2013年01月25日

END OF WATCH

 昨日、帰国しました。飛行機は、往復JALのプレミアムエコノミーをとったのですが、ラッキーにも帰りはビジネスクラスにアップグレイドされ快適なフライトを満喫しました。行きには見なかった映画も2本も見てしまいました。
 その内の一本が『END OF WATCH』というLAPDのユニフォームオフィサーのドキュメンタリータッチのストーリーでU.S.ポリスフリーク必見の内容でした。エンドロールからLAPD全面協力のようですが、1988年公開の『Colors』を彷彿とさせ、日本未公開TVドラマ『SOUTHLAND』の映画版といったところでしょうか。
 『END OF WATCH』とは、直訳すれば『勤務終了』ですが、略して”EOW”となりアメリカ人なら誰でもわかる意味なので、ネタバレにはならないと思いますが、とりあえず説明はここまでにします......ただ、あまりにもシリアスなため日本での公開は難しいかもしれません.....?
http://www.endofwatchthefilm.com/
Poster by OPEN RORD Films

END OF WATCH


 劇中のプロップバッジの出来はイマイチ?ですが、登場するオフィサー全員ユニフォームの下にアーマーベストを着用しているほか、エポーレットの縫い付け、若いオフィサーがやるヘアライン仕様のネームプレートをピカピカに磨いている.....などなど、どれをとっても最近のLAPDを描いた映画のトップではないでしょうか.....?
 かつては、TVドラマ ”DRAGNET”や”ADAM-12” のように、出演者全員に実物のバッジを貸し出したほか、実際の本部庁舎や分署にロケーションさせたりしたこともありましたが、最近では、実物どおりのLAPDのロゴやプロップバッジなどを使用する場合は、ロスアンゼルス市が映画会社から多額なコミッションを徴収するため、2003年リメイク公開された”S.W.A.T.”のように市にコミッションを払わず、バッジ・ロゴなども変えて制作したため、U.S.ポリスフリークからすると残念な結果になってしまいました。
 さらに、米国有名映画批評家が選んだ2012年公開映画トップ10の第4位になったのもうなずけますが、何はともあれ、日本公開を願うばかりではあります......?
 主人公の一人Jake Gyllenhaal演ずるPolice OfficerⅡ Taylor は左胸ポケットフラップ左端に付けているピンズから、USMC出身者であることがわかりますが、この着用はレギュレーションではないのでは......? また、右胸ポケットフラップのネームプレート左に付けている丸型のピンはどこかの分署ピンと思われますが、これもレギュレーションではなく、最近は着用することが黙認されているのではないでしょうか.....?
 また、劇中登場する”SPYDERCO”のタクティカルナイフ欲しくなりました.......。 要チェック!?(その後ナイフはS&W社製であることが判明しましたが、2014年5月31日アップの記事を参照してください:2014/11/9)
※その後、友人からの情報で、Offc. Taylor が付けている分署ピンズは”Shootin Newton”で有名な危険地域”Newton Station”のもので、四葉のクローバに分署番号13が表示されているそうです。(2013/1/30加筆)

END OF WATCH                                          Photo by OPEN RORD Films
END OF WATCH





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Posted by Kent Space at 15:21│Comments(7)From U.S.A.
この記事へのコメント
いつも楽しく拝見しております。 End of Watch、公開されるか分かりませんが、楽しみですね。

トレーラーで使用されているタクティカルナイフですが、良く見るとブレードの
マーキングが裏焼きになっていますが、これではないでしょうか?

http://www.amazon.com/Smith-Wesson-CK105H-Extreme-Knife/dp/B0009JXRFC

ご参考になれば幸いです。
Posted by hk at 2013年01月26日 00:37
 こんにちはhkさん.....多分H.K.さんかな....?
 映画の最初の方のロッカールームの場面で、Officer Taylorがビデオカメラに向かってGLOCK-19やハンドカフなど装備の一部を紹介するのですが、その中で”SPYDERCO”のナイフと説明しています。飛行機のモニターがあまり大きくなく、また、一瞬の登場なので、詳細まで確認はできませんでしたが、ブラックフェイスでハンドル部分にウインドブレイカーが付属していたようです.....。
Posted by HARTMANN352HARTMANN352 at 2013年01月26日 16:38
こんにちは!長旅お疲れ様でした!
確かにナイフは良い感じですね。END OF WATCH を見ましたが後ろの部分にウインドブレイカーが付いていました。地味な感じの映画ですが面白かったです。最後の部分が二種類あるようですが日本で公開されるのが楽しみです!
最新の装備が見ることができてフリークには参考になる映画です。
Posted by LAPD二人組 at 2013年01月26日 18:05
初めましてです。

このネームプレートって日本でも作ることは可能なのでしょうか?
もし、制作しているところをご存知であれば教えていただけると幸いです。今全力でエンドオブウォッチコスを集めているところです。ユニフォームは5.11なのですが…(´・ω・`)
Posted by さるさる at 2014年11月07日 19:15
多分劇中のナイフはスミスアンドウエッソンのSW911Bだと…思います。

http://www.knifecenter.com/item/SW911B/Smith-and-Wesson-First-Response-Rescue-Assisted-Tanto-Black-Combo-Blade-Glass-Breaker
Posted by さるさる at 2014年11月08日 07:08
さるさんへ:
コメントありがとうございました。

LAPDのユニフォーム用ネーム・プレートということであれば、アメリカの ”Quartermaster” や ”U.S. Cavalry" などのオンラインショップからオーダーすることが可能です。しかし、日本で同じものを作製しているメーカーがあるかは不明ですが、USポリスグッズを扱っている日本のオンライン・ショップなどでオーダー代行をしている場合がありますので、チェックしてみてください。サイズは縦5/8"・横2-1/2"のヘアーライン仕様です。

エンドオブウオッチのナイフについては、今年5月31日アップの ”End of Watch mistakes......” で取り上げていますので、ご覧になってみてください。
Posted by Kent SpaceKent Space at 2014年11月08日 21:07
ありがとうございます、ありがとうございます。ブログ大変勉強になります。
Posted by さるさる at 2014年11月11日 12:12
 
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