2022年06月12日

LAPD Duty Rig

 米国のLEO達のデューティ・リグ(腰回り)は、時代と共に携帯する装備品なども変わってきているようですが、その総重量も増加しているようです。
 LAPDでも70年代初頭頃までは、サービスガン(リボルバーに6発装弾)、予備弾12発、ハンドカフ(1組)と木製バトンなど位で、約20ポンド(10キロ)以下であったものが、現在では、セミオートガン(フラッシュライト付)、予備マガジン2・3組、ハンドカフ(2組=オフィサーランク)、催涙スプレー(1組)、テーザー、無線機、トンファーバトンなどで、総重量30ポンド(約14キロ)から40ポンド(約18キロ)を装着しているとのことです(追記:APX8000の下部にあるのは『HOBBLE』という拘束補助具です)。
 デューティ・リグの素材も革製から合成皮革製に変更されてきており、サムブラウンベルト最大の特徴である金属製バックルも樹脂製に変更しているPDも出てきており若干軽量化が図られているようですが、しかし、勤務中14~18キロのリグを装着してパトロールし、容疑者追跡で爆走&格闘するのは当然腰に多大な負担がかかり腰痛を発症させ、これを通称 『サムブラウン・バック(腰)』 と呼び、オフィサー達の持病とも言われているようです。

LAPDルーキーオフィサーのデューティ・リグ(まだ個人購入品はなく全て支給品のようです)



  

Posted by Kent Space at 18:33Comments(7)From U.S.A.