2020年02月29日

SFPDバッジナンバーの大発見?!

 昨夜ケーブルテレビで懐かしい映画を観てしまいました.....。
 その映画とは1988年公開のザ・プレシディオ(邦題:プレシディオの男たち)で、公開当時ロードショーで観ていましたが、ついつい最後まで観賞してしまいました。
 この映画はサンフランシスコ市にあったプレシディオ米軍基地(1994年閉鎖)を舞台に、基地の厳格なMP中佐と元部下で現在はSFPDのインスペクターになっている男との葛藤を描いています。 このインスペクター役には若き頃のマーク・ハーモン、中佐にはショーン・コネリーという豪華な配役で、さらに中佐の娘役は私がファンだったメグ・ライアンでしたので、なおさら再観してしまったのでした。
 しかし、ただ懐かしく観ていたのではなく 『大発見 ?!』 をしてしまったのです.....。



 さて、その大発見とは.....なんと劇中に登場するSFPDインスペクターバッジのナンバーなのです。 横開きのバッジワレット(しかも珍しくバッジプロテクトタブ付き)に装着されたプロップのインスペクターバッジは実物より少し大きめでフォントも異なるようですが、ナンバーは凸版別パーツのようで実物に似せています。
 次の画像は見難いのですが、画面ではナンバーがはっきり読み取れました!
 そのナンバーとは ”2211” ......これでピンときた方は 「ポリスムービーマニア!!」 と呼ばせていただきます.....と偉そうに言ってしまいましたが、そうです ”ダーティー・ハリー” のインスペクター・キャラハンのバッジナンバーなのであります !!
 制作会社は異なりますが、偉大な先輩ポリスムービーへのリスペクトを込めたのではないでしょうか !?。



 画像の左側がI&J社製実物バッジでナンバーは10Kゴールド別パーツです。右側はダーティー・ハリーで使用されたプロップバッジですが、手造り感満載ですね。



 ほかにも、実物に似せたプロップバッジはありましたが、ナンバー別パーツ仕様はなかったようです。
 左側はTVドラマ ”ストリート・オブ・サンフランシスコ”(1972-1973・日本未公開)で使用されたもので、ハンドエングローブの施された極上仕様ですがナンバーはブルーハードエナメルです。右側はインスペクターランクではありませんが TVドラマ ”モンク(邦題:名探偵モンク)”(2002-2009) のストットルマイヤー警部のワンメイクと思われるサイズ大きめのプロップバッジです。



 最後はTVドラマ "ナッシュ・ブリッジス”(1996-2001) で使用されたプロップバッジで、左はナッシュの#22バッジで銃で撃たれ弾丸がヒットしたバージョンですが、ナンバーが剥がれたらしい?跡があります。右側はエバンの#3222バッジで、ソフトエナメル仕様のようです。


  

Posted by Kent Space at 17:39Comments(7)Movie & TV

2020年02月24日

CPDなりすましポリス.....?!

 2020年2月23日未明、シカゴ市警ギャングユニットと第011地区所属のオフィサー達は、ポリスなりすまし装備を所持していた被疑者2名を逮捕した。
 CPDバッジパッチを取り付けたボディーアーマーを始め、拳銃3丁、弾丸フル充填のマガジン複数、無線機、ボディーカメラ、ガスマスク、ナイロンリグのほか装甲貫通弾が込められたライフルマガジンなどを所持していた。
 はたして警察官になりすまし何をしようとしていたのか.....市警は今後も継続して事実関係などの捜査にあたるとのこと。

Photo by CHICAGO POLICE DEPT.

  

Posted by Kent Space at 15:43Comments(2)From U.S.A.

2020年02月16日

ATFスペシャルエージェントの災難?!

