカーも指をくわえて見ているわけにはいかず、それまでもLAPDのバッジ納品契約入札のために持っていたであろうサンプル型を基に作り始めたのではないでしょうか? そして、今回のENT社製SERGEANTランクバッジも、オフィサー個人が許可を受けずにセカンドバッジとして作らせたものではないか? 「許可を得ないで?」……そこはアメリカですから……??
 画像は2011年7月に友人の所属するLAPDノースイースト分署の受付脇にディスプレーされていたSUN社のフラットバッジサンプルですが、その価格には涙が止まりませんでした.....!?


 話は少しそれてしまいますが、フラットバッジ許可のあおりを受けて複数のメーカーがLAPDバッジを製造流出させたであろうことは想像に難くないことで、それでも最初の頃はフラットバッジが主でしたが、そのうちブレストバッジまでがコレクター市場に出回るようになり、その中でも米国のバッジメーカーA社が製造したと思われるLAPDバッジが日本国内でも 『ハイクォリティー・リプロダクション』 とか 『スーパー・リプロ』 などとして出回るようになりました。
 これには裏話があり、最初は “POLICEMAN・POLICE WOMAN・INSPECTOR” などの現行にないランクが米国内にも出回り、次に日本国内向けに “SERGEANT・DETECTIVE” という現行ランクまで出回るようになりましたが、このメーカーは現行にないランクバッジと現行にある“SERGEANT・DETECTIVE”ランクバッジでは、なぜかダイ(型)を変えました。 わざわざ変えた理由は不明ですが、日本国内だけとはいえコレクター市場に流出させるにあたり、さすがの米国メーカーも 『少しは考慮?』 したのでしょうか??
 次の画像の左側が最初に出回った現行にない ”POLICEMAN” ランクなどのリプロバッジで右側が後に日本国内に出回った “SERGEANT & DETECTIVE” ランクです。 両バッジ共、米国のバッジメーカーであるA社(V社ではない)が製作していると思われますが、左のバッジは、ほぼ現行と同じサイズ・デザインなのに対し、右はサイズを少し小さくし、ランク文字形状を旧タイプに変えているほか、シティーホールの位置を少し下げ、センターシティーシールも小さくするなど、わざわざダイ(型)を変えています。


 次の画像の左端は1960年代製のENT社製実物4ピースバッジ、真中が先に紹介した日本向けリプロバッジですが、1ピース(一体型)であるにもかかわらず、左端の4ピースバッジとランク文字形状やシティーホール位置、センターシティーシールサイズを同じようにしているのが確認できると思います。 さらに、右端のSUN社製の現行実物バッジと比べるとその違いがハッキリしますね。


 さて、話を戻します..... ENT社製支給バッジの真偽のほどは定かではありませんが、この情報には追加説明があり 「でも、直近に支給された “POLICE OFFICERとLIEUTENANT“ ランクのバッジはSUN社製だったよ!」 というものでした…..ナゾは謎を生むばかりなり…..!?
  

Posted by Kent Space at 15:10Comments(6)Kent CollectionFrom U.S.A.