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Posted by ミリタリーブログ at

2017年06月15日

PATRIOTS DAY

 気になっていた 『PATRIOTS DAY』 を観てきましたが、本ブログの趣旨からポリスムービーとしての観点から取り上げますので、感動のストーリーは是非ご覧になることをお薦めします。
 舞台となるマサチューセッツ州ボストン市には1986年に訪れたことがありましたので、この悲劇的なテロ事件を改めて考える機会になりました。 https://www.youtube.com/watch?v=KJXqh2rDehg


 本作は2013年4月15日に開催されたボストンマラソンにおいて2人のテロリスト兄弟によって引き起こされた爆弾事件を発生から犯人逮捕までの5日間102時間をほぼ事実に基づき描いているため人物も実名で登場していますが、マーク・ウォールバーグ演ずる主人公のサージャント・サンダースは架空の人物とのことです。
 その中でもボストン市警察(以下BPD)のスーパーインテンデント(他のPD制服組のトップであるチーフ:本部長に相当)ビリー・エヴァンスはこのマラソンに参加しゴールした後、コミッショナー(NYPDと同じく制服組ではないPDの総監)と共に事件解決に向け指揮を執るのですが、俳優さんも似ています。
 次の画像左が当時BPDスーパーインテンデントであったビリー・エヴァンスで、右がジェームズ・コルビー演ずるスーパーインテンデント:ビリー・エヴァンスです。なお、事件後ビリー・エヴァンス氏はスーパーインテンデントからBPDのコミッショナーに選任されています。


 また、事件後ボストン市に隣接するウォータータウンに逃げ込んだ犯人たちと銃撃戦の後、うち一人を確保したウォータータウンPDのサージャント・ジェフ・ビュージリーズ(左)を演じるJ.K.シモンズ(右)もソックリです。 ちなみにウォータータウンPDのブレストバッジはBPDの一代前のバッジと同じデザインです。 J.K.シモンズといえば、2014年にアカデミー賞助演男優賞を受賞していますが、私的にはTVポリスドラマ 『クローザー』 のデュピティー・チーフ:ポープです.....。


 この映画は実在の当事者の協力は勿論のこと、BPD、FBI、USMやATFをはじめとするLE機関が全面協力し、エキストラとして多数参加していることもあり、BPDのパッチやバッジについても実物どおりに見えましたが、実物はパッチの下部がAD.1630なのに主人公のパッチはEST.1630となっているほか、中央の市庁舎の位置なども異るプロップ仕様になっていました。 また、主人公のバッジにはナンバーが刻印されていないように見えました。




 映画鑑賞後、当時のニュースや実際のビデを見直し、この悲劇的な事件を改めて検証することができました。

https://www.youtube.com/watch?v=2Z1PqEYOSgs
https://www.youtube.com/watch?v=00uKo1yyy8Q
https://www.youtube.com/watch?v=N4L7UIatts0
https://www.youtube.com/watch?v=52ZHFsgr9gQ
https://www.youtube.com/watch?v=9-pIe85AF2M
https://www.youtube.com/watch?v=faj6T7loQHI  

Posted by Kent Space at 21:57Comments(3)Movie & TV