 2014年のある日、南カリフォルニアの湖で釣りをしていた男性が干ばつで露出していた所で古いバックパックを拾い重い中身を取り出してみると、拳銃、財布、腕時計、ページャー(邦名:ポケットベル)とクラスリングなどが出てきたとのことです。
 拾い主はすぐに湖を管轄するLASDのデュピティーに届けたところ財布の中にはバッジが入っており、これは1972年から2002年まで使用されていたATFスペシャルエージェントのもので、同じく財布にあった1992年のカードカレンダーから22年が経過していると思われました。
 落とし主はすぐに見つかたそうですが、彼によると1992年に友人と釣りをするためこの湖を訪れたが車に銃や財布を置いていけないので、バックパックに入れてボートに持ち込んだところ、釣り中にボートがゆれてバックパックが落ち湖底に沈んでしまい発見できずに終わってしまったとのことでした。
 今回の発見で落とし主は 「自分の話が検証されたので嬉しかった」 と語ったとのことですが、銃を取り締まるATFに所属している自分が銃とバッジを紛失してしまったことでの喪失感は如何ほどのものだったでしょうか?




  

Posted by Kent Space at 17:48Comments(2)From U.S.A.

2020年02月09日

続:連邦系リタイヤードバッジ

 前回FBIのリタイヤードバッジについて取り上げましたが、その後 「他の連邦職員も同じように退職時にバッヂを盾にしたりするのでしょうか?」 という読者のコメントをいただきましたので、少し拾ってみました。
 全米の連邦系を含めたLE組織ではリタイヤードバッジの取り扱いについては、いくつかの例があるようです。 ①PDなどでリタイヤードパネルの付いた支給バッジと異なるバッジを組織負担で支給する。 ②支給されていたバッジに自費でリタイヤードパネルを取り付けるかルーサイトに封入したバッジを許可する(現行LAPD)。 ➂PDなどでは支給せず、自費で製作する。などがあるようですが、FBIは携帯用は自費購入で、支給バッジを封入したプレークを支給(自己負担かは不明)しているようです。
 他の連邦系LE組織は支給バッジは返納し、新たにリタイヤードパネルの付いた専用バッジを支給している場合が多く見受けられました。
 次の画像左側は現行前のシークレットサービス(俗称:コフィン=棺桶)バッジで、右側はUSマーシャルバッジですが、支給バッジと異なる専用バッジです。


 次の画像は現行DEAのリタイヤードバッジ&IDカードです。 支給バッジにリタイヤードパネルを後付けしているようですが、この方が本人も嬉しいですし、安上がり?ではあります.....。




  

Posted by Kent Space at 23:21Comments(5)From U.S.A.

2020年02月02日

FBI リタイヤード・プラーク

 以前にもFBIバッジについて取り上げ(2014/8/31)、イシュー(支給)バッジは退職後に返納する旨お伝えしてしまいましたが、さにあらず、FBのマニアックグループへのリタイヤードFBIスペシャルエージェントからの投稿で、なんとリタイヤード・プラーク(退職記念盾)にイシューバッジがIDカードと供に封入され退職記念品として手渡されていることが分かりました。
 次の画像左側上部にセットされているのが支給されていたバッジで、裏面のピンの有無や取付け方法は不明ですが長年苦楽を共にしたバッジは記念盾として本人に贈呈されているようです。 また、バッジの下部に4個あるのは”サービスキー”と呼ばれるもので、14Kゴールド製で勤続期間により贈くられたものとのことです。 最下部にはバッジナンバーが表記されていますが、支給バッジの裏面にもこのバッジナンバーだけが刻印されているとのことです。


 次の画像は、上記とは別のプラークでバッジ部分を拡大したものですが、取り付けられたイシューバッジの下部などに摩耗と思われる部分が覗えます。


 普段携帯できるリタイアバッジは支給されないため、自費でサン社(支給バッジ製造メーカーではない)に身分証明のうえオーダーできるとのことですが、以前にもお伝えしたようにサン社刻印入りの偽造バッジが出回っているので注意が必要です。 その見分け方はRETIREDの文字が本物はブルーハードエナメルで偽造品はソフトエナメル仕様であるほか、バッジ周囲のデザインを勘違いからか土堤状にしてしまっている点やピンでなくクリップ仕様など全体の仕上げもお粗末です。
 まずは実物サン社製FBIリタイヤードバッジ


 そして実物と偽り数多く出回っている偽造バッジ。 女神(レディ・ジャスティス)のお姿にも品位が感じられませんね。



  

Posted by Kent Space at 20:07Comments(10)From U.S.A